カオナビ(kaonavi)とは?何がすごいのか使い方をわかりやすく解説

カオナビとは記事アイキャッチ

カオナビは、人材情報を一元管理し戦略的な人材活用を支援するクラウドツールです。この記事では、カオナビの特徴や他のツールとの違い、主要機能、使い方、導入メリット・デメリットについて解説します。

人事業務の効率化から組織分析まで、カオナビがもたらすさまざまなメリットがわかるでしょう。人材マネジメントの課題解決を目指す企業の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

カオナビとは?何がすごい?

カオナビTOP画像
引用:カオナビ

カオナビは、人材情報を一元管理し、戦略的な人材活用に役立つタレントマネジメントシステムです。最大の特徴は、従業員の顔写真とともに人材情報を管理できることです。これにより、人事部門だけでなく、管理職も含めた組織全体でのコミュニケーションがスムーズになります。

使いやすさと機能の豊富さも魅力で、データの可視化や分析機能を通じて、適材適所の人材配置や効果的な育成計画の立案にも役立ちます。

企業のニーズに合わせたカスタマイズができ、導入後のサポートも充実しています。人材管理の課題を抱える企業にとって、カオナビは強力な味方となるでしょう。

カオナビと他のタレントマネジメントツールの違い

カオナビは、タレントマネジメントに特化したシステムです。単なるスキルや経歴だけでなく、従業員のキャラクターやモチベーションまでを含めた総合的な人材データベースが構築できる点が強みです。一方、統合型HRMSのような他の人事システムは、給与計算や勤怠管理など、より幅広い機能を持っています。

また、カオナビは人事情報という機密性の高いデータを扱うため、高度なセキュリティ対策が施されています。一般的なファイル共有ツールと比べ、より厳格なアクセス制御や暗号化が行われています。

カオナビの使い方

カオナビの使い方は以下のとおりです。

STEP
カオナビにログイン

ログインURLから、ID(メールアドレス)とパスワードを入力してログインをクリックすると、トップ画面が表示されます。

STEP
従業員情報を登録

基本情報はもちろん、スキルや経験、資格なども入力可能です。特徴的なのは顔写真の登録。視覚的な情報管理により、組織の把握がしやすくなります。

カオナビの従業員登録画像
引用;カオナビ
STEP
データベースの活用

検索機能を使えば、必要なスキルを持つ人材をすぐに見つけられます。人材データベース機能はアプリでも使えるため、いつでもどこでも情報にアクセス可能です。

STEP
評価と目標管理の実施

目標設定から評価まで、一連のプロセスをシステム上で管理できます。1on1面談の記録機能もあり、継続的な育成をサポートします。

STEP
データ分析とレポート作成

ダッシュボード機能を使用すると、週、月、年単位で組織変化をグラフ化し、分析できます。レポートごとに閲覧権限を設定できるため、「経営層向け」「マネージャー向け」「人事向け」など、用途に応じた情報共有が可能です。

カオナビで何ができる?

カオナビは、人材管理の課題を一気に解決するツールです。人材データの一元管理から評価・目標管理、組織分析まで、幅広い機能を提供しています。とくに注目すべきは、視覚的な情報管理と柔軟なカスタマイズ性です。

これらの機能により、人事業務の効率化だけでなく、戦略的な人材活用が可能になります。さらに、モバイル対応で、場所を選ばず利用できるのも魅力です。

人材データベースの一元管理

カオナビは、従業員の顔写真とともに人材情報を管理できるため、視覚的に従業員情報を把握できます。基本情報やスキル、キャリア、実績、評価結果など、従業員に関する幅広い情報を一元管理可能です。

常に変化する人材情報にも対応できる柔軟な設計になっています。表示項目を自由に設定できるため、企業独自の人事制度や必要な情報に合わせてカスタマイズも可能です。

人材情報の一元管理によって、業務効率の向上、適材適所の人材配置、人材育成の効率化、さらには経営の意思決定支援など、多くの効果が期待できます。

タレントマネジメント

カオナビは、従業員の個性や才能、スキルを活かし、組織のパフォーマンスを最大化することを目指すタレントマネジメントシステムです。

従業員のスキルをデータ化し、スキルマップを作成することもできます。業界に合わせた必要スキルのテンプレートは100種類以上用意されているため、スキル管理も簡単に、すぐに始められます。

従業員一人ひとりに合わせたおすすめ講座が表示されるeラーニング機能もあり、効率的に人材育成を進められます。

評価・目標管理

カオナビは、目標管理(MBO、OKR)、360度評価、コンピテンシー評価など、さまざまな評価制度に対応しています。

目標は、年次や四半期、月単位など、細かい単位で設定・管理できます。また、全社目標や部門目標との連携も可能です。

これまで紙やExcelで作成していた目標管理・評価シートをシステム上に再現でき、自社独自の評価シートを反映することも可能です。

評価プロセスの進捗状況や、入力漏れを管理できるワークフロー機能もあります。

組織分析と戦略的意思決定

カオナビは、人材データの可視化と分析機能を通じて、組織分析と戦略的意思決定を支援します。週、月、年単位で組織変化をグラフ化して分析できるため、経営層や人事部門が組織の動向を簡単に把握できます。

スキル情報や従業員満足度の組織状況・推移を可視化できるため、自社の強み・弱みを把握し、企業としての対外的な情報開示にも活用可能です。

経営層と人事部門が同じデータを見ながら組織について検討できるため、意思疎通が図りやすくなるでしょう。

モバイル対応とリモートアクセス

カオナビはスマホアプリを提供しており、PCがない環境でもシステムにアクセスして利用できます。モバイルアクセスにおいても、高水準のセキュリティ対策が施されているため安心です。

スマホからワークフロー申請の操作も可能で、PCがなくても必要な申請手続きをスムーズに行えます。

従業員のプロフィール情報をアプリで参照できるため、組織図やキーワード検索から知りたい人の情報をすぐに入手できます。

カオナビの導入メリットとは

カオナビを導入すると、人材管理の効率化から戦略的な人材活用まで、幅広いメリットが得られます。

単なる業務改善にとどまらず、組織全体の成長を後押しする強力なツールといえます。カオナビを活用することで、企業は人材マネジメントを次のレベルへと引き上げることができるでしょう。

効率的な人材管理ができる

カオナビの導入で、人事部門の業務効率が飛躍的に向上します。従業員の基本情報からスキル、経歴まで、すべてを一つのシステムで管理できるため、必要な情報にすぐアクセスできるようになります。

評価シートの作成や集計、レポート生成などの作業が自動化されるため、人事部門の負担は大幅に軽減されます。さらに、紙の書類が減ることで文書管理の手間が省け、同時に情報セキュリティも向上します。これらの改善により、人事部門は戦略的な業務により多くの時間を割けるようになり、組織全体の生産性向上につながります。

公平で透明性のある評価・目標管理が可能

カオナビを活用すれば、評価・目標管理のプロセスが改善され、より公平で透明性の高い人事制度が実現します。全社で同じ評価基準を適用できるため、部門間や評価者によるばらつきが減少します

また、目標設定から進捗管理、評価まで一貫してシステム上で行えるため、目標管理の効率化が可能です。さらに、評価結果や面談記録をシステムに残せるため、効果的なフィードバックが可能になります。これにより、従業員の納得感が高まり、モチベーション向上にもつながるでしょう。

戦略的に人材活用できる

カオナビの導入は、戦略的な人材活用を可能にします。客観的なデータにもとづいて、各従業員の強みを活かした最適な人材配置が可能になり、組織のパフォーマンスが向上します。

また、個々の従業員のスキルや経験に応じた育成計画を立てられるため、効果的な人材育成が実現します。さらに、従業員の声を定期的に収集・分析することで、モチベーション向上につながる施策を打ち出せます。これらの機能を活用することで、企業は人材を最大限に活かし、競争力を高めることができるのです。

カオナビのデメリット

カオナビは多機能で柔軟性の高いシステムですが、その特徴ゆえに初期設定やカスタマイズに手間がかかる可能性があります。豊富な機能を自社の制度に合わせて調整するには、時間と労力が必要です。

そのため、すべての機能を一度に使おうとせず、必要最小限の機能から始めて徐々に拡張していくのが効果的です。また、カオナビはサポート体制が充実しているため、積極的に活用することで、効率的に設定できるでしょう。

カオナビの料金プラン

カオナビの料金プランは、利用人数で決まる初期費用+月額費用のシンプルな料金体系です。具体的な価格は公開されておらず、問い合わせが必要です。

詳しい料金を知りたい場合は、カオナビの公式サイトから費用の見積もりをとりましょう。無料トライアルを利用して、実際の使用感を確認することもできます。

カオナビを他サービスと簡単に連携させる方法

カオナビは、APIを通じて他システムと連携することで、業務フロー全体を効率化させることができるようになります。

ただその際には専門的な知識が必要になるため、ノーコード・ローコードでシステム連携ができるiPaaSを活用して連携を行うのがおすすめです。

ここではBizteXが提供するiPaaS「BizteX Connect」を詳しく解説します。

iPaaS「BizteX Connect」で連携するのがおすすめ

BizteX Connectのロゴ画像

iPaaS『BizteX Connect』は、プログラミングの知識がない方でも、簡単に操作することができるシステム連携ツールです。“複雑なシステム連携をシンプルに”をコンセプトに開発されているため、誰もが簡単にSaaSやDB、RPAなどの接続・連携ができるようになります。

また、接続にはAPIを利用するため、確実で安全な連携やデータの高速処理も可能です。さまざまなシステム連携をクラウド上で一元管理することで、常に変化し続けるビジネス環境に柔軟かつ迅速に対応できるワークスタイルを実現します。

カオナビを利用する場合は、例えばGoogleスプレッドシートなどと連携すれば、従業員情報を一括で処理する際に手間を大幅に減らすことができます。

BizteX Connectでカオナビとスプレッドシートを連携させた自動化フロー図

カオナビの従業員情報やシート情報を取得し、Googleスプレッドシートに出力します。これにより、入退社や組織変更の際に必要な各種アカウント管理を含む業務について、他のシステム情報と組み合わせて処理する手間を削減できるようになります。

これらの連携はBizteX Connectのフリープランで実現可能です。より幅広く使える有料プランを使いたい場合でも、1週間の無料トライアルでお試し利用ができるため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

\マウス操作のみでサービス連携が実現できる/

関連記事:
iPaaS(アイパース)とは?メリットや活用事例をわかりやすく解説
APIを使ったカオナビとiPaaS「BizteX Connect」のデータ連携方法

カオナビは人材管理を一元化するクラウドツール

カオナビは、従業員の顔写真を記載して人材情報を一元管理するタレントマネジメントシステムです。人材データベースや評価・目標管理、組織分析などの機能を通じて、企業の戦略的な人材活用を支援します。使いやすさと豊富な機能が特徴で、企業のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。

導入により、人事業務の効率化、公平な評価制度の実現、データにもとづく意思決定など、多岐にわたるメリットが得られます。従業員情報の管理にお悩みの方は、無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。

\マウスのみでサービス連携を実現/

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

DX hacker編集メンバーが不定期で更新します。
DX推進や業務自動化に役立つ最新情報やすぐに使えるノウハウまで、わかりやすくご紹介します。

目次