Dropbox(ドロップボックス)とは?使い方や料金をわかりやすく簡単に解説

Dropboxとは記事アイキャッチ

ファイルの管理と共有を効率化するツール、それがDropbox(ドロップボックス)です。インターネットを通じて簡単にファイルを保存・共有でき、自動同期機能で常に最新の状態を維持します

この記事では、Dropboxの基本的な使い方から便利な機能、導入するメリット、料金プラン、注意点まで分かりやすく解説します。

記事の後半では、Dropboxへのファイル格納を自動化する方法も解説!

目次

Dropbox(ドロップボックス)とは

Dropbox公式TOP画像
引用:Dropbox

Dropboxは、世界中で6億人以上が利用する人気のクラウドストレージサービスです。ICT総研の2022年の調査によると、日本でのクラウドストレージサービス利用者数ランキングでDropboxは第4位にランクインしました。

Dropboxでは、パソコンやスマートフォンを使い、インターネット経由でファイルの保存や共有が簡単に行えます。自動同期機能により複数の端末からつねに最新のデータにアクセスできるため、効率的に作業を進められます。また、チームでのファイル共有や共同編集が手軽に行える点も特徴です。

Dropbox(ドロップボックス)の特徴

Dropboxの主な特徴は、以下の3つです。

どこからでもアクセス可能な利便性

パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまな端末からファイルにアクセスできます。データは自動で同期されるため、つねに最新の状態を保てます。また、オフラインでも作業が可能で、インターネットに接続するとデータが自動的に同期されます。

高度なセキュリティ

データは暗号化されて保存され、二段階認証にも対応しています。万が一の時も30日間はファイルを復元できます。共有時のアクセス権限も細かく設定でき、企業での利用も安心です。

シンプルな共有機能

アカウントを持っていない相手とも、リンク共有で簡単にファイルを共有できます。大容量ファイルの受け渡しも手軽で、業務効率の向上に貢献します。

これらの特徴により、個人から企業まで幅広く利用されています。

Dropbox(ドロップボックス)と他のオンラインストレージの違い

Dropboxは、シンプルな操作性と高度なファイル共有機能が特徴です。無料プランは2GBと、GoogleドライブやOneDriveと比べて少なめですが、ファイルの同期や共有時のセキュリティ設定が充実しています。

とくにファイル管理のしやすさでは他サービスより優れており、パスワード付きリンク共有や有効期限設定など、ビジネスでの利用に適した機能を備えています。用途に応じて使い分けるのがおすすめです。

\より便利なオンラインストレージになる連携例を紹介/

関連記事:
Box(ボックス)とは?使い方やメリットをわかりやすく簡単に解説
Sharepoint(シェアポイント)とは?使い方や何ができるのかをわかりやすく解説
OneDriveのAPI連携をiPaaSを使ってノーコードで行う方法|BizteX Connect
SharePointのAPI連携方法を解説!Teamsとの連携もスムーズに行える【BizteX Connect】
BoxのAPI連携で業務効率を劇的アップ!ノーコード自動化と活用事例まとめ|BizteX Connect

Dropbox(ドロップボックス)の使い方とは

Dropboxは、クラウド上で簡単にファイル管理ができる便利なツールです。

パソコンやスマートフォンから直感的な操作でファイルをアップロードでき、チームでの共有もスムーズ。自動同期機能でデータはつねに最新の状態を保ち、万が一の時もバックアップから復元できます。初心者でも使いやすい基本機能を見ていきましょう。

ファイルのアップロード

Dropboxのファイルアップロード画面
引用:Dropbox

Dropboxへのファイルアップロードは3つの方法があります。

一つ目は、ウェブサイトからで、dropbox.comにログインして「アップロード」ボタンをクリックするだけ。二つ目は、パソコンのDropboxフォルダへのドラッグ&ドロップ。三つ目は、スマートフォンアプリの共有ボタンからの追加です。

ウェブサイトからは最大350GBまで、デスクトップアプリからは最大2TBまでのファイルに対応。大容量データの管理も安心して行えます。

ファイルの共有

Dropboxのファイル共有画面
引用:Dropbox

Dropboxでは、2つの方法でファイル共有が可能です。一つは共有リンクの作成で、ファイルを選んで「共有」をクリックし、生成されたリンクを送るだけです。相手はアカウントがなくてもアクセスできます。

もう一つは、特定ユーザーの招待です。共有相手のメールアドレスを入力し、「編集可能」か「閲覧可能」の権限を設定します。パスワードや有効期限も設定できるため安心です

ファイルの同期

Dropboxの強みは、デバイス間でのシームレスな同期機能です。パソコンのDropboxフォルダに保存したファイルは自動的にクラウドと同期され、スマートフォンからもすぐにアクセスできます。

オフライン時の編集も可能で、インターネットに接続すると自動で同期されます。選択型同期機能を使えば、特定のフォルダだけを同期することもでき、ストレージを効率的に使えます。

ファイルのバックアップと復元

Dropboxは強力なバックアップ機能を備えています。Dropbox Backupを使えば、パソコンの重要フォルダを自動的にバックアップできます。変更があればすぐに反映され、データの安全性が保たれます。

削除したファイルも30日間は復元可能で、「同期とバックアップ」タブから簡単に戻せます。新しいパソコンへの移行時も、バックアップから自動復元できるため、データ移行の手間も大幅に削減できます。

関連記事:DropboxのAPI連携をiPaaSを使ってノーコードで行う方法|BizteX Connect

Dropbox(ドロップボックス)の導入メリットとは

Dropboxを導入することで、ファイルの管理と共有が格段に便利になります。クラウド上で安全にデータを保存でき、チームでの共同編集もスムーズ。さらに、他のツールとの連携で業務の自動化も実現できます。

コストを抑えながら、業務効率とセキュリティの向上を同時に実現できるため、多くの企業で採用されています。

効率的なファイル管理と共同編集が可能

Dropboxは、クラウド上でのファイル管理を効率化します。デバイスを問わずファイルにアクセスでき、複数人での同時編集も可能なため、チームでの共同作業がスムーズになります。

また、Dropbox Paperというドキュメント作成ツールを使えば、議事録やタスク管理も一元化できます。変更はリアルタイムで反映され、メンバー全員がつねに最新の状態を共有できます。

とくにリモートワークやハイブリッドワーク環境での生産性向上に貢献し、チームの連携を強化します。

強固なセキュリティ体制で管理できる

Dropboxは、企業レベルの高度なセキュリティ機能を提供します。データは暗号化技術によって保護され、安全性の高いストレージサーバーで管理されます。また、二段階認証やアクセス権限の詳細な設定が可能で、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます

さらに、ファイルバージョン管理機能により、過去30日分の変更履歴を保持。これにより、データの改ざんや意図しない変更を迅速に検出できるだけでなく、簡単に以前の状態に復元することが可能です。この仕組みによって、重要なビジネスデータを安全に保護し、業務の継続性をしっかりと確保します。

API連携によりワークフロー自動化ができる

Dropboxは、多くのビジネスツールとAPI連携が可能です。例えば、SlackやZoomとの連携で、コミュニケーションとファイル共有を一元化できます。iPaaSなどの自動化ツールを使えば、特定の条件でファイルを自動アップロードしたり、チームに通知したりすることも可能です

これにより、定型業務を自動化し、人為的ミスを減らせます。開発者向けのAPIも充実しており、カスタマイズ性も高いため、企業の要件に合わせた柔軟な運用が可能です。

関連記事:
APIとは?API連携のメリットとiPaaS活用の連携事例を解説
iPaaS(アイパース)とは?基礎知識やメリットをわかりやすく解説

\さまざまなシステムとの連携が実現/

Dropbox(ドロップボックス)の料金プラン

Dropboxは、個人向けから企業向けまで、さまざまなニーズに対応した料金プランを提供しています。以下が主なプランの概要です。

スクロールできます
プラン名月額料金ストレージ容量主な機能
Basic無料2GBパソコンのファイルを自動バックアップ
最大 3 台までのデバイスをリンク
Plus¥1,5002TB50GBまでのファイル転送
30日間のファイル復元
Business¥1,800~9TB~
(チーム全体)
100GBまでのファイル転送
180日間のファイル復元
Essentials¥2,4003TB100GBまでのファイル転送
180日間のファイル復元
PDF/動画編集機能
Business Plus¥2,880~15TB~
(チーム全体)
250GBまでのファイル転送
1年間のファイル復元
Enterprise要問合せ要問合せ要問合せ
引用:Dropbox

まずは無料の「Basic」プランで機能を試し、必要に応じてアップグレードすることをおすすめします

個人利用なら「Plus」プラン、ビジネス利用なら「Business」以上のプランが適しています。大規模なチーム利用の場合は、カスタマイズ可能な「Enterprise」プランも検討できます。

Dropbox(ドロップボックス)の注意点

Dropboxは便利なサービスですが、導入や利用時には注意すべき点もいくつかあります。とくに無料プランでのストレージ制限や、API連携時の技術的なハードルは把握しておく必要があるでしょう。

これらの制限事項を理解した上で、効果的に活用することが重要です。

無料プランではストレージ容量が限られている

Dropboxの無料プラン(Basicプラン)では、ストレージ容量が2GBに制限されています。これは他のクラウドストレージサービスと比べても少なめで、例えばGoogleドライブの15GB、OneDriveの5GBと比較すると大きな差があります。

高解像度の写真や動画、大容量のプレゼン資料などを扱う場合、この2GBという制限はすぐに限界に達してしまう可能性があります。容量を超えると新規ファイルのアップロードができなくなり、既存の同期も止まってしまいます。

業務での本格的な利用を考えている場合は、有料プランへのアップグレードを検討する必要があるでしょう

API連携は便利だが非エンジニアには難しい

DropboxのAPI連携は、他のアプリケーションとの自動連携を可能にする便利な機能です。しかし、従来のAPI設定は技術的な知識が必要で、非エンジニアにとっては大きなハードルとなっていました。

ただし、最近ではiPaaSを利用することで、プログラミング不要でAPI連携が可能になっています。これらのツールを使えば、非エンジニアでも手軽にDropboxの連携機能を活用できます。

\AIや各種SaaSを連携した自動化事例を多数紹介/

Dropbox(ドロップボックス)を他サービスと簡単に連携させる方法

Dropboxは、APIを通じて他システムと連携することで、業務フロー全体を効率化させることができるようになります。

ただその際には専門的な知識が必要になるため、ノーコード・ローコードでシステム連携ができるiPaaSを活用して連携を行うのがおすすめです。

ここではBizteXが提供するiPaaS「BizteX Connect」を詳しく解説します。

iPaaS「BizteX Connect」で連携するのがおすすめ

Connect紹介画像2
BizteX Connect

iPaaS「BizteX Connect」は、プログラミングの知識がなくても簡単に使えるシステム連携ツールです。「プログラミングをゼロへ」をコンセプトに開発されており、誰でもSaaSやデータベース、RPAなどを簡単に接続・連携できるようになります。

また、APIを利用した接続により、確実かつ安全な連携と高速なデータ処理を実現します。さまざまなシステム連携をクラウド上で一元管理することで、変化の激しいビジネス環境にも柔軟かつ迅速に対応できるワークスタイルをサポートします。

>>BizteX Connectサービスサイト

BizteX Connectを活用して締結済の契約書をDropboxへ自動保存

Dropboxを利用する場合は、例えばクラウドサインとSlackを連携することで、ファイルの格納作業を自動化することができます。

クラウドサイン・Dropbox・SlackをBizteX Connectで連携した自動化フロー図
DropboxのAPI連携アプリケーション

例えば、クラウドサインで契約書が締結されると、締結済のファイルが自動でDropboxに格納され、Slackで通知されます。この仕組みにより、情報共有がスムーズになるだけでなく、手作業の漏れを防ぎ、業務効率が大幅に向上します。

こちらの自動化フローは、シナリオテンプレートも用意されているため、導入後すぐに組み込むことができるでしょう。

クラウドサインとDropboxのConnectシナリオテンプレート画像

BizteX Connectは、1週間の無料トライアルでお試し利用ができるため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

\マウスのみでサービス連携を実現/

関連記事:
DropboxのAPI連携をiPaaSを使ってノーコードで行う方法|BizteX Connect

Dropboxはファイルを簡単に保存・共有・同期できるサービス

Dropboxは、世界中で6億人以上が利用する信頼性の高いクラウドストレージサービスです。パソコンやスマートフォンから簡単にファイルを保存・共有でき、自動同期機能で常に最新データにアクセスできます。

データは暗号化して保護され、API連携で業務自動化も可能。無料版から始められ、必要に応じて容量と機能を拡張できる柔軟な料金プランが特徴です。

\より便利なオンラインストレージになる連携例を紹介/

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

DX hacker編集メンバーが不定期で更新します。
DX推進や業務自動化に役立つ最新情報やすぐに使えるノウハウまで、わかりやすくご紹介します。

目次