SalesforceのAPI連携をiPaaSを使ってノーコードで行う方法

Salesforce API連携記事アイキャッチ

Salesforceを活用した業務効率化をさらに進めるには、「API連携」が欠かせません。Salesforce APIを利用すれば、他のツールやサービスとデータをやり取りし、自動化を進めることが可能です。また、近年注目されるiPaaS(Integration Platform as a Service)を活用すれば、ノーコードでのAPI連携も実現します。

本記事では、Salesforce APIの概要やAPI連携のメリットを解説するとともに、具体的な業務自動化の例や「BizteX Connect」を活用した導入事例を詳しくご紹介します。業務効率化のヒントとしてぜひご覧ください。

目次

Salesforce APIとは

SalesforceのTOP画像
引用:Salesforce

Salesforce APIとは、Salesforceと他のシステムやツールを連携させるための仕組みです。API(Application Programming Interface)は、異なるソフトウェア間でデータや機能をやり取りするためのインターフェースで、Salesforce APIを利用することで、シームレスなデータ連携が可能になります。

たとえば、営業チームが日々更新する顧客情報をマーケティングツールに自動で反映したり、外部の会計システムと連携して請求書を生成するなど、幅広い業務を効率化できます。Salesforce APIは、標準API(REST APIやSOAP API)やリアルタイムデータ連携を可能にするStreaming APIなど、さまざまな形式を提供しており、企業の多様なニーズに対応します。

参考:https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.integrate_what_is_api.htm&type=5

\さまざまなシステムとの連携が実現/

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Salesforce(セールスフォース)とは?何がすごいのか・できることやメリットを解説

Salesforce APIを活用したAPI連携のメリット

Salesforce APIを活用することで、さまざまな業務の効率化や課題解決が期待できます。ここでは、具体的なメリットを3つご紹介します。

複数のサービスを行き来する必要がなくなる

API連携を利用することで、異なるツール間のデータが自動で同期されるため、わざわざ複数のサービスにログインして作業を行う必要がなくなります。

たとえば、Salesforceで入力した顧客情報が会計ソフトやメール配信ツールに自動反映される仕組みを構築すれば、手作業の負担が大幅に軽減され、業務スピードが向上します。

タスクの抜け漏れがなくなる

Salesforce APIを使ってデータやタスクの自動連携を行うことで、重要な業務の抜け漏れを防ぐことができます。

たとえば、新規リード情報が登録されると同時に、営業チームが最も利用するコミュニケーションツールへ自動で通知を送るフローを構築すれば、対応漏れのリスクが大幅に減少します。このような自動通知機能は、タスク管理をスムーズにし、業務プロセス全体の正確性を高めます。

リアルタイムで情報共有が可能になる

API連携により、異なるツール間でデータがリアルタイムで同期されるため、必要な情報をタイムリーに共有できます。

たとえば、営業がSalesforceに登録した商談データが、瞬時にマーケティングやカスタマーサポートのチームと共有されることで、全社的な一体感をもった対応が可能になります。このリアルタイム性は、迅速な意思決定や顧客満足度の向上につながる重要な要素です。

関連記事:APIとは?API連携のメリットとiPaaS活用の連携事例を解説

SalesforceのAPI連携にはプログラミング知識が必要?

Salesforce APIを使った連携には、プログラミング知識が必要になる場合が多いです。特に、APIのエンドポイント設定やデータ形式の調整などは、技術的なスキルが求められることがあります。そのため、専門的な知識がない現場では、API連携が進みにくいという課題もあります。

しかし、最近ではノーコードでAPI連携を実現できるiPaaSの登場により、この課題が大きく改善されました。iPaaSを使えば、プログラミング知識がなくても簡単にAPI連携を構築でき、現場主導で業務自動化を進めることが可能です

\さまざまなシステムとの連携が実現/

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iPaaS(アイパース)とは?メリットや活用事例をわかりやすく解説

ノーコードでAPI連携!iPaaS×Salesforceの業務自動化例

Salesforce・Google Driveの連携例

Salesforce・GoogleDrive・SlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図

自動化例▶BCP対策のための定期レポート格納を自動化

Salesforceから定期的にレポートを取得し、GoogleDriveやBoxなどのオンラインストレージへ格納します。
CRMで管理している重要なレポート情報のバックアップを自動化することでBCP対策にかかる工数削減を実現します。
オンラインストレージへ自動格納した後に、SlackやChatworkなどに通知することも可能。これにより、ヒューマンエラーの防止にも大きく寄与します。

自動化例▶Salesforceの添付ファイルを、Google Driveを自動で格納

Salesforceの各オブジェクト内レコードにファイルが添付されたさいに、営業資料や見積書、報告書、画像などのファイルを自動でファイルストレージに格納します。

Salesforce・Microsoft Teamsの連携例

Salesforce・TeamsをBizteX Connectで連携した自動化フロー図

自動化例▶レコードの新規登録を自動で検知して、Microsoft Teamsの指定グループに通知

Salesforce内に新規に取引先や商談が作成されたさいに、Microsoft TeamsやChatwork、slackなどのチャットツールに自動通知します。 複数部署で利用している場合や上長が商談状況を把握したい場合など、情報共有が効率化されます。

Googleスプレッドシート・Salesforceの連携例

スプレッドシートとSalesforceをBizteX Connectで連携した図

自動化例▶Googleスプレッドシートでリストチェックをし、取引先DBのレコードに内容を更新内容を自動反映する

たとえば、取引先の反社チェックをおこなった後に、Googleスプレットシートに結果をまとめ、取引先DBのレコードに調査した内容を更新。スプレッドシートの内容を指定箇所に自動反映させられるため、手入力の手間を省くことができます。

Salesforce・Excel Online・Microsoft Teamsの連携例

Salesforce・Excel Online・TeamsをBizteX Connectで連携した自動化フロー図

自動化例▶Salesforceから取得したデータをExcel Onlineに貼り付け、チャットツールで自動通知

Salesforceから取得したデータをもとにExcel Onlineの指定箇所を自動更新します。 ヘッダー行の指定もできるため、既にフォーマットがあるシートであっても運用方法を変えることなく最新データに更新することが可能です。さらに更新後にチャットツールで完了通知をおこなえば、共有の手間を省くことができます。

Salesforce・Googleスプレッドシート・Zoomの連携例

SalesforceとZoomをBizteX ConnectでAPI連携した画像

自動化例▶新規リード情報を基に、Zoomミーティングを自動で生成します

Salesforceに登録された新規リードリストを一日毎に出力し、そのリード情報を基にZoomURLを自動作成します。これにより個別登録の工数を削減し、業務を効率化します。

kintone・Salesforce・Slackの連携例

kintone・Salesforce・SlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図

自動化例▶kintoneのステータス変更に合わせて、Salesforceを自動で更新

一意のIDを共通で持たせておくことで、kintoneのステータス変更を検知しSalesforceの該当レコードを自動更新します。さらに、同時にチャットツールへの投稿も可能。これにより、作業や共有にかかる工数削減を実現します。

▼下記よりConnect×各種SaaSの連携記事をご覧いただけます。(アイコンクリックで遷移できます)

SalesforceのAPI連携はiPaaS『BizteX Connect』ならカンタン

Salesforceと他のシステムとのAPI連携をプログラミング不要で実現できるのが、iPaaS(Integration Platform as a Service)の一つである『BizteX Connect』です。

このツールを使えば、専門的な知識がなくても直感的な操作でAPI連携を構築できます。

iPaaS『BizteX Connect』とは

Connect紹介画像2

BizteX Connect』は、アプリケーション間の連携を簡単に実現するiPaaSツールです。ノーコードで操作可能なため、プログラミング知識がなくても、直感的な操作で簡単にSalesforceを含む多数のツールとの連携を行えます

また、多数のテンプレートが用意されており、初めての利用者でも迷うことなく設定を完了できます。

\マウス操作のみでサービス連携が実現できる/

BizteX Connectの導入事例

スターフェスティバル株式会社Connect自動化フロー図

kintoneアプリで更新されたデータをSalesforceに手動でアップロードしていた作業を、BizteX Connectで自動化。kintoneでのデータ更新時にExcelファイルが自動で生成され、Salesforce内でレコード作成・更新が行われるフローを構築しました。

この結果、1日約2時間、月間で約40時間の作業時間削減を実現。人員の増員や手作業にかかるコストを抑えながら、既存業務だけでなく新しい業務フローも効率的に進められるようになりました。「自動化を前提とした業務設計が可能になり、部署全体の生産性向上に大きく貢献しています」との声も寄せられています。

>>導入事例の詳細はこちら

まとめ

Salesforce APIを活用すれば、業務効率化と生産性向上を同時に実現できます。また、「BizteX Connect」を使えば、プログラミング知識がなくてもSalesforceをさまざまなツールと連携可能です。ぜひ、Salesforce APIとiPaaSを活用し、ビジネスのデジタル化を進めてみてください。

また、BizteX Connectは1週間の無料トライアルを実施中です。まずお試しで触ってみたいという方はお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

DX hacker編集メンバーが不定期で更新します。
DX推進や業務自動化に役立つ最新情報やすぐに使えるノウハウまで、わかりやすくご紹介します。

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