Salesforceの更新情報をTeamsに通知したい。そう考えたとき、まずはSalesforce標準の連携機能を検討するでしょう。
しかし実際の業務では、「Teamsに通知するだけでなく、実績管理のためにExcelにも転記したい」「チャットボットで獲得したリードをSalesforceに入れつつ、Teamsにも知らせたい」といった、3つ以上のツールをまたぐ複雑なデータ処理が求められます。
本記事では、SalesforceとTeamsの標準機能で「できること・できないこと」を整理した上で、iPaaSを用いて複数ツールをシームレスにつなぐ実践的な連携シナリオを詳しく解説します。
Excel転記やリード登録も、まとめて全自動化する方法を紹介します!
- Salesforce×Teams標準連携で「できること・できないこと」
- 複数ツールをまたぐ手作業(二重入力・転記)をなくすメリット
- 「Salesforce→Excel→Teams」「ChatPlus→Salesforce→Teams」の具体的手順
【課題】Salesforce×Teams連携で直面する「標準機能」の壁
SalesforceとMicrosoft Teamsには、公式の連携アプリ(Salesforce integration for Microsoft Teams)が提供されています。(参考:Salesforce公式ヘルプ:Microsoft Teams との統合)
これにより、Teams上でのレコード検索・編集や、チャネルへのタブ追加が可能になります。しかし、実業務に当てはめると、標準機能だけでは解決できない壁が存在します。
2ツール間の連携はできても「他ツールへの転記」は手作業のまま
標準機能はあくまで「SalesforceとTeams」の2ツール間を繋ぐものです。実業務では、Salesforceで商談が受注になった際、Teamsへの報告だけでなく、経営陣が確認する「Excel Online」の予実管理表へデータを転記する作業が発生しがちです。
標準機能ではこのような第3のツールを含めた連携ができないため、結局は担当者が手作業でExcelへ入力する「二重管理」が残ってしまいます。
チャットボットなど「リード獲得元」からのデータ連携が分断される
インサイドセールス部門では、自社サイトに設置したチャットボット(ChatPlusなど)からリード情報を獲得することが増えています。
本来であれば「チャットボットで情報取得 → Salesforceへリード登録 → Teamsへ通知」という一連の流れを自動化したいところです。
しかし、標準機能ではリード獲得元からのデータ取り込みに対応していないため、手動でのCSVエクスポートやデータ入力が発生し、初動対応に遅れが生じます。
【メリット】連携によって「複数ツールをまたぐ業務の完全自動化」を実現する
標準機能の壁を越え、3つ以上のツールを連携させることで、営業組織に大きなメリットをもたらします。
コピペ・二重入力のゼロ化による業務効率の劇的向上
複数ツールをAPIでつなぎ合わせることで、データの転記作業を完全に自動化できます。
- 入力ミスの防止: 人の手を介さないため、転記ミスがなくなります。
- コア業務への集中: データ入力の手間を省き、本来の業務に注力できます。
このように転記作業のストレスをなくすことで、営業チームや事務担当者全体の生産性が大きく底上げされます。
リード獲得から営業対応までのタイムラグ解消
データが自動で連携されることで、情報共有のスピードが飛躍的に向上します。
- 即時アプローチの実現: 獲得したリード情報が瞬時に共有され、素早い顧客対応が可能になります。
- リアルタイムな状況把握: 常に最新の数字がExcelなどへ反映されるため、意思決定がスムーズになります。
情報のタイムラグを解消することは、競合他社よりも早いアプローチや、確実な案件のクロージングに直結します。
【方法】Salesforce連携を実現する3つのパターン
複数ツールを含む連携を実現するためには、どのような手段があるのでしょうか。
以下の比較表で3つのパターンを整理します。
| 連携手法 | 特徴 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| 標準機能 (Salesforce for Teams) | 提供されている公式アプリを利用する手法。 | ・無料で手軽に導入可能 ・Teams上から直接レコードの検索や編集ができる | ・特定条件での柔軟な自動通知が難しい ・Excelなど他ツールを含めた連携ができない |
| API開発 | 自社でシステム間を繋ぐプログラムを開発する手法。 | ・自社の要件に合わせた完璧なカスタマイズが可能 ・複雑な処理にも対応できる | ・莫大な開発コストと時間がかかる ・仕様変更時のメンテナンスに手間がかかる |
| iPaaS (BizteX Connect) | 複数のSaaSをノーコードでつなぐ連携プラットフォーム。 | ・プログラミング不要で簡単に構築できる ・3つ以上のツールをまたぐ複雑なフローも作成可能 | ・ツールの導入費用がかかる ・連携シナリオの設計が必要 |
手軽にレコードを参照・編集したい場合は標準機能が適しています。
しかし、「他ツールへの転記を含めた自動化」や「柔軟な条件通知」を実現したい場合は、ノーコードで複数ツールを連動できるiPaaS(BizteX Connect)の活用が最も現実的で効率的な選択肢となります。


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【実践】BizteX Connectを使った複数ツール連携フロー
ここでは、iPaaS「BizteX Connect」を活用し、3つのツールをまたぐ実践的な自動化シナリオを解説します。


シナリオ1:Salesforce → Excel Online → Teams
Salesforceでのデータ更新をきっかけに、Excelへの実績集計とTeamsへの速報を一本化するフローです。


- トリガー: Salesforce上で、商談オブジェクトのフェーズが「受注」に変更される。
- 処理: 対象の商談データ(企業名、受注金額、担当者名など)を取得し、指定した「Excel Online」の予実管理表の最終行へ新しいデータとして自動追記(転記)する。
- アクション: 同時に、Teamsの「全社共有チャネル」に対して、「〇〇株式会社様より受注しました(金額:〇〇円)」といったフォーマットで速報メッセージを自動送信する。
これにより、営業担当者はSalesforceのステータスを変更するだけで、報告と実績管理の作業を完了させることができます。
シナリオ2:ChatPlus → Salesforce → Teams
顧客接点(チャットボット)からのリード登録と、インサイドセールスへの初動アラートを最速化するフローです。


- トリガー: Webサイトに設置した「ChatPlus」で、顧客が会社名やメールアドレス等の情報を入力し、チャットを完了する。
- 処理: 取得した顧客情報を「Salesforce」の見込み客(リード)オブジェクトに自動で新規登録する。
- アクション: 登録完了と同時に、Teamsの「インサイドセールス用チャネル」に顧客情報とSalesforceのURLをメンション付きで通知し、即座の架電やメール送信を促す。
リード情報の取りこぼしを防ぎ、競合他社よりも早いアプローチを実現します。
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【発展】より複雑なデータ連携や業務プロセスの改善なら「インテリジェント フロー」


ツール単体の連携だけでは解決しきれない、より複雑で広範囲な業務課題を抱えている場合は、業務改善サービス「インテリジェント フロー」の活用が有効です。
インテリジェント フローは、30,000件超の自動化実績を持つBizteXが提供するサービスです。単なるツールの提供にとどまらず、以下のようなアプローチで業務改善を自動化のプロがワンストップで担います。
- インテリジェント マイニング: AIと自動化のプロの知見を掛け合わせ、目に見えにくい業務プロセスを可視化し、ボトルネックを特定します。
- インテリジェント HUB: 導入後も効果測定と継続的改善を行い、変化するビジネス環境に合わせて業務フローを最適化し続けます。
自社だけでは業務整理の手が回らない場合や、複数部門をまたぐ大規模なDXを推進したい企業に最適です。
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複数システムをシームレスにつなぎ、営業組織の生産性を最大化しよう
SalesforceとTeamsの標準機能は非常に便利ですが、実業務に潜む「他ツールへの転記」や「手作業のデータ登録」といった課題まではカバーできません。
BizteX Connectを活用して3つ以上のツールをシームレスにつなぐことで、コピペ作業をなくし、リード獲得から受注、報告までのプロセスを完全自動化することが可能です。
自社の業務フローを見直し、最適な連携手法を取り入れて生産性を最大化しましょう。
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よくある質問(FAQ)
- Salesforceの標準連携アプリとBizteX Connectは併用できますか?
-
はい、可能です。Teams上でのレコード手動検索・編集は標準アプリを利用し、複数ツールをまたぐ裏側の自動処理や通知はBizteX Connectに任せる、といった使い分けが非常に効果的です。
- シナリオ1のExcel Online連携では、既存のフォーマットに行を追加できますか?
-
はい。BizteX Connectでは、指定したExcelファイルの特定のシートに対し、新しい行としてデータを追加(追記)する設定が可能です。既存の集計表をそのまま活かせます。
- シナリオ2のChatPlus連携では、具体的にどのような顧客情報を取り込めますか?
-
ChatPlusのチャット内で取得した会社名、氏名、メールアドレス、電話番号などのテキストデータを、Salesforceの指定した項目(リードや取引先責任者)にそのまま自動登録することが可能です。
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