Outlookは、メール・カレンダー・タスク管理を一元化できる業務ツールとして、多くの企業で利用されています。さらに「Outlook API」を活用すれば、外部システムやクラウドサービスと連携し、より便利で効率的に業務を進められるようになります。
例えば、kintoneとの連携による商談スケジュール管理や、OneDriveやSlackとのファイル共有、DX SuiteやDropboxとの経理処理自動化など、活用の幅は多岐にわたります。
本記事では、Outlook API連携の基本から具体的な活用事例、そして「BizteX Connect」や「インテリジェント フロー」を使った導入方法までをわかりやすく解説します。
- Outlook APIの基本とできること
- Outlook API連携による具体的な活用シーン
- 自社構築/BizteX Connect/インテリジェント フローによる進め方比較
- 導入時の費用感・セキュリティ・サポートの違い
- 部門別の活用事例と期待できる効果
Outlook APIとは?

Outlook APIは、Microsoftが提供する「Microsoft Graph API」を通じて利用できる仕組みで、メール・予定表・タスク・連絡先といったOutlookのデータを外部システムと連携できる機能です。
例えば、メールの受信をトリガーに外部アプリへ通知を送ったり、予定表を他のカレンダーと同期したりといった操作が可能になります。これにより、手作業による転記や二重入力を減らし、業務をスムーズに進められるようになります。
近年は、RPAやiPaaSと組み合わせてOutlook APIを活用し、部門を横断した自動化ワークフローを構築する企業も増えています。
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Outlook API連携のメリット
Outlook APIを活用すれば、日々の業務をより効率的に進められます。まず、メールや予定表の情報を他システムと自動連携することで、データの二重入力や手作業を大幅に削減できます。
さらに、営業・経理・人事など部門を横断して情報を共有できるため、社内コミュニケーションがスムーズになり、意思決定のスピードも向上します。
また、外部システムとの統合により、業務フロー全体がシームレスにつながり、処理スピードと正確性が向上するのも大きなメリットです。
Outlook API連携で実現できること
Outlook APIを活用すると、日々のメール対応やスケジュール管理、タスク処理を自動化・効率化できます。単なるデータのやり取りにとどまらず、外部アプリと連携することで通知や保存、分析までをシームレスに行えるのが特徴です。
ここでは代表的な3つの活用シーンを紹介します。
メール通知・振り分けの自動化
Outlookで受信したメールを自動で分類し、特定の条件に当てはまる場合には他のシステムに通知を送ることができます。例えば「請求書」という件名が含まれるメールを自動的に経理担当へ転送し、さらにkintoneやSlackにタスクを生成するといった使い方が可能です。
これにより、見落としや処理遅れを防ぎ、担当者は重要なメールへの対応に集中できます。
カレンダーと外部ツールの同期
Outlook予定表をGoogleカレンダーやkintoneなどと同期すれば、日程の二重入力が不要になります。また、会議の予定が追加された際にTeamsやSlackへ自動通知を送るといった設定も可能です。
スケジュール調整の効率化だけでなく、関係者への共有ミスも防げるため、会議や商談の準備がスムーズに進みます。
タスク・ToDo管理との統合
Outlookのタスク管理を外部のプロジェクト管理ツール(例:Trello、Asana、kintone)とつなぐことで、業務全体の進捗を一元管理できます。メールにフラグを立てるだけで自動的にタスク化され、他ツールと共有されるため、抜け漏れのない対応が実現します。
特に複数メンバーでのプロジェクト運営において、作業分担や進捗確認が容易になります。
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Outlook API連携の進め方|3つの選択肢
Outlook APIを活用して業務を効率化する方法には、大きく分けて3つの選択肢があります。自社で開発する「内製」、ノーコードで連携できる「BizteX Connect」、そして現場の負担なく外部委託できる「インテリジェント フロー」です。
ここでは、それぞれの特徴とメリットを整理します。
自社で直接API連携を構築する場合(エンジニア向け)
自社で開発リソースを持っている場合は、Outlook APIを直接利用して連携を構築できます。Microsoft Graph APIのドキュメントやSDKを活用すれば、細かい要件に合わせた柔軟な開発が可能です。
ただし、設計から開発・運用までを自社で担う必要があるため、専門知識と工数の確保が課題になります。
また、システムのアップデートに伴う改修やセキュリティ対応も自社で行う必要があるため、中長期的な運用コストを考慮することが重要です。
「BizteX Connect」でOutlook API連携を実現する場合(iPaaS)

エンジニアがいない、または開発リソースを割けない場合は、ノーコードiPaaS「BizteX Connect」の活用が有効です。
BizteX Connectは数百種類以上のSaaSとAPI接続でき、OutlookとkintoneやSlack、Dropboxなどを直感的な操作で連携できます。プログラミング不要で設定可能なため、現場部門が自ら業務フローを改善できるのが大きな特徴です。
また、7日間の無料トライアルが提供されているため、小規模なフローから導入効果を確認でき、スムーズに本格利用へ移行できます。
インテリジェント フローならOutlook連携もまるごと代行(IPOサービス)

「開発リソースも運用ノウハウもないが、業務全体を効率化したい」という場合には、BizteXのIPOサービス「インテリジェント フロー」が最適です。
インテリジェント フローは、専任チームが業務分析から設計・構築・運用・改善までを一貫して担うため、現場の負担をかけずに導入できます。さらに無料プランでは、BizteX Connectを活用した1フローを継続的に利用可能。
オンプレミスやレガシーシステムとの連携にも対応できるため、クラウドと既存システムが混在する環境でも安心して導入できます。
※DX Suiteや有料プランのChatGPT、RPAとの連携は有料プラン(月額5万円~)での契約が必要となります。
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Outlook API連携の活用事例
Outlook APIは単体で利用するよりも、他のSaaSや業務システムと組み合わせることで大きな効果を発揮します。
ここでは、営業・総務・経理などさまざまな部門で活用できる具体的な3つのユースケースを紹介します。
kintone・Outlookの連携例|商談スケジュール管理を効率化

営業担当者がkintoneに登録した顧客データや商談予定を、Outlookのカレンダーと自動で同期することができます。日程変更や商談キャンセルもリアルタイムで反映されるため、二重入力の手間や予定共有の遅れを防止できます。
これにより、営業活動にかかる調整工数が削減され、顧客対応に集中できる体制を整えられます。
Outlook・OneDrive・Slackの連携例|ファイル共有と通知を自動化

Outlookで受信した添付ファイルを自動的にOneDriveへ保存し、その完了をSlackに通知する仕組みを構築できます。これにより、ファイルのダウンロードやアップロードといった作業が不要となり、保存漏れや情報共有の遅れを防止できます。
特にチームで扱う重要な契約書や請求書をリアルタイムで共有できるため、業務スピードと透明性が向上します。
Outlook・DX Suite・Dropboxの連携例|請求書処理をデジタル化

経理部門では、Outlookに届く請求書メールをDX SuiteでOCR処理し、そのデータをDropboxに自動保存する仕組みを導入できます。保存されたデータは会計システムとも連携可能で、仕訳や承認フローまで自動化が可能です。
これにより、請求書の確認・入力にかかる時間が大幅に短縮され、人的ミスの削減にもつながります。
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>>BizteX Connectの導入事例一覧
Outlook API連携の費用感と導入ステップ
Outlook API連携を実際に導入する際は、想定コストと進め方を把握しておくことが重要です。ここでは代表的な3つの選択肢における料金イメージと導入の流れを整理します。
自社構築の場合
初期は開発人件費や外部委託費が中心となり、数十万〜数百万円規模になることもあります。
導入フローは「要件定義 → 開発 → テスト → 運用開始」と典型的なシステム開発の流れで進みます。
BizteX Connectの場合
月額課金型で、まずは7日間の無料トライアルから利用可能です。
導入フローは「無料トライアル → 小規模フロー構築 → 効果検証 → 本格導入」とステップを踏みやすく、現場部門が自ら設定できる点も特徴です。
インテリジェント フローの場合
月額5万円〜で、専任チームが設計から運用までを代行。無料プランならBizteX Connectを利用した1フローを継続的に利用できます。
導入フローは「業務ヒアリング → 分析 → 設計・構築 → 運用代行 → 効果測定」と進み、最短1日で本稼働できるスピード感が魅力です。
さらに、月額5万円〜のプラン内でオンプレミスやレガシー環境との連携にも対応できるため、既存のシステムを大きく変えずに導入できます。
>>BizteX Connectのサービスページ
>>インテリジェント フローのサービスページ
FAQ|Outlook API連携に関するよくある質問
- Outlook API連携でどんなデータを扱えますか?
-
メール本文や添付ファイル、予定表、タスク、連絡先などが対象です。これらを外部システムに連携することで、通知や保存、進捗管理を自動化できます。
- Outlook APIを使うにはMicrosoft 365の契約が必要ですか?
-
はい。基本的にMicrosoft 365のアカウントと権限設定が必要です。企業利用では管理者がAPIアクセスを許可するケースが一般的です。
- Outlook API連携は自社で構築しないといけませんか?
-
必ずしも自社構築は不要です。BizteX Connectを使えばノーコードで連携でき、さらにインテリジェント フローなら設計から運用まで代行してもらえます。
- Outlookのメール添付ファイルを自動保存することはできますか?
-
はい。APIを通じてOneDriveやDropboxなどに自動保存するフローを作成できます。さらにSlackなどと組み合わせれば、保存完了通知も自動化可能です。
- Outlook API連携で注意すべき制約はありますか?
-
利用回数制限(APIコール数)があるため、大量のデータ処理では工夫が必要です。また、社内のセキュリティポリシーにより利用範囲が制限されることがあります。
その場合も、インテリジェント フローなら適切な運用設計を専任チームに任せられます。
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まとめ|Outlook API連携で業務効率化を加速する
Outlook APIを活用すれば、メール・予定表・タスクを単なる業務ツールにとどめず、他のシステムとつないで業務全体を効率化できます。商談スケジュールの共有、添付ファイルの自動保存、請求書処理のデジタル化など、部門横断での効果が期待できます。
導入方法は大きく3つ。自社構築なら柔軟性は高いものの、開発・保守のコストがかかります。ノーコードで素早く試したい場合は「BizteX Connect」、現場の負担なく業務全体を任せたい場合はIPOサービス「インテリジェント フロー」が有効です。
まずは小規模な連携から始め、効果を見ながら段階的に拡張することが成功のポイントです。Outlook API連携を起点に、業務の自動化と最適化を加速させましょう。
▼「インテリジェント フロー」に関するご相談は、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。
Outlookとあわせて活用できる!他のチャットツールのAPI連携