プロジェクト管理ツールBacklog(バックログ)とは?特徴や使い方、導入するメリットや連携案を解説

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Backlogとは、プロジェクト管理とチームコラボレーションを支援するためのツールです。タスク管理や進捗状況の可視化、チーム間のコミュニケーションを円滑にする機能を備えています。

本記事では、Backlogで何ができるのか使い方や導入のメリットを解説します。また、他システムと連携する活用方法をご紹介します。

目次

プロジェクト管理ツール「Backlog(バックログ)」とは?

Backlogは株式会社nulabが提供する、コラボレーション型プロジェクト管理ツールです。

有料契約企業は1万社以上、利用ユーザー数は170万人超となっており、日本国内における最大規模のプロジェクト管理ツールとなっています。

導入企業も中小企業だけでなく、業界大手や上場企業、経済産業省をはじめとする行政団体でも利用されています。

>>iPaaSを使ったBacklogと他ツールの連携方法はこちらで解説しています。

Backlogの主な機能

Backlogの代表的な機能として、以下のようなものがあります。

カンバンボード

カンバンボードは、タスクの進捗を視覚的に追跡するのに役立ちます。

各タスクはカードとして表示され、異なる進捗状況(例:「未着手」「進行中」「完了」など)を示す列に配置されます。チームメンバーはこれらのカードを簡単にドラッグ&ドロップで移動させ、タスクの現状をリアルタイムで更新できます。

これにより、プロジェクトの進行状況を一目で把握し、作業の優先順位付けやリソースの再配分を効率的に行うことが可能です。

Wiki

BacklogのWiki機能は、プロジェクトに関連する情報やドキュメントを一元管理するのに適しています。

チームメンバーはWikiを使用して、ミーティングの議事録、プロジェクト計画、ポリシーやガイドラインなどの重要な情報を共有し、常に最新の状態に保つことができます。

これにより、必要な情報をすばやく見つけ、チーム間のコミュニケーションをスムーズにします。

ガントチャート

ガントチャートは、プロジェクトのスケジュール管理と全体のタイムラインの可視化に役立ちます。

タスクの開始日と終了日、依存関係を一覧できるため、プロジェクトの期限内での効率的なタスク管理が可能になります。また、リソースの割り当てや期限の調整が直感的に行えるため、計画の変更や遅延への対応も容易です。

バーンダウンチャート

バーンダウンチャートは、スクラム開発におけるスプリントやマイルストーンの進捗を追跡するのに有効なツールです。

このチャートを使用することで、残されたタスク量と予定された完了時期を視覚的に比較し、プロジェクトが計画通りに進んでいるかを一目で確認できます。進捗が遅れている場合は、早期に対策を講じることが可能になります。

親子課題

Backlogでは、大きなタスクをより小さなサブタスクに分割し、これらを「親子関係」として管理できます。

これにより、大規模なプロジェクトや複雑なタスクも、より管理しやすく、効率的に進めることができます。

ファイル共有

プロジェクトに関連するあらゆる種類のファイルをBacklog内で共有し、管理することができます。

ドキュメント、画像、スプレッドシートなど、必要なファイルをプロジェクトメンバーと簡単に共有し、いつでもアクセス可能にすることで、情報の一貫性を保ち、作業効率を高めます。

インテグレーション

Backlogは、他の多くのツールやサービスとのインテグレーションが可能です。例えば、Slack、Google Calendarなどと連携することで、コミュニケーション、スケジュール管理を一元化し、作業の効率化を図ることができます。

これにより、チームは異なるツール間での情報のやり取りに費やす時間を削減し、より本質的な作業に集中できるようになります。

Backlogで何ができる?

Backlogの機能を活用して、以下のようなプロジェクト管理が実現できます。

プロジェクトを効率的に管理する

Backlogでは ガントチャートを利用して、プロジェクトの全体的なスケジュールとタスクの期限を管理します。タスクの「担当者」「開始日」「期限日」「状態」を表示でき、プロジェクトの全体像だけでなく、各担当者毎のタスクの進捗状況をひと目で把握できることで、作業の遅延を把握したりリソースの配分や期限の調整を効果的に行えます。

開発プロジェクトにおいては、バーンダウンチャートによってプロジェクトの進捗を追跡し、計画通りに進行しているかを確認することができます。
このチャートを通じて、残りの作業量と時間の経過を比較し、遅延が生じている場合は早期に対応策を講じることができます。

タスクの細かな管理

Backlogでは カンバンボードを利用して、タスクの進捗状況を簡単に変更・管理することができます。チーム内のプロジェクトのタスク状況を一覧できることで、作業進捗を効率よく把握できます。

また、親子課題管理の機能によって、 大きなタスクをより小さなサブタスクに分割し、それぞれに担当者や期日を設定できます。複数人に分担されるような管理の複雑なタスクについて、対応の抜け漏れを防ぐのに役立ちます。

コラボレーションの促進

Wikiやファイル共有機能によって、プロジェクトに関連する情報やドキュメントをBacklogに集約し、チームメンバーがいつでも最新の情報にアクセスできるようになります。

また、 Backlogを他のツールと連携させ、コミュニケーションや情報共有を一元化することで、チームメンバー間のコミュニケーションが活発になり、迅速な意思決定や問題解決を促進します。

Backlogの使い方

ここでは、Backlogが実際にどのような用途で利用されているのかについて、主な利用例を紹介します。

ソフトウェア開発

Backlogは、ソフトウェア開発プロジェクトの進捗管理やバグ追跡に特に有効です。開発タスクの割り当て、進捗状況の追跡、バグ報告とその修正状況の管理など、開発プロセス全体を一元的に管理できます。

クリエイティブな作業の進行管理

Webサイトの制作管理等、デザインやコンテンツ制作などを行うクリエイティブなプロジェクトの進行管理にもBacklogを使用できます。

アイデアの共有から最終成果物のレビューまで、クリエイティブな作業の各段階を効率的に管理し、開発チーム内だけでなく、クライアントも含めたクリエイティブなコラボレーションを促進します。

マーケティングプロジェクトの管理

製品のマーケティングキャンペーンやイベントの企画・実施など、マーケティング関連のプロジェクト管理にも役立ちます。

タスクの割り当て、期限管理、進捗の可視化を通じて、マーケティング活動を効果的に推進できます。

顧客対応とサポートチケットの管理

顧客からの問い合わせやサポートチケットの管理にもBacklogを利用できます。

顧客からのフィードバックや問題点をタスクとして登録し、解決までのプロセスを追跡することで、顧客満足度の向上に貢献します。

知識管理とドキュメント共有

プロジェクトやチーム内での知識共有、ドキュメント管理のためのツールとしても使用できます。Wiki機能を活用して、重要な情報や手順、ガイドラインを文書化し、チームメンバー間で共有することが可能です。

営業・総務など一般的な業務のタスク管理

Backlogは幅広い層のユーザーが利用できる専門知識が不要なツールのため、一般的な業務のタスク管理でも利用されています。

Excelやスプレッドシートで行っていたタスク管理を移行することで、情報の管理と共有を容易にし、タスクの進捗に関する認識の齟齬を無くし、確認や意思決定のスピードを上げることで業務の生産性の向上を図れます。

上記で上げた利用用途は一例であり、用途やユーザーを問わず幅広いシーンで利用できることが、Backlogが多くのユーザーに支持されている理由であると言えるでしょう。

Backlogが多くの企業で利用されるのはなぜか?5つの魅力

多くの企業で導入されているBacklogですが、どのような点が評価されているのでしょうか。

ここでは、Backlogの魅力的な特徴を5つ紹介します。

誰でも使えるシンプルで親しみやすいUI

Backlogは、チームのタスク管理と情報共有に必要な機能を、直感的で理解しやすく、親しみやすいユーザーインターフェース(UI)で提供しています。

複雑な操作や専門知識が不要なため、プロジェクト管理ツールが初めての人や、ITツールが苦手な人でも容易に利用できます。シンプルながらも必要な機能を網羅しているため、プロジェクトの効率的な管理をサポートします。

外部のメンバーとの協力が可能

Backlogでは、社内メンバーだけでなく、外部のステークホルダーや協力会社のメンバーもプロジェクトに招待し、共同で作業を進めることが可能です。

これにより、異なる組織間でのスムーズなコミュニケーションと情報共有が実現し、プロジェクトの進行をより効果的に行うことができます。

国内サービスならではの安心感のあるサポート

Backlogは日本国内企業が運営するサービスであるため、日本語によるサポートが可能です。

導入や運用時にユーザーが直面する問題や疑問に対して、日本語によるサポートを受けることができるため、不測の事態が発生した際の安心要素となります。

スマートフォンアプリでの利用が可能

BacklogはiOSとAndroidの両方でスマートフォンアプリを提供しており、外出先や移動中でもプロジェクトの管理や情報の確認が行えます。

アプリを通じてタスクの更新やコミュニケーションが可能なため、時間や場所を選ばずに作業の効率化を図ることができます。

ユーザー単位の課金体系ではないため、多人数での利用が可能

Backlogの課金体系はユーザー数に基づいていないため、多人数での利用が可能です。

これにより、大規模なチームや組織でも追加コストを気にすることなく、全員がツールを利用できます。コストパフォーマンスの高さは、特に人数の多いプロジェクトや組織にとって大きなメリットとなります。

Backlogでチームの生産性を更に加速する方法とは

Backlogを活用してチームの生産性をさらに高めるためには、既に利用している他のツールとBacklogの連携を強化することが重要です。

多くのチームや組織では、様々なツールが日々の業務に使用されていますが、これらをBacklogとシームレスに統合することで、常に最新の情報が各ツール上に反映されるようになり、作業の効率化や情報の一元管理、コミュニケーションの改善に大きく役立ちます。

Backlogと他ツールによる連携例

BacklogはAPIを提供しており、他のツールとAPIを利用して連携が可能になっています。

Backlogは標準で以下のようなツールと連携しています。

Nulab社製の他ツール Typetalk(※1)
Cacoo
Nulab Pass
ビジネスチャット Slack,Chatwork
Microsoft Teams
Google Chat
ストレージ(※2) box
Dropbox
Google ドライブ
OneDrive
その他 iCalendarによるカレンダー情報の共有
Webhook

上記以外の他ツールや、標準連携以外での連携方式についても、APIを用いて実現することができます。 以下はその一例です。

  1. kintoneでレコードが追加されたらBacklog上にタスクを自動追加
  2. Salesforce 上のケースや商談の情報をBacklogに連携 
  3. Backlog上のタスクの期限情報をGoogle カレンダーに連携
  4. Backlog上のタスクの情報をExcel Online に同期
  5. 定期発生するタスクを、予定したスケジュールが来たらGoogle Sheetから読み取って自動で作成

他にも様々なツールとBacklogを連携することで効率的な情報共有やプロジェクト管理が実現できます。

Backlogと他ツールのデータ連携を容易に実現する「BizteX Connect」

BizteX Connectのロゴ画像

BizteX Connect」 は、複数のクラウドサービスやオンプレミスなどで管理されているデータを一元的に連携するための iPaaS(Integration Platform as a Service)です。

APIを用いてシステム間のデータ登録や修正、更新のほか、書き出しや読み込みなどの処理をプログラムを書く必要なく実行できます。

プログラミングのスキルがなくても、データ連携処理のほとんどをマウス操作のみで簡単に開発・運用できます。
データ連携にかかる作業コストを削減し、業務の簡略化を可能にすることで、労働生産性を格段に向上させることができます。

例えば、Backlogへの課題追加もBizteX ConnectでSlackとデータ連携すれば、Backlogを開かなくてもSlack上だけで課題の追加をすることができるようになります。

BacklogとSlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図
BacklogとSlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図

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まとめ

この記事では、プロジェクト管理ツールBacklogについて、その機能や特徴、利用用途などについて解説しました。

Backlogと他のツールとの連携を深めることで、チームの作業効率は大きく向上します。情報の迅速な共有、タスクの一元管理により、チームはよりスムーズに、より生産的に業務を進めることができるようになります。Backlogを中心とした業務環境の構築は、チームの生産性を次のレベルへと引き上げる鍵となるでしょう。

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この記事を書いた人

DX hacker編集メンバーが不定期で更新します。
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