kintone(キントーン)とは?できることや導入メリットをわかりやすく解説

kintoneとは、プログラミングの知識がなくてもノーコードで、業務のシステム化や効率化を実現するアプリがつくれるクラウドサービスです。

本記事では、kintoneの基本機能や導入メリット、何ができるのか、具体的な活用方法を詳しく解説します。

目次

kintone(キントーン)とは?

kintoneとはkintone▶https://kintone.cybozu.co.jp/

kintoneはサイボウズ株式会社が提供する、事業運営全般に必要な業務アプリを自由に作成・カスタマイズできるクラウドサービスです。

2011年11月よりサービス提供が開始されて以来、2024年6月時点で3万社以上の企業に導入されるメジャーなサービスとなっています。

>>kintoneを他サービスと簡単に連携させる方法はこちら

kintone(キントーン)の特徴とは

kintoneはノーコードまたはローコードで業務アプリを簡単に作成できるクラウドベースのプラットフォームであるため、3万社以上という多くの企業で導入されています。

ここでは、主なkintoneの特徴を3つピックアップし解説します。

シンプルな画面デザインだから、誰でもかんたんに使える

kintoneは、直感的でシンプルな画面デザインで、IT知識が少ないユーザーでも簡単に操作できます。ドラッグ&ドロップでフォームやアプリを作成できるため、専門的なプログラミングスキルは不要です。

また、ユーザーインターフェースはわかりやすく、必要な情報や機能に素早くアクセスできるため、業務の効率化と生産性の向上に貢献します。初心者から上級者まで、誰でも使いやすい設計が魅力です。

プロジェクトやチームごとに情報を整理して集約できる

kintoneは、プロジェクトやチームごとに情報を整理して集約できます。各プロジェクトやチームのデータを一元管理し、関連するドキュメント、タスク、進捗状況を一つのプラットフォーム上で確認可能です。

この情報の集約により、チームメンバー間のコミュニケーションが円滑になり、効率的なコラボレーションが実現します。また、権限設定を活用することで、必要な情報のみを共有し、セキュリティも確保できます。

取引先など社外メンバーともセキュアなやり取りが可能

kintoneは、取引先やパートナーなどの社外メンバーともセキュアに情報を共有できます。アクセス権限を細かく設定できるため、必要な情報だけを安全に共有し、不正アクセスや情報漏洩を防止します

さらに、SSL暗号化通信や二要素認証に対応しており、データのセキュリティを強化しています。このため、外部とのコラボレーションやプロジェクト管理が円滑に行え、信頼性の高いコミュニケーションが可能です。

関連記事:kintoneと他システムをAPIで簡単にデータ連携させる方法|BizteX Connect

kintone(キントーン)でできること・メリットとは

kintoneを活用することで、だれでも業務をアプリを作成し、情報を一元管理することができるようになります。また、外部システムとの連携も可能なため、業務プロセスも改善されます。

どんなことができるようになるのか、メリットと一緒にそれぞれ詳しく解説します。

業務アプリの作成とカスタマイズ

kintoneは、専門的なプログラミング知識がなくても、直感的なドラッグ&ドロップ操作で業務アプリを簡単に作成できます。例えば、顧客管理やプロジェクト管理、経費精算などのアプリを短時間で構築し、必要に応じて柔軟にカスタマイズ可能です。

このため、各企業の独自の業務プロセスに最適なアプリを作成でき、業務効率を大幅に向上させることができます。

情報の一元管理と可視化

kintoneは、プロジェクトやチームごとの情報を一元管理し、リアルタイムでのデータ共有と可視化を実現します。ダッシュボードやグラフ機能を活用して、進捗状況や重要な指標を視覚的に把握できるため、迅速な意思決定が可能です。

また、情報の整理と集約により、コミュニケーションが円滑になり、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができます。

外部システムとの連携と自動化

kintoneは、APIを通じて他のシステムやサービスと簡単に連携できます。これにより、CRMや会計ソフトなどとのデータ同期がシームレスに行え、手動入力の手間を削減し、エラーのリスクを低減します。

また、Zapierなどのツールを利用して、特定の条件が満たされた時に自動で通知を送るなどのワークフロー自動化も可能です。これにより、業務プロセス全体の効率が劇的に向上し、時間とリソースを節約できます。

しかし、API連携はなかなか現場レベルで手軽にできることではありません。そういった場合には昨今注目されているデータ連携ツールiPaaSと併用するのがおすすめです。

\さまざまなシステムとの連携が実現/

関連記事:iPaaS(アイパース)とは?メリットや活用事例をわかりやすく解説

kintone連携はiPaaS「BizteX Connect」でより簡単になる

アセット 7

BizteX Connect」 は、kintoneを他サービスと簡単に連携させることができるツールです。kintoneで作成したアプリへのデータ登録や修正、更新のほか、書き出しや読み込みなどの処理をプログラムを書く必要なく実行できます。

誰もが画面操作だけで簡単にAPIコネクタを作成できるようになるのです。連動作業の分業コストを削減し、業務短縮を可能にすることで労働生産性を格段に上げることを実現します。

kintoneで発生する「非効率」を解決

部門ごとにさまざまなSaaSツールを導入している場合でも、kintone連携ツールであるBizteX Connectを使うことで、kintoneに情報を集約することが可能になります。クラウドサービスを一括でき管理できるだけでなく、すべての事業部のデータ統合を可能にします。

プログラムの知識は一切不要で、連携が可能

誰でも使いやすいようUIを設計していることから、わざわざプログラムを書く必要もなく、エンジニアの力を借りる必要もありません。部門担当者での運用が可能なだけでなく、クラウドサービスだから保守体制の構築も不要です。手伝ったりしてもらう必要はありません。BizteX Connectを使えば現場でもすぐに利用できます。

複雑なツールの組み合わせでも簡単かつスピーディーに連携

たとえば、顧客アプリと発注アプリを組み合わせたり、部門間で異なるアプリの情報を組み合わせたりすることが可能です。部門ごとのデータ集計・分析の実施を可能にするだけでなく、kintone関数での対応が難しい場合にも安全な連携を可能にします。

\マウスのみでサービス連携を実現/

kintoneとBizteX Connectで連携可能な他社ツール

BizteX ConnectはGoogleスプレッドシートやMarketo、HubSpot、LINE WORKS、DX suiteやチャットボットなどのSaaSをAPIで安全かつ確実に連携します。

iPaaSでデータ連駅できるサービス一覧

上記サービスで利用しているものが多い場合は、導入することで多くの業務を効率化できるようになります。

kintone×BizteX Connectの活用法

HubSpotとkintone間の顧客情報の登録と更新

  • HubSpotのコンタクトリストにコンタクトを新規追加する
  • kintoneで更新されたリード情報がHubSpotのコンタクトへ連携する
kintoneページ_60

オンラインストレージの保存ファイルをAI-OCRで読み取りkintoneに新規登録

5-1
  • 紙の帳票がクラウドストレージへ保存し、AI-OCRで読み取り後、kintoneに新規レコード登録
  • 紙の帳票がクラウドストレージへ保存し、AI-OCRで読み取り後、kintoneの既存レコードの更新
kintoneページ_62

kintone内の商談活動や請求管理を登録すると、更新情報を検知し会計システムへファイルアップロード

3
  • 営業部門や調達部門などがkintone内のワークフローを実行するとステータスの変動を検知し、請求書ファイル等を会計システムに自動でアップロード
kintoneページ_65

kintoneとクラウドサインの登録から契約締結

  • 電子契約で締結後、kintoneで管理している顧客データのフェーズを更新
  • 電子契約で却下した場合kintoneの顧客データに却下のフラグを更新
kintoneページ_61

kintoneのレコードを一括取得後、csvまたは表計算サービスを介し、BIが取得

6
  • kintoneで管理されている売上データや販売データなどを一括ダウンロードしBIが取得後データを可視化
  • ※BI(ビジネスインテリジェンス)
kintoneページ_63

kintone内の複数のアプリを連携し、複雑な情報の登録更新を自動化

2
  • 「商談アプリ」と「見積りアプリ」のような異なるアプリ間で情報を連携。片方のステータス変更をトリガーにもう片方のアプリに新規レコードを追加
kintoneページ_63

BizteX Connectは1週間の無料トライアルを実施しています。気になる活用事例があるかたはぜひ無料期間に試してみてください。

\1週間お試し利用できます/

導入事例|kintoneとSalesforce、Slackを連携した事例

テクノロジーを駆使して飲食店のEC参入・運用を支援

担当者:CRMツールのkintoneアプリ内で更新があったさいに、そのデータをExcelで自動ダウンロードし、Salesforce内にレコード作成・データ更新を自動実行。
導入前は、4件/日ほどのアップロード作業を手作業でおこなっていたのに対し、BizteX Connectの導入でシステム連携による自動化が実現可能になりました。

ー月40時間の作業時間を削減
手作業でこれだけの作業を進める場合、人員をもう一人増やさなければなりません。そうなるとオペレーションやマニュアルも必要となり、さらには管理者も必要になります。
Excelを発行するなどほかのツールでおこなう作業も併せた自動化で、毎日2時間ほどの時間コスト削減に繋がっています。月20日稼働で月間40時間程度の時間を削減できました。BizteX Connectによる自動化を前提にしたフローが検討できるようになったことで、案件が増えた場合でも変わらない人員数でより多くの業務に対応できるようになりました。

>>iPaaS導入事例全文を読む

【問い合わせ】kintoneとのシステム連携のお悩みは、お気軽にご相談ください【相談無料】

DXhackerを運営するBizteXでは、プログラミング不要で簡単に使えるiPaaS「BizteX connect」を開発・提供しています。

中小企業さまから大手企業さままで豊富な導入実績があり、万全のサポート体制によりお客さま満足度が非常に高いのが自慢です。

iPaaSや業務効率化、業務の自動化、業務改善に関すること、その他クラウドサービス(RPAやAI-OCR、受発注システム)のことなど、御社のお悩みをお聞かせください。

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この記事を書いた人

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