Boxのファイル共有をもっと有効活用したいと感じていませんか?
本記事では、Slackやfreee会計など外部ツールとの連携を、BoxのAPIとノーコードで実現する方法を解説します。さらに、業務全体を止まらず回す仕組みとして注目される「インテリジェント フロー」についても紹介します。
Box API連携で業務を自動化する方法とその効果

「Boxにファイルをアップロードするだけで終わっていませんか?」
- 手動でSlack通知を送っている
- フォルダの作成や権限設定が人任せになっている
- 別のシステムとの連携ができず、結局“人が動く”状態になっている
こうした「あと一歩」の非効率を解消できるのが、BoxのAPI連携と業務自動化です。
Box API連携とは、クラウドストレージ「Box」と他のツールやシステムを自動で接続し、ファイル保存を起点に業務処理を効率化する仕組みです。
契約書のPDFがアップされた瞬間に通知を送る、取引先ごとにフォルダを自動生成する──こうした処理をノーコードで実現でき、人的作業の削減とスピードアップを両立できます。
つまり「Boxにファイルを入れて終わり」ではなく、「Boxをトリガーに業務が動き出す」状態をつくれるのです。
BoxをノーコードでAPI連携する方法【iPaaS活用】
BoxのAPI連携は非常に柔軟で高機能ですが、開発知識やエンジニアリングスキルがなければ扱いは難しいのが実情です。そこで登場するのが iPaaS(Integration Platform as a Service) です。
iPaaSは、Boxのようなクラウドストレージと他の業務ツール(Google WorkspaceやSlack、kintoneなど)をノーコードで接続できる基盤で、複雑なAPI連携もマウス操作だけで構築できます。
BizteX Connectとは?Boxも含めて簡単に連携できる国産iPaaS

iPaaSの中でも、「BizteX Connect」は国内外のSaaSやRPAと高い互換性を持ち、Boxを含む複数ツールの業務フローを直感的に自動化できる国産サービスです。
たとえば以下のような連携が、プログラミングなしで構築できます。
- Googleフォームに入力 → BoxにPDF保存+Slack通知
- kintoneの更新 → Boxでフォルダ自動生成+共有設定
- Salesforceの契約情報 → Box内に関連資料を自動整理・保存
定型業務の可視化や手順の省略に強みがあり、現場部門主導でもスピーディーに導入可能です。
ノーコードでも起こりがちな運用上の課題とは?
iPaaSは導入初期の構築こそ手軽に見えますが、運用段階では以下のような落とし穴も存在します。
- 分岐やエラー処理が複雑化し、シナリオが属人化してしまう
- 管理画面や仕様を理解できる人が限られ、ブラックボックス化
- 想定外のデータ形式や例外時の処理に、人手でのメンテナンスが必要になる
結果として「ツール連携はできたが、維持できない」という状況に陥るケースもあります。連携設計だけでなく、継続運用できる体制設計も含めて考えることが重要です。
\プログラミングゼロでAPI連携が可能/
※今ならIT導入補助金制度を利用して、最大50%OFFで導入できます
インテリジェント フローとは?API連携の設計・運用を代行する新しい選択肢

- インテリジェント マイニング(業務分析)
AIが業務実態を可視化し、どこに無駄があるか、どの業務を改善すべきかを定量的に特定。
- インテリジェント オーケストレーション(設計・構築)
自動化テンプレートをベースに、自社特有のルールやシステムに合わせて柔軟にプロセス設計。
- インテリジェント HUB(効果測定・改善)
導入後の稼働状況や効果をダッシュボードで可視化し、改善点をAIが自動で提示・実装。
BoxのAPI連携を実現しても、「設定後の運用が続かない」「業務改善の余地が放置される」といった課題に直面する企業は少なくありません。特にiPaaS導入後は、Boxを含むフロー全体の設計・保守・改善を担う体制が整わず、成果を出しきれないケースも見受けられます。
インテリジェント フローは、こうした運用上の課題を乗り越えるために生まれた、業務プロセス全体の設計・構築・運用・改善を一貫して代行する外部委託型の業務最適化サービスです。
BoxやSlack、Google WorkspaceなどのSaaS連携を部分的に組み合わせるだけでなく、業務全体が“止まらず回り続ける”状態をつくることに特化しています。AIによる業務分析とBizteXの自動化チームの知見を活かし、最小限の社内工数で持続可能な自動化基盤を構築します。
Boxを活用した業務改善に取り組みたい企業にとって、確かな選択肢となるはずです。
>>インテリジェント フローの仕組みと導入効果
>>インテリジェント フローによる業務改善効果のポイント
インテリジェント フローの中核:IPOという考え方

インテリジェント フローの根幹にあるのは、BizteXが提唱する「IPO(インテリジェント・プロセス・オーケストレーション)」という概念です。これは、AIと人間の力を組み合わせて業務プロセス全体を再設計・最適化する枠組みで、従来のツール単体導入では実現できなかったプロセス全体の自動化・改善を可能にします。
IPOは以下の3つの要素で構成されています。
- プロセス・インテリジェンス(業務の可視化と改善ポイントの発見)
- ヒューマン・イン・ザ・ループ(AIと人の最適な役割分担)
- クロスプラットフォーム統合(複数システムの横断連携)
▼それぞれの詳細は以下の記事で解説しています。
>>プロセスインテリジェンスとは?
>>ヒューマンインザループとは?
>>クロスプラットフォーム統合とは?
\「ツールを使える人がいない」企業でも大丈夫!/
Boxを使った業務自動化の実例3選
Boxとさまざまな業務ツールを連携させることで、煩雑なファイル管理や通知業務を大幅に効率化できます。ここでは、Boxと他クラウドサービスを連携させた実際のフロー構築例を3つご紹介します。
① Box × freee会計|請求書のアップロードを自動化

自動化例▶Boxとfreee会計の連携でファイルアップロードを自動化
Boxとfreee会計を連携することで、請求書や領収書ファイルをfreee会計のファイルボックスへ自動転送できます。この仕組みにより、ファイル確認の手間やアップロード漏れを防ぎながら、手動作業を大幅に削減することが可能です。
その結果、ヒューマンエラーの防止と経理業務全体の効率化を両立できます。簡単な構成でスタートできるため、スモールスタートにも最適です。
✔あわせて読みたい
>>freee会計のAPI連携を今すぐ試せる!ノーコードで連携する方法
② RPA × Box × Microsoft Teams|KPIレポートの自動配信

自動化例▶RPAでKPIレポートを定点観測しBoxへ格納、Teamsで完了通知
RPA「BizteX robop」で取得したKPIレポートを、Box内の指定フォルダに自動保存。その後、Microsoft Teamsに通知を送ることで、レポート作成から配信・共有までを完全に自動化できます。
作業時間の短縮はもちろん、レポート情報のリアルタイム共有や分析スピードの向上にもつながり、経営層・現場の両方にとって有用な仕組みです。
③ Box × DX Suite × Slack|帳票画像を読み取り、仕分け・通知まで自動化

自動化例▶紙書類や画像を文字データ化してBoxに自動保存、作業完了後はチャットで通知
Boxに格納された帳票や画像データを、AI OCR「DX Suite」で自動読み取り。その内容に応じてファイルを分類し、Slackへ作業完了の通知を送るまでの一連の処理を自動化できます。
読み取り精度と仕分けルールの設定によって、書類の種別ごとの整理や確認漏れの防止も実現。紙やPDFベースの業務が多い現場でも、Boxを中心とした業務効率化が可能になります。
✔あわせて読みたい
>>SlackのAPI連携を今すぐ試せる!ノーコードで連携する方法
その他のBox活用事例はこちら
>>Box × OCR連携(DX Suite / SmartRead)で帳票処理を効率化
>>Box × Outlook連携で受信メール添付を自動保存
>>Box × LINE WORKS通知で処理完了を即時共有
>>Boxの連携シナリオはこちらでも確認できます
よくある質問(FAQ)
- BoxのAPI連携は専門知識が必要ですか?
-
通常はプログラミングスキルが必要ですが、iPaaSを使えばノーコードで連携が可能です。さらに、インテリジェント フローでは操作すら不要で、Boxを含む業務プロセス全体の自動化を実現できます。
- Box連携だけでは業務改善にならない理由は?
-
ツール連携は業務の一部を効率化する手段にすぎません。費用対効果の高い改善を継続するには、業務プロセス全体の設計と見直しが不可欠です。
- インテリジェント フローでは、他のSaaSとも連携できますか?
-
はい。Slack、kintone、Salesforce、freeeなど、主要なクラウドサービスとの連携はもちろん、オンプレミス環境との接続にも対応しています。
- インテリジェント フローでのBox連携は無料で試せますか?
-
はい。1業務までは“ずっと無料”で利用可能なプランをご用意しています。段階的に導入範囲を広げることで、Boxを起点に業務全体の最適化につなげられます。
- インテリジェント フローはIT部門が手一杯でも導入できますか?
-
はい。インテリジェント フローは、業務設計から運用までを専任チームが代行するため、IT部門のリソースに依存せず導入できます。
\業務の自動化、まずは無料で試しませんか?/
BoxのAPI連携は“業務全体の最適化”とセットで考えるべき
Boxは、ファイルの保存・共有だけでなく、APIを通じて業務の起点にもなる強力なプラットフォームです。iPaaSを使えば、開発スキルがなくてもBoxと他ツールをノーコードでつなぎ、自動化をスピーディーに進めることができます。
ただし、業務ごとに異なる仕様やシステム環境の中で、ツール連携を“使いこなせる状態”にするには、技術面だけでなく設計力や継続運用の体制が欠かせません。
だからこそ、「連携ツールの導入」で止まらず、「業務プロセスそのものをどう設計・改善していくか」までを視野に入れた取り組みが重要です。
Boxを含む業務フロー全体の自動化を目指すなら、インテリジェント フローのような専門サービスを活用するのが現実的な選択肢です。
\この業務、自動化できる?と思ったら/
まずは“無料で1業務フロー”から試してみませんか?
SaaS連携やiPaaSを導入しても、
「どの業務から手をつければいいのか分からない」
「そもそも自動化フローのイメージが湧かない」
そんなお悩みに応えるのが、BizteXの「インテリジェント フロー」です。
無料プランでは、1業務フローを無償で設計・構築。
AI業務分析ツール「インテリジェント マイニング」が、
今の業務を可視化し、最適なフローを自動提案します。
「○○と△△のツール連携もできる?」「うちの業務でも使える?」
そんなご相談もお気軽にどうぞ。
費用対効果や導入メリットも合わせてご提案いたします。
\まずは1フロー、ずっと無料で。/