大切なデータの保管場所に困っていませんか?OneDrive(ワンドライブ)なら、インターネット上に安全にファイルを保存でき、いつでもどこからでもアクセスできます。ファイルの共有や共同編集も簡単で、チームでの作業効率が格段に向上します。
本記事では、OneDriveの基本的な使い方から、便利な機能、料金プランまで詳しく解説します。
OneDrive(ワンドライブ)とは
OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスです。PCやスマートフォンなど、さまざまな端末からインターネットを通じてファイルを保存・共有できます。
クラウドストレージとは、インターネット上にデータを保存できるサービスのことです。USBメモリや外付けHDDと違い、デバイスを持ち運ぶ必要がなく、どこからでもアクセスできるのが特徴です。リモートワークやチームでの協働に欠かせないツールとして注目されています。
OneDrive(ワンドライブ)の特徴
OneDriveの主な特徴は、「共同編集」「マルチデバイス対応」「高度なセキュリティ」の3点です。
複数のユーザーが同時に同じファイルを編集でき、変更内容はリアルタイムで反映されます。PCやスマートフォンなど、さまざまな端末からアクセスできるため、場所を選ばず作業可能です。
データは暗号化されて保護され、自動バックアップ機能も備わっているため安心して利用できます。Microsoft 365との連携も強みで、業務効率を大きく向上させます。
OneDrive(ワンドライブ)と他のオンラインストレージの違い
OneDriveは、Microsoft製品との連携が強みです。WordやExcelなどのOfficeアプリとシームレスに連携し、Windows環境では標準搭載されているため使い始めやすいのが特徴です。
無料プランで利用可能な容量は5GBと、Googleドライブより少なめですが、Microsoft 365の契約により、1TBまで使えるようになります。セキュリティ面では、パスワード付きのリンク共有や二段階認証など、充実した機能を備えています。
ニーズに応じて他のサービスと使い分けるのがおすすめです。
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OneDrive(ワンドライブ)の使い方とは
OneDriveは、ファイルの保存や共有、バックアップが簡単にできるクラウドストレージサービスです。Windows PCでは標準搭載されており、エクスプローラーから直接アクセス可能です。
スマートフォンアプリもあり、いつでもどこでもファイルを確認・編集できます。基本的な使い方さえ押さえれば、誰でも簡単に活用できるツールです。
ファイルの保存とバックアップ
OneDriveでは、ファイルの保存とバックアップも簡単です。エクスプローラーのOneDriveフォルダにファイルをドラッグ&ドロップするだけで、クラウドに自動保存されます。
Office文書の編集中も自動保存されるため、万が一、PCがフリーズしても安心です。スマートフォンで撮影した写真も自動的にバックアップでき、PCとスマートフォン間でのデータ共有もスムーズです。
ファイルの同期とオフラインアクセス
OneDriveに保存したファイルは、複数のデバイス間で自動的に同期されます。自宅のPCで作成した文書を、会社のPCやスマートフォンからすぐに確認することも可能です。
オフラインでの作業も可能で、インターネットに接続していない時でもファイルの閲覧・編集ができます。変更内容は、次回オンラインになった時に自動で同期されるため、USBメモリを持ち歩く必要もありません。
ファイルの共有と共同編集
OneDriveでは、ファイルやフォルダーの共有も簡単です。やり方は、共有したいファイルを右クリックして「共有」を選び、リンクを作成するだけです。アクセス権限も「リンクを知っているすべてのユーザー」「特定のユーザー」から選べ、パスワードや有効期限も設定できます。
複数人での同時編集も可能で、Office文書であれば、変更内容がリアルタイムで反映されます。そのためチーム作業やプロジェクト管理に役立ちます。
セキュリティとプライバシー保護
OneDriveは、強力なセキュリティ機能を備えています。データの転送時は暗号化されており、OneDriveのモバイルアプリも暗号化機能を有効化しておけば、万が一、スマートフォンやタブレットを紛失した際も、データが流出するリスクを防げます。
共有時のアクセス権限も細かく設定でき、パスワードや有効期限の設定も可能です。
企業向けには監査ログ機能もあり、誰がいつファイルにアクセスしたかを追跡できます。セキュリティを重視する企業でも、安心して使えるサービスです。
バージョン管理と復元機能
OneDriveでは、ファイルの変更履歴が自動で保存されます。そのため以前のバージョンを確認したり、必要に応じて復元したりすることが可能です。誤って上書き保存をしても、30日以内または最大25履歴までであれば、元に戻せます。
また、OneDriveには「ゴミ箱」もあるため、削除したファイルも30日以内であれば復活させることが可能です。
重要なデータも安心して保管でき、万が一の時にも迅速に対応できます。
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OneDrive(ワンドライブ)の導入メリットとは
OneDriveを導入することで、データの管理や共有が格段に便利になります。クラウド上に安全にデータを保存でき、いつでもどこからでもアクセス可能。
さらに、チームでのファイル共有や共同編集も簡単です。PC故障や紛失時の心配もなく、業務の効率化とリスク管理を同時に実現できます。それでは、具体的なメリットを見ていきましょう。
データの安全なバックアップと復元ができる
OneDriveは、データを自動的にクラウドへバックアップする機能を備えています。PCのデスクトップ、ドキュメント、ピクチャなどの重要なフォルダーを自動でバックアップでき、デバイスの故障や災害時のデータ損失を防げます。
とくに便利なのが、自動同期機能です。一度設定すれば、ファイルの更新を自動的に反映するため、バックアップ忘れの心配がありません。
復元機能も充実しており、誤って削除したファイルは「ゴミ箱」から簡単に戻せます。さらに、ファイルのバージョン履歴も保存されているため、過去の状態に戻すことも可能です。
どこからでもアクセス可能
OneDriveは、インターネット環境があれば、どこからでもファイルにアクセスできます。PCはもちろん、スマートフォンやタブレットからも同じファイルを開けるため、外出先での急な確認や編集にも対応可能です。
例えば、会社のPCで作成した企画書を、商談先でスマートフォンから確認したり、自宅のPCで編集を続けたりできます。オフラインでの作業も可能で、インターネットに接続した際に自動で同期されるため、移動中の電車内でも作業できます。
場所や時間を選ばない柔軟な働き方を実現できるため、テレワークなどでも活躍します。
共同作業が効率化される
OneDriveの共同作業機能により、チームの生産性が大きく向上します。複数のメンバーが同じファイルをリアルタイムで編集でき、変更内容は即座に反映されます。
例えば、提案書を複数人で同時に作成したり、プレゼン資料を共同でブラッシュアップしたりできます。チームメンバーに確認してもらいたい資料も、簡単に共有できます。
Microsoft Officeとの連携も強力で、WordやExcelなどのファイルを開いたまま、チャットでコミュニケーションを取ることも可能。メンバーごとにアクセス権限を設定できるため、情報管理も安全です。
リモートワークやハイブリッドワークにも最適なツールといえます。
OneDrive(ワンドライブ)の料金プラン
OneDriveの料金プランは、個人向けと法人向けに分かれています。個人向けは無料プランから高機能なファミリープランまで、さまざまなニーズに対応できるプランを提供しています。
プラン名 | 料金 (年間) | ストレージ容量 | 主な機能 |
---|---|---|---|
無料プラン | 無料 | 5GB | 無料版のWord、Excel、PowerPoint 基本的なセキュリティ機能 |
Microsoft 365 Basic | ¥2,440 | 100GB | Web版およびモバイル版のOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint、OneNote) 広告なしのOutlook ランサムウェア保護 Microsoftサポートへのアクセス |
Microsoft 365 Personal | ¥14,900 | 1TB | デスクトップ版、Web版、モバイル版のOfficeアプリ 広告なしのOutlook Microsoft Defenderによるデータ保護 OneDriveの高度なファイル保護 Microsoftサポートへのアクセス |
Microsoft 365 Family | ¥21,000 | 最大6TB(1人1TB) | デスクトップ版、Web版、モバイル版のOfficeアプリ 広告なしのOutlook Microsoft Defenderによる家族全員のデータ保護 Microsoftサポートへのアクセス |
まずは無料プランで機能を試し、必要に応じてアップグレードすることをおすすめします。写真や動画を多く保存する場合はBasicプラン以上が適しています。
OneDrive(ワンドライブ)の注意点
OneDriveは便利なサービスですが、使用する際には注意が必要な点もあります。とくに、ファイルサイズの制限やAPI連携の技術的な課題は、利用シーンによって大きな影響を与える可能性があります。
これらの制限事項を理解した上で、効果的に活用することが重要です。
1ファイルのアップロード容量に制限あり
OneDriveでは、1ファイルあたりのアップロード容量に制限があります。現在の上限は250GBで、大容量の動画ファイルや3Dデータも扱えますが、デスクトップアプリでは20GB未満という制限があります。
また、無料プランのストレージ容量は5GBまでと限られています。4K・8K動画や高解像度の写真など、大容量ファイルを頻繁に扱う場合は、有料プランへのアップグレードを検討する必要があるでしょう。
API連携は便利だが非エンジニアには難しい
OneDriveと他のシステムとの連携は、これまでプログラミングの専門知識が必要で、一般の業務担当者には難しい課題でした。システムの認証設定や、エラー発生時の対応など、技術的なハードルが高かったのです。
これらの課題を解決するために、iPaaS(Integration Platform as a Service)の利用が有効です。iPaaSを使えば、現場レベルでノーコード連携が可能になります。
\さまざまなシステムとの連携が実現/
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OneDrive(ワンドライブ)を他サービスと簡単に連携させる方法
OneDriveは、APIを通じて他システムと連携することで、業務フロー全体を効率化させることができるようになります。
ただその際には専門的な知識が必要になるため、ノーコード・ローコードでシステム連携ができるiPaaSを活用して連携を行うのがおすすめです。
ここではBizteXが提供するiPaaS「BizteX Connect」を詳しく解説します。
iPaaS「BizteX Connect」で連携するのがおすすめ
iPaaS「BizteX Connect」は、プログラミングの知識がなくても簡単に使えるシステム連携ツールです。「プログラミングをゼロへ」をコンセプトに開発されており、誰でもSaaSやデータベース、RPAなどを簡単に接続・連携できるようになります。
また、APIを利用した接続により、確実かつ安全な連携と高速なデータ処理を実現します。さまざまなシステム連携をクラウド上で一元管理することで、変化の激しいビジネス環境にも柔軟かつ迅速に対応できるワークスタイルをサポートします。
BizteX Connectを活用してOneDriveへのファイル保存を自動化
OneDriveとBizteX Connectを活用すると、OutlookやSlackなどのツールと連携し、メールで送られてきたファイルを自動的に保存するとともに、保存完了をリアルタイムで通知する仕組みを構築できます。
これにより、作業効率が向上し、ヒューマンエラーを防ぎつつ、迅速な業務進行が可能になります。
この自動化フローの一部は、シナリオテンプレートとして用意されているため、導入後すぐに活用できます。また、Slackへの通知機能も簡単に設定可能です。
BizteX Connectは、1週間の無料トライアルでお試し利用ができるため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
\マウスのみでサービス連携を実現/
関連記事:OneDriveのAPI連携をiPaaSを使ってノーコードで行う方法|BizteX Connect
OneDrive(ワンドライブ)は安全なクラウドストレージサービス
OneDriveは、Microsoftが提供する安全なクラウドストレージサービスです。PCやスマートフォンから、いつでもどこでもファイルにアクセスでき、自動バックアップ機能で大切なデータを守ります。
Microsoft Office製品との連携も強みで、複数人での同時編集も可能です。基本プランは無料で、ビジネスニーズに応じた有料プランも用意されています。初心者でも使いやすく、リモートワークにも最適なツールです。
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