ビジネスコミュニケーションツールとして多くの企業で利用されている「Chatwork」。このツールをさらに活用する方法として、ChatworkのAPI連携があります。APIを使うことで、他のツールやサービスとスムーズにデータを連携し、業務の効率化を図ることができます。
しかし、API連携と聞くと、「プログラミングの知識が必要なのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。この記事では、Chatwork APIの概要から、API連携のメリット、さらにはノーコードで簡単にAPI連携できるiPaaSというツールについて詳しく解説します。
\さまざまなシステムとの連携が実現/
Chatwork APIとは
Chatworkは、組織やプロジェクトに合わせたグループの作成やファイルの共有が可能なビジネスチャットツールで、APIを提供しています。
Chatwork APIとは、Chatworkと他のサービスやツールを連携させるためのインターフェースのことです。API(Application Programming Interface)は、異なるシステム間でデータをやり取りするための「橋渡し」となる技術で、ChatworkのAPIを利用することで、自動でメッセージの送受信やタスクの管理、メンバーの管理が行えるようになります。これにより、日々の業務効率が向上し、Chatworkをさらに活用できる可能性が広がります。
これらの機能を活用することで、Chatworkと他のツールやシステムをシームレスに連携させ、業務の自動化を実現できるのです。
関連記事:APIとは?API連携のメリットとiPaaS活用の連携事例を解説
Chatwork APIを活用したAPI連携のメリット
Chatworkと他のサービスやツールをAPIで連携させることで、業務効率の向上や管理の簡素化など、さまざまなメリットが得られます。ここでは、その具体的なメリットについて詳しく解説します。
複数のサービスを行き来する必要がなくなる
業務で使うツールが増えると、それぞれのツールにログインして情報を確認したり、操作を行ったりする手間が増えます。Chatwork APIを活用したAPI連携により、基本的にはChatworkの通知を確認すれば、プロジェクトの進捗や状況などが把握できるようになります。
たとえば、メール、カレンダー、タスク管理ツールなどがChatwork内で自動的に情報をやり取りすることで、個々のサービスを行き来する必要がなくなり、業務が効率化します。
メンバー管理がラクになる
大規模なプロジェクトや組織では、メンバーの追加や削除、役割の変更が頻繁に発生します。Chatwork APIを使って他のシステムと連携させることで、これらの作業を自動化できます。
たとえば、HRシステムやCRMと連携することで、メンバー情報の更新が自動的に反映され、手動での管理負担が大幅に軽減されます。また、APIを通じてメンバーの管理を統一することで、権限管理も一貫性を持たせることができます。
タスクの抜け漏れがなくなる
業務が忙しいと、どうしてもタスクの漏れや忘れが発生しがちです。Chatwork APIを利用すれば、他のタスク管理ツールやプロジェクト管理ツールと連携し、タスクの一元管理が可能です。
タスクの追加や完了状況の更新が自動的にChatworkに反映されるため、タスクの進捗をチーム全体で共有しやすくなり、漏れを防ぐことができます。
\マウスのみでサービス連携を実現/
ChatworkのAPI連携にはプログラミング知識が必要?
Chatwork APIを活用するためには、基本的にはプログラミングの知識が必要となります。APIを使ってデータを取得したり、外部ツールとの連携を設定したりするためには、ある程度のコーディングスキルが求められるのが一般的です。
例えば、APIを使ってChatworkにメッセージを自動送信するためには、HTTPリクエストを送信するためのコードを記述し、適切なパラメータを設定する必要があります。また、複雑なAPI連携を実現するためには、認証やエラーハンドリングなどの知識も必要です。
しかし、そうした専門知識がなくても、iPaaS(Integration Platform as a Service)を活用すれば、ノーコードでAPI連携が可能になります。
関連記事:iPaaS(アイパース)とは?メリットや活用事例をわかりやすく解説
ChatworkのAPI連携はiPaaS『BizteX Connect』ならカンタン
ChatworkのAPI連携をより簡単に、そしてプログラミングの知識なしで実現する方法が「iPaaS」を利用することです。特に国内企業に多く採用されている『BizteX Connect』を使えば、複数のサービスをノーコードで連携し、業務の自動化がスムーズに行えます。
APIの知識がなくても、誰でも直感的に操作できる点が大きな魅力です。ここでは『BizteX Connect』を使ったAPI連携の詳細や導入事例をご紹介します。
iPaaS『BizteX Connect』とは
iPaaS(Integration Platform as a Service)とは、異なるクラウドサービスやオンプレミスのシステムを簡単に連携させるためのプラットフォームです。
その中でも『BizteX Connect』は、特に国内の企業に多く利用されているサービスで、ノーコードでのAPI連携が可能です。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、さまざまなツールやサービスを結びつけて、自動化フローを作成できます。
BizteX Connectは、以下のような機能を提供しています。
- ノーコードでのワークフロー作成
- 数十種類のアプリケーション連携
- リアルタイムでのデータ同期
- 自動化フローのエラーチェック機能
これにより、Chatwork APIを活用した連携を手軽に実現し、業務効率化を進めることができます。
\マウス操作のみでサービス連携が実現できる/
BizteX Connectの導入事例
株式会社ナハト様では、BizteX Connectを活用してChatworkへの書類送付を自動化しています。従来は毎月、手作業で個別にチャットを送信していた給与明細の送付処理を、BizteX Connectを使って完全自動化しました。
これにより、手作業による作業時間が大幅に削減されただけでなく、運用保守にかかるコストも減少しています。また、送付のミスや遅延もなくなり、業務効率が飛躍的に向上しました。
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ノーコードでAPI連携!iPaaS×Chatworkの業務自動化例
iPaaSを使えば、専門的な知識がなくても簡単にChatworkと他のサービスを連携し、業務の自動化が可能です。以下にいくつかの具体例を紹介します。
もちろん以下で紹介している連携例以外にもChatworkと連携できるサービスは多数あります。
Gmail・OneDrive・Chatworkの連携例
自動化例▶請求書などの画像データを自動保存・転送。作業完了後、Chatworkへ自動で通知
Gmailで重要なメールを受信した際に、自動でChatworkのグループチャットに通知を送る連携です。同時に添付ファイルをOneDriveに保存することも可能です。このような自動化によって、メールの見落としが減り、ファイル管理も簡単になります。
関連記事:
APIを使ったOneDriveのシステム・データ連携
APIを使ったGmailのデータ連携で業務を自動化する方法
BizteX robop・GoogleDrive・Chatworkの連携例
自動化例▶RPAでKPIレポートを定点観測。自動取得したKPIレポートを自動格納し、作業終了をChatworkへ自動通知
RPA「BizteX robop」で取得したKPIレポートを、Google Driveなどのストレージに自動格納し、その後Chatworkに通知します。
レポートの作成から格納、通知までを完全自動化できるため、分析・施策立案の時間を創出することが可能です。KPIレポート作成には多くの工数がかかりますが、これをまるっと自動化することで、業務効率化に大きく寄与します。
自動化例▶スクリーンショットを取得し、Chatworkの特定チャンネルに自動通知
サイト内で取得したい箇所のスクリーンショットを取得。Chatworkの特定チャンネルに取得したスクリーンショットを投稿し通知することができます。
また、取得したスクリーンショットをGoogleDriveやboxなどに自動保存することも可能です。
関連記事:APIを使ったGoogle Driveデータ連携の方法
DX Suite・Box・Chatworkの連携例
自動化例▶紙書類をデータ化し、自動で指定フォルダに保存。作業完了報告をChatworkで自動通知
AIを活用したドキュメント処理ツールであるDX Suiteを使い、紙の書類をデジタル化し、それをBoxに保存する流れをChatworkと連携させることで、ファイル管理や共有が自動化されます。これにより、紙の書類管理にかかる時間を大幅に削減できます。
関連記事:
AI-OCR『DX Suite』をAPI連携して効率化を図ろう
オンラインストレージ『box』と他システムをAPIで連携
Chat Plus・HubSpot・Chatworkの連携例
自動化例▶ チャットボットで受け取った問い合わせ内容をHubSpotに登録後、Chatworkに自動通知
Chat Plus、HubSpot、Chatworkを組み合わせて連携することで、顧客の問い合わせ対応状況をリアルタイムで把握し、営業チーム内での情報共有がスムーズになります。これにより、顧客対応が迅速に行われ、ビジネスチャンスを逃しません。
関連記事:
APIを使ったチャットボット『ChatPlus』データ連携の方法
『HubSpot』と他システムをAPIを使って簡単に連携!
競合サイト・ChatGPT・Chatworkの連携例
自動化例▶RSSで更新情報を検知し、ChatGPTで要約・分析後、Chatworkへ自動投稿
競合サービスのニュースリリースをRSSで自動的に検知し、その情報をChatGPTで要約・分析した後、社内のChatworkに自動投稿できます。この連携を活用することで、競合分析にかかる時間を大幅に削減し、チーム全員が素早く共有された情報をもとに迅速な意思決定を行えるようになります。
関連記事:
ChatGPTをビジネス活用!API連携で業務を自動化する方法と注意点
>>Chatworkと連携できるアプリ一覧はこちら
▼下記よりConnect×各種SaaSの連携記事をご覧いただけます。(アイコンクリックで遷移できます)
まとめ
Chatwork APIを活用したAPI連携は、業務の効率化や情報共有を大幅に向上させる手段として非常に有効です。
特にiPaaS『BizteX Connect』を利用することで、ノーコードで簡単に連携を設定し、様々なビジネスツールとシームレスに統合できます。Chatworkと他のシステムを組み合わせることで、リアルタイムのデータ同期や業務フローの一元化を実現し、現代のビジネスに必要なスピードと柔軟性を手に入れましょう。
iPaaS『BizteX Connect』では、1週間無料トライアルを実施中です。
無料トライアルでは、すべての機能を実際にお試しいただけるだけでなく、メールでのサポートや操作レクチャーもご利用可能です。
また、1週間のトライアル期間でご利用になられたアカウントは、本格導入時にもそのまま引き継ぐことが可能です。ぜひお気軽にお申込みください。
\マウスのみでサービス連携を実現/