Slack API連携で業務を自動化!できること・活用事例を解説

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日々の業務でSlackを使っていても、重要な通知の見落としやタスクの属人化、情報共有の遅れなどに悩まされていませんか。メールやファイル管理ツールと並行して利用する中で、二重入力や確認作業に時間を取られ、肝心の業務に集中できないという声は少なくありません。

こうした課題は、Slack API連携を活用することで大きく改善できます。APIを通じて外部サービスとつなげれば、通知や承認フローを自動化し、情報共有やドキュメント管理も効率化可能です。

本記事ではSlack APIでできることから活用例、導入方法までを整理し、業務効率化に役立つ実践的なポイントを解説します。

記事の後半では、Slack連携で業務効率化が成功した自動化例も解説!

この記事でわかること
  • Slack API連携の基本とできること
  • Slack連携アプリの種類と特徴
  • 業務別のSlack API活用例
  • BizteX Connectを使ったSlack連携の具体事例
  • Slack API連携を実現する3つの方法
目次

Slack API連携とは?

Slack API TOP画像
引用:Slack

Slack API連携とは、Slackを外部のシステムやクラウドサービスと接続し、データのやり取りや業務フローを自動化する仕組みです。通常、Slackはチャットや通知を中心としたコミュニケーションツールですが、APIを活用することで単なるメッセージアプリを超えた「業務のハブ」として活用できます。

例えば、営業活動の記録をCRMに自動反映したり、勤怠管理システムの打刻漏れをSlackに通知したりといった使い方が可能です。

これにより、業務の属人化を防ぎ、日常の確認作業や二重入力の負担を大幅に削減できます。Slack API連携は、効率的な情報共有とDX推進の基盤となる重要な仕組みといえます。

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Slack APIでできること

Slack APIは、外部サービスとのデータ連携や業務自動化を可能にする仕組みです。たとえばWebhookを利用すれば、外部システムからSlackチャンネルにリアルタイムで通知を送れますし、Bot APIを活用すれば自動応答やタスク処理も実現できます。

ここでは代表的な活用パターンを3つ紹介します。

通知・リマインドの自動化

Slack APIを使えば、会議や締め切りのリマインド、打刻漏れのアラートなどを自動化できます。Webhookを利用することで、外部システムから発生したイベントを即時にSlackへ投稿でき、通知漏れを防止可能です。これまで担当者が個別に声掛けやメールで行っていた作業がSlack上で完結するため、管理者の負担が大幅に軽減されます。

また、指定した条件に応じて自動でメッセージを送信できるため、チーム全体の行動を統一でき、リモート環境でも安定した運用が可能です。

外部サービスとのデータ連携

Slack APIはGoogle WorkspaceやSalesforce、kintoneなど多様な外部サービスと接続できます。Bot APIを使うことで、Slack内でCRMやカレンダー情報を呼び出したり、フォーム入力を自動的に外部DBに保存したりすることも可能です。

例えば、営業担当がCRMに入力した顧客情報をSlackに自動通知したり、Googleカレンダーの予定変更をチャンネルに即時反映したりすることで、情報が散在するリスクを減らせます。

Slackを「情報の集約拠点」とすることで、全員が同じデータをリアルタイムで把握し、迅速な意思決定が行えます。

ワークフローの自動化

承認フローや定型的な報告業務も、Slack APIを活用すれば自動化できます。例えば、経費精算の申請をSlackから送信すると、Bot APIを通じて上長に承認依頼を通知し、その結果を外部システムに反映することが可能です。

さらに、Webhookでタスク管理ツールと連携すれば、進捗報告や期限通知を自動化でき、担当者の作業負担を軽減できます。これにより承認漏れや処理遅延を防ぎ、業務の透明性とスピードを両立させることができます。

Slackを「業務プロセスの入り口」として活用することで、部門横断的な効率化が実現します。

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Slack連携アプリの種類と選び方

Slackには、公式が提供するアプリや外部開発者が提供する連携アプリが豊富に用意されています。代表的なのは、Slack App Directoryに公開されているアプリで、数クリックで追加・利用できる手軽さが特長です。

一方で、より細かな要件に合わせたい場合には、自社専用のカスタムアプリを開発し、APIやWebhookを利用して業務フローを自動化する方法もあります。

アプリ選定の際は、まず「導入目的」を明確にすることが重要です。通知やファイル共有といった汎用的なニーズであれば、既存の公式アプリで十分対応可能です。しかし、CRMやERPなど基幹システムとの連携や、独自の承認フローを組み込みたい場合は、自作アプリやiPaaSツールの活用が適しています。

また、セキュリティや運用負荷の観点も見逃せません。特に外部サービスとの連携では、認証方式(OAuthやAPIキー)やアクセス権限の範囲を確認し、情報漏洩や誤操作を防ぐ仕組みを整えることが求められます。

Slack連携アプリは「目的の明確化」「導入の容易さ」「セキュリティ要件」の3点を軸に選ぶと失敗が少なく、結果的に業務効率化の効果を最大化できます。

Slack API連携の活用例とBizteX Connect導入事例

Slack APIは、通知やデータ連携の仕組みを柔軟に構築できるため、さまざまな業務領域で活用されています。

ここでは、実際の業務効率化・自動化につながる代表的な連携例と、「BizteX Connect」を導入した企業の事例を紹介します。

ChatPlus・HubSpot・Slackの連携例|顧客対応・マーケティング業務の効率化

ChatPlus・HubSpot・SlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図
Slack連携のテンプレート一覧

顧客チャットツール「ChatPlus」とマーケティングオートメーション「HubSpot」をSlackと連携させることで、問い合わせ対応やリード管理を効率化できます。例えば、ChatPlusに寄せられた顧客の質問や問い合わせが自動的にSlackに通知され、担当者が即座に対応可能になります。

また、HubSpotで記録された新規リードや進捗情報もSlackへ共有されるため、営業とマーケティングの連携がスムーズになります。これにより、顧客対応の属人化を防ぎ、全社的に対応スピードを高めることが可能です。

Gmail・OneDrive・Slackの連携例|情報共有・ドキュメント管理の自動化

Gmail・OneDrive・SlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図
OneDrive連携のテンプレート一覧

日々のメールや添付ファイルをSlackに集約することで、情報共有のスピードを大幅に改善できます。具体的には、Gmailで受信した特定のメールや添付ファイルをSlackに自動転送し、そのままOneDriveへ保存するフローを構築します。

これにより、担当者が手作業でファイルをダウンロードして再保存する必要がなくなり、確認や承認がリアルタイムで進行可能になります。情報がSlackに集約されることで「誰が最新データを持っているか」という属人化も解消され、ドキュメント管理全体の効率化につながります。

DX Suite・Box・Slackの連携例|請求書・契約書管理の自動化

DX suite・Box・SlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図
DXSuite連携のテンプレート一覧

AI-OCRサービス「DX Suite」で読み取った請求書や契約書データをBoxに保存し、その処理状況をSlackに自動通知する仕組みです。これにより、紙やPDFの書類を手作業で入力・確認する時間を大幅に削減できます。

また、Boxへの保存と同時にSlackへ通知されるため、承認者がリアルタイムで確認でき、承認フローのスピードも向上します。経理や総務などのバックオフィス部門において、確認作業や承認作業の効率化を実現できる代表的な活用例です。

BizteX Connectの導入事例|株式会社カクイチ様

ブログ記事作成をBizteX Connectで自動化したフロー図

老舗企業のカクイチ様では、SlackとChatGPTをBizteX Connectで連携させ、ブログ自動作成フローと自動翻訳フローを構築しました。Slackに日報や出来事を投稿し、専用スタンプを押すとChatGPTが自動で要約文を生成し、そのままブログ記事として活用できる仕組みです。

Slack×httpで自動翻訳を実現したフロー図

また、Slack内の投稿に国旗スタンプを付与するだけで、自動的に多言語翻訳されるフローも導入。これにより、情報発信の効率化と海外展開への対応を同時に実現しました。IT未経験の担当者でも短期間で構築でき、社内から高い評価を得た事例です。

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>>株式会社カクイチ様のSlack連携事例
>>BizteX Connectの導入事例一覧

Slack API連携を実現する3つの方法

Slack API連携を導入する方法は大きく分けて3つあります。

自社で直接API連携を構築する方法、ノーコードツールを利用する方法、そして業務全体を外部に代行する方法です。どの方法を選ぶかは、社内のITリソースや業務範囲、セキュリティ要件によって大きく変わります。

それぞれの特徴を理解することで、自社に最適な導入形態を選択しやすくなります。

自社で直接API連携を構築する場合

自社で直接API連携を行う方法は、もっとも自由度が高く、自社の業務要件に合わせた細かな設計が可能です。WebhookやBot APIを活用すれば、独自の通知機能や承認フローを実装できます。

ただし、プログラミング知識を持つエンジニアが必要であり、構築や運用にかかるコストや時間も無視できません。また、外部サービスの仕様変更に追従するための保守体制も求められるため、継続的な運用が負担になるケースもあります。

短期的には柔軟なカスタマイズが可能でも、長期的にはリソース確保が課題となりやすい方法です。

iPaaS「BizteX Connect」でSlack API連携を実現する場合

BizteX Connect紹介画像
ノーコード国産iPaaS「BizteX Connect」

ノーコードで連携を構築できるiPaaSツール「BizteX Connect」を利用すれば、専門的な知識がなくてもSlack API連携を実現できます。GmailやBox、DX Suiteといった外部サービスとの連携テンプレートがあらかじめ用意されているため、短期間でフローを構築可能です。

7日間の無料トライアルから導入を始められるため、小規模な利用で効果を確認しながら段階的に拡張できます。さらに、操作が直感的でわかりやすいため、情報システム部門だけでなく業務部門が主導して連携を進めることも可能です。

開発リソースが不足している企業や、複数システム間の連携をスムーズに進めたい場合に最適な選択肢です。

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インテリジェント フローならSlack連携もまるごと代行

インテリジェント フロー紹介画像
外部委託の業務改善サービス「インテリジェント フロー」

自社にITリソースがなく、業務全体の効率化を包括的に進めたい場合は、BizteXが提供するIPOサービス「インテリジェント フロー」が有効です。

Slack API連携を含む業務プロセス全体を、専任チームが設計・構築・運用・改善まで代行します。現場に新しい操作を求める必要はなく、必要な要件を伝えるだけで導入が可能です。

さらに、無料プランであれば1フローを継続的に利用できるため、導入コストを抑えながら早期に効果を得られます。全社的な業務効率化を短期間で実現したい企業にとって、強力な選択肢となるでしょう。

※ただし、DX Suiteや有料プランのChatGPT、RPAとの連携は有料プラン(月額5万円~)での契約が必要となります。

>>インテリジェント フローのサービスページ

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FAQ|Slack API連携に関するよくある質問

Slack API連携にはプログラミング知識が必要ですか?

WebhookやBot APIを使った直接開発にはプログラミング知識が必要です。

ただし、ノーコードのiPaaSツールを利用すれば、専門知識がなくてもテンプレートを選んで設定するだけで簡単にSlack連携を実現できます。

公式アプリとBizteX Connectの違いは何ですか?

公式アプリは既に用意された機能を簡単に利用できますが、柔軟性は限られます。

一方、BizteX Connectは複数のSaaSや業務フローを組み合わせて設計できるため、業務要件に応じた高度な連携が可能です。

セキュリティ面はどう担保されますか?

Slack API連携ではOAuth認証やAPIキーを利用して接続するため、適切な権限管理を行うことが重要です。BizteX Connectではツール側で認証やアクセス権限の仕組みが整備されており安心して運用できます。

さらに、インテリジェント フローを利用すれば、専任チームが設計から運用まで一貫して担うため、自社での管理負担を最小化しながら高度なセキュリティを維持できます。

小規模導入から始められますか?

はい。公式アプリは無料で利用可能なものが多く、BizteX Connectも無料トライアルから小規模導入を試せます。

インテリジェント フローも1フローを無料で依頼できるプランがあるため、段階的に導入規模を広げられます。

インテリジェント フローはどんな企業に向いていますか?

自社にエンジニアリソースが少ない、部門横断での業務効率化を進めたい、短期間で全社的な最適化を実現したいといった企業に向いています。

Slack連携に限らず、既存システムやオンプレミス環境を含む幅広い業務プロセスをまるごと効率化できるのが特長です。

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まとめ|Slack API連携で業務効率化を加速する

Slack API連携を活用すれば、通知や情報共有、ワークフロー管理まで幅広い業務を効率化できます。自社で直接開発すれば自由度は高いものの、運用や保守の負担が課題となりがちです。

ノーコードで実現できるBizteX Connectを使えば、専門知識がなくても業務部門が主体となって連携を進められ、段階的な導入も可能です。さらに、「インテリジェント フロー」を利用すれば、Slack API連携を含む業務プロセス全体を専任チームに任せられるため、短期間で全社的な最適化を実現できます。

自社のITリソースや改善したい業務範囲に応じて適切な方法を選ぶことが、Slack活用を最大化するポイントです。まずは小さな連携から試し、効果を確認しながら拡張することで、現場に負担をかけずに効率化を推進できます。Slackを単なるチャットツールから「業務のハブ」へと進化させる一歩を、今こそ踏み出してみてはいかがでしょうか。

▼「インテリジェント フロー」に関するご相談は、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

DX hacker編集部 瀧澤のアバター DX hacker編集部 瀧澤 マーケティング部オウンドメディア担当

DX hacker編集部の瀧澤が不定期で更新します。
業務自動化・DX推進に役立つ最新情報を、30,000件以上の支援実績をもとにわかりやすく発信中。
「インテリジェント フロー」や「BizteX robop」「BizteX Connect」などの業務最適化サービスも紹介しています。

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