中小企業こそRPAは必須!導入する3つのメリットと業務効率化・業務自動化の成功事例

単純作業を自動化できる「RPA」は、大企業だけでなく中小企業でも少しずつ導入が進んでいます。

そこで本記事では、中小企業を対象にRPAを導入するメリットや導入事例などを紹介します。

RPA導入を検討するヒントになると思うので、ぜひご一読を。

目次

中小企業こそRPAを導入すべき理由

多くの企業がRPA導入を検討する理由は、大きく2つあります。

1. 少子高齢化により、人手不足や採用難が加速
2. 働き方改革により、長時間労働の見直しや業務効率化などが急務

このように「業務量が多いのに人手が足りず、なかなか労働環境の改善ができない」という企業は少なくありません。

人手不足倒産の件数

※参考:「人手不足倒産」の動向調査(2019年1~12月)- 株式会社帝国データバンク

特に「中小企業の人手不足」はかなり深刻で、人手不足による倒産の件数は4年連続で過去最多を更新しています。つまり、中小企業において人手不足はとても重大な経営課題というわけです。

ですが、RPAなら人間の代わりに業務をこなしてくれるので、人手不足や長時間労働などの改善に役立ちます。さらには、人間と違って24時間365日働けるので、人件費などのコスト削減も可能です。

このように、「自動化」と聞くと大企業だけの話と思われがちですが、むしろ中小企業にこそRPAはその真価は発揮するのです。

中小企業のRPA導入率は今後伸びる可能性

RPAの国内導入率

※参考:RPA国内利用動向調査2020 – 株式会社MM総研

MM総研が調査した「RPA国内利用動向調査2020」によると、

・RPA導入済みの大手企業は51%
・それに対し、中堅・中小企業は25%

という結果になっています(2019年11月時点)。

このデータを見るかぎり、大手企業と比べて中堅・中小企業のRPA導入率はおよそ半分と、まだまだ発展途上といえるでしょう。

とはいえ、「RPA導入を検討中の中堅・中小企業」は44%と割合が大きく、RPAの導入を前向きに考えている企業が多いことが分かります。また、低コストで使いやすいクラウド型のRPAが近年登場し、従来と違って中小企業でもRPAを導入しやすい時代になりました。

現段階でRPAの導入・運用を積極的に推し進めることができれば、他の競合企業よりも一歩リードすることができるでしょう。

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中小企業がRPAで業務自動化するメリット・効果

中小企業(スタートアップやベンチャー含む)が、RPAで業務を自動化するメリットは大きく3つです。

1. 単純業務を効率化できる
2. コア業務に集中できる
3. コストを削減できる

一つずつ説明いたします。

【メリット①】単純業務を効率化できる

RPAは手順の決まった単純業務を自動でこなすので、手作業よりもスピーディに業務を処理できます。また、RPAは設定したルールに従って忠実に動くので、業務のクオリティが安定するうえに、人的ミスの心配もありません。

これにより業務を効率化できるだけでなく、長時間労働や残業などの改善も期待できます。

【メリット②】コア業務に集中できる

データ入力や請求書の処理など、利益に直結しないノンコア業務をRPAに任せることで、社員はコア業務(戦略の立案や企画など)にリソースをあてられます

これにより、生産性を向上したり競争力をしたりできます。限られた人数でより生産性を高めていかなければならない中小企業にとっては、特に大きなメリットといえるでしょう。

【メリット③】コストを削減できる

RPAなら休みなくずっと稼働できるうえに、採用コスト・教育コスト・人件費などが必要ありません。

新しく人を雇うよりもコストを抑えられるため、RPAなら人手不足や採用難といった課題の解決にも役立ちます。


RPA導入の満足度

※参考:RPA国内利用動向調査(2019年1月調査) – 株式会社MM総研

実際、RPAを導入した企業の満足度を調べたところ、約60%が「満足」と回答したという調査結果もあります。「不満」と答えたのは、たった4%でした。

満足度の高い理由として、
・業務が楽になった
・人手不足対策につながった
・残業等の削減ができた

などが多く挙げられています。

業務効率化や人手不足などに悩んでいましたら、ぜひRPAの導入を前向きに検討してみてください。

中小企業のRPA導入事例

中小企業におけるRPAの導入事例を一部まとめました。

1. 人材会社(従業員10名)
2. 不動産会社(従業員18名)
3. 物流会社(従業員31名)

それぞれ一つずつご紹介します。

1. 人材会社のRPA導入事例(従業員10名)

株式会社ユニポテンシャル様は、従業員10名ほどの人材会社です。

優秀な人材確保に向けて、相当な数のオファーメールを送る必要があるものの、反応が良い時間帯は「土日や夜の遅い時間」「大型連休中」という傾向がありました。

メール送信のために残業や休日出勤、労働時間の調整をするのは負担が大きいため、より働きやすい環境にするべくRPAを導入。

RPAが指定時間にメールを送ることで、精神的なストレスが解消されたうえに、送信漏れがなくなり返信率もアップしました。

時間があるときには、メールの反応が高い時間帯や内容を分析し、今後の戦略立案に役立てているとのことです。

2. 不動産会社のRPA導入事例(従業員18名)

新潟駐車場株式会社様は、従業員18名ほどの不動産会社です。

駐車場の他社動向を知るため、複数名で現地に直接足を運んでいたものの、時間がかなりかかるため頻繁に実施できていませんでした。

そこでRPAを導入し、情報収集や手作業の業務を任せると、3時間かかっていた業務がたった5分まで短縮。取りこぼしなどの人的ミスもなくなり、クオリティの高いアウトプットを得られるようになりました。

さらにはスタッフ一人で対応できるようになったため、人件費を節約できたうえに、付加価値の高い業務(新規開拓や商談など)に専念できるようになりました。

3. 物流会社のRPA導入事例(従業員31名)

ウィルヘルムセン・シップス・サービス・ジャパン・プライベイト・リミテッド様は、従業員31名ほどの物流会社です。

働き方改革を推進し、優秀な人材に長く働いてもらうにあたって「就労時間の長さ」という課題があることが分かりました。

しかし業務の性質上、労働時間を削るだけではサービスの質が落ちてしまうため、RPAによる自動化を選択。

これまで時間がかかっていたマーケット情報の収集が、RPAによって5分ほどで終わるようになりました。さらにはRPAの方が仕事のクオリティが高く、情報収集の頻度も増やすことができました。

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中小企業のRPA導入で考えられるリスクと対策

これまでRPA導入におけるメリットを中心に解説してきましたが、RPAにも当然リスクはあります。

具体的には
・RPAをうまく使いこなせない
・想定よりも運用・保守に時間を取られる

などです。

RPAは、導入すればすべての問題が解決する「魔法のツール」ではありません。むしろ導入した後の運用・保守こそが本番で、いかにしてRPAで業務を効率化できるかを考えることがポイントとなります。

そのため、
・RPAでできること・できないことを正しく知る
・導入前に無料トライアルで使い心地などを試す

といった対策などがとても重要です。

RPAのツールを提供するベンダー(販売元)では、RPAに関する無料セミナーやトライアル期間を用意しているところもあります。

導入前に複数のツールを比較検討し、ベンダーから情報収集をしながら慎重に検討していきましょう。

RPAツールの種類と失敗しない選び方(費用対効果・サポートなど)

RPAの効果を最大限に引き出すには、自社に最適なツールを選ぶことがとても重要です。

そこで、RPAツールの種類を含め「失敗しない選び方」を3つに絞ってご紹介します。

1. クラウド型か・オンプレミス型か
2. 非エンジニアでも使いやすいか
3. サポート体制が充実しているか

一つずつ解説します。

RPA選定ポイント1. クラウド型か・オンプレミス型か

クラウド型とオンプレミス型の主な違いは以下の通り。

・クラウド型:ネット環境があれば、いつでもどこでも利用できるRPA
・オンプレミス型:自社内にサーバなどを導入して利用するRPA

従来はオンプレミス型が多かったものの、近年は低コストで使い勝手のいいクラウド型が台頭してきています。

さらには、利用した分だけ支払うサブスクリプション契約が可能なため、コスト削減の効果も期待できます。

地震や台風など災害の影響にも強いため、特別な理由がなければ高い費用対効果を見込めるクラウド型のRPAがおすすめです。

RPA選定ポイント2. 非エンジニアでも使いやすいか

実際にRPAを使用するのは、マネジメント層ではなく現場の社員です。そして、彼らの多くは非エンジニアでプログラミングなどの専門的な知識を持っていません。

そのため、「非エンジニアでも使いやすいRPAツールか」は必ずチェックしましょう。

もしRPAを現場に落とし込むことができなければ、せっかくRPAを導入してもその真価を発揮することは難しいです。

RPA選定ポイント3. サポート体制が充実しているか

RPAの導入・運用をするにあたり、分からないことは山ほど出てくるはず。

しかし、問い合わせ窓口やサポート体制などがしっかり整備されていれば、そのような問題にも対応できます

トラブル対応に時間がかかってしまっては本末転倒なので、導入前にどのようなサポートがあるかぜひ確認してみてください。


このようなポイントを参考に、さまざまなRPAツールを慎重に比較検討してみましょう。

ちなみに弊社BizteXが提供するRPA「BizteX cobit」は、

・国内初のクラウド型RPA
・直感的なデザインで誰でも使いやすい
・効果を最大化するサポートやフォロー用意

という特徴があります。

BizteXでは、1週間の無料トライアルキャンペーンを実施しています。ぜひお気軽にお試しください。

まとめ:RPAは中小企業の経営課題の解決に役立つ!

改めて、これまでの話をまとめます。

・RPAは中小企業が抱える経営課題の解決策になりえる
・中小企業のRPA導入率は今後増えていく見込み
・RPA導入のメリットは業務効率化、コア業務への集中、コスト削減
・RPAツールは特にクラウド型がおすすめ

RPAによる業務自動化は、大企業だけでなく中小企業やベンチャー、スタートアップなどでも大いに効果があります。

もし人手不足や働き方改革、業務効率化などの対応で悩みを抱えているなら、ぜひRPAの導入を前向きに検討してみてください。

弊社BizteXでは、クラウドRPA「BizteX cobit」を一週間お試しできる無料トライアルを実施中です。

まず情報収集をしてから検討したいという方向けに、
・RPAを無料で体験できるオンラインセミナー(毎週水曜に開催)
・RPAに関するおすすめの資料集(基礎知識や活用事例集など)
も用意しているので、こちらもぜひご活用ください。

\DX推進やRPA活用について紹介/

【お問い合わせ】業務効率化のお悩みは、BizteXにご相談ください

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この記事を書いた人

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