仕事で役に立つExcelショートカット一覧!【30選】

目次

Excelとは

Excelは、マイクロソフトが開発したスプレッドシートプログラムです。スプレッドシートは表形式でデータを管理・計算・分析するためのツールであり、Excelはその代表的なソフトウェアとして広く知られています。

Excelを使用することで、数値やテキストデータをセルに入力し、それらのデータを整理・操作することができます。Excelの主な機能には、数式や関数を使った計算、データのフィルタリングやソート、グラフの作成、条件付き書式、ピボットテーブルなどがあります。

Excelの用途

ビジネスや個人で広く使われており、さまざまな業務やタスクに活用されます。予算管理、データの分析、プロジェクト管理、請求書作成、スケジュール管理など、さまざまな用途で利用されることがあります。

Excelは使いやすいインターフェースを持ち、豊富な機能や高度な操作が可能です。また、他のオフィスソフトウェアとの連携も容易であり、データのエクスポートやインポート、他のフォーマットへの変換などもおこなえます。

Excelのショートカットを覚えるメリットとは?

Excelのショートカットを使えるようになると、仕事の効率が大幅に向上します。
ショートカットを利用することで、マウスを使わずにキーボードだけで操作できるため、作業がスムーズになります。ショートカットを覚えて使うことによって、以下のようなメリットがあります。

時間の節約につながる

ショートカットを使うことで、マウス操作に比べて作業時間が短縮されます。複数の操作を素早く行えるため、データの入力や編集、セルの移動などが効率的に行えます。

作業の正確性が高まる

ショートカットを使うことで、操作ミスや誤った操作を防ぐことができます。キーボード操作は正確で、セルの選択やデータの編集などを迅速に行うことができます。

集中力の維持が期待できる

マウス操作よりもショートカットを使ったキーボード操作の方が直感的で、作業フローを妨げずに作業に集中できます。素早く操作できるため、作業の中断や集中の切れ目が少なくなります。

生産性の向上につながる

ショートカットを使えるようになると、作業のスピードが向上します。繰り返し行う操作を効率化できるため、大量のデータ処理や複雑な計算作業なども迅速に行えます。

Excelのショートカットを習得することで、作業効率が向上し、時間の節約や正確性の向上、集中力の維持、生産性の向上などのメリットを得られます。

以下でいくつかご紹介します。

Excelのショートカット① シートの移動

前のシートに移動

Ctrl + Page Up

次のシートに移動

Ctrl + Page Dow

左のシートに移動

Ctrl + Shift + Page Up

右のシートに移動

Ctrl + Shift + Page Down

Excelのショートカット② セルの書式設定

セルの書式設定ダイアログを開く

Ctrl + 1

 選択したセルに一般形式を適用する

Ctrl + Shift + 1

数字の書式を一般形式に変更する

Ctrl + Shift + ~

 通貨の書式を適用する

Ctrl + Shift + $

Excelのショートカット③ フィルタとソート

自動フィルタを有効化または無効化する

Ctrl + Shift + L

フィルタドロップダウンリストを表示または非表示にする

Alt + Down Arrow

選択範囲をテーブルとして書式設定する

Ctrl + Shift + $

セルに罫線を追加

Ctrl + Shift + &

Excelのショートカット④ セルの選択と編集

現在の選択範囲を拡張

Ctrl + Shift + 矢印キー

選択したセルを編集モードにする

F2

選択したセルに入力した値を複製する

Ctrl + Enter

Excelのショートカット⑤ ワークシートの操作

データのある範囲を選択

Ctrl + Shift + End

シートの先頭セルに移動

Ctrl + Home

シートの先頭セルから現在のセルまで選択

Ctrl + Shift + Home

Excelのショートカット⑥ コピー、切り取り、貼り付け

選択したセルのコピー

Ctrl + C

選択したセルの切り取り

Ctrl + X

セルにコピーまたは切り取った内容を貼り付け

Ctrl + V

Excelのショートカット⑦ その他の便利なショートカット

元に戻す

Ctrl + Z

やり直し

Ctrl + Y

ファイルの保存

Ctrl + S

印刷

Ctrl + P

検索

Ctrl + F

置換

Ctrl + H

Excelのショートカット⑧ 数式と関数

現在のセルに合計値の数式を入力する

Alt + =

数式を計算して値を表示する

F9

関数の挿入ウィザードを開く

Shift + F3

Excelのショートカット⑨ 行と列の操作

列全体を選択

Ctrl + Space

行全体を選択

Shift + Space

選択した行または列の挿入

Ctrl + Shift + + (プラスキー)

選択した行または列の削除

Ctrl + – (マイナスキー)

Excelのショートカット⑩ フィルとオートフィル

選択したセルの上のセルの値をコピー

Ctrl + D

選択したセルの左のセルの値をコピー

Ctrl + R

フィルタの有効化または無効化

Ctrl + Shift + L

オートフィルを使用してデータを埋める

Ctrl + E

Excelのショートカット⑪ グラフの作成と編集

現在のデータ範囲から既定のグラフを作成

Alt + F1

新しいシートにグラフを作成

F11

選択したセルのデータを使用してグラフを作成するウィザードを開く

Ctrl + Shift + F3

Excelのショートカット⑫ フォーマットとスタイル

セルの書式設定ダイアログを開く

Ctrl + 1

選択したセルに一般形式を適用する

Ctrl + Shift + 1

数字の書式を一般形式に変更する

Ctrl + Shift + ~

通貨の書式を適用する

Ctrl + Shift + $

Excelのショートカット⑬ シートの操作

新しいシートを挿入

Ctrl + Shift + N

新しいフィルタを作成

Ctrl + Shift + F

シートを閉じる

Ctrl + Shift + W

新しいワークブックを挿入

Alt + Shift + F1

Excelのショートカット⑭ 行と列の調整

行の高さを調整

Alt + H + O + W

列の幅を調整

Alt + H + O + I

行を挿入

Alt + H + O + R

列を挿入

Alt + H + O + C

Excelのショートカット⑮ データの操作

テーブルの作成

Ctrl + T

選択したセルを名前で管理

Ctrl + Shift + F3

セルに罫線を追加

Ctrl + Shift + &

セルの罫線を削除

Ctrl + Shift + _

Excelのショートカット⑯ セルの内容の編集

現在の日付を入力

Ctrl + ; (セミコロン)

選択したセルの上のセルの値をコピー

Ctrl + Shift + ” (ダブルクォーテーション)

選択したセルの数式を表示

Ctrl + ‘ (アポストロフィ)

Excelのショートカット⑰ ワークブックの操作

新しいワークブックを作成

Ctrl + N

ファイルを開く

Ctrl + O

ワークブックを閉じる

Ctrl + W

アクティブなワークブックを閉じる

Ctrl + F4

Excelのショートカット⑱ ピボットテーブルの操作

 新しいピボットテーブルを作成

Alt + N + V

ピボットテーブルフィールドリストを表示または非表示にする

Alt + J + T

ピボットテーブルの値フィールドを設定する

Alt + J + V

ピボットテーブルのフィールドを選択またはクリアする

Alt + J + C

Excelのショートカット⑲ ショートカットキーの表示

リボンのショートカットキーを表示する

Alt

Excelのすべてのショートカットキーを表示するダイアログボックスを開く

Ctrl + Shift + Alt + /

Excelのショートカット⑳ セルの表示とスクロール

選択した列を非表示にする

Ctrl + 0

グリッド線を表示または非表示にする

Ctrl + 8

アクティブなセルから左端までデータを選択

Ctrl + Backspace

アクティブなセルから上端までデータを選択

Ctrl + Shift + Backspace

Excelのショートカット㉑ ショートカットメニュー

セルまたはオブジェクトのショートカットメニューを表示

Shift + F10

新しいシートを挿入するショートカットメニューを表示

Alt + Shift + F10

新しいワークシートを挿入するショートカットメニューを表示

Shift + F11

Excelのショートカット㉒ ショートカットのカスタマイズ

Excelオプションを開き、ショートカットキーをカスタマイズ

Alt + F + T

リボンのタブを表示し、リボンのショートカットキーをカスタマイズ

Alt + W + R

クイックアクセスツールバーのショートカットキーをカスタマイズ

Alt + Q

Excelのショートカット㉓ セルの移動と選択

セルへ移動するダイアログボックスを表示

Ctrl + G

セルの選択を追加または解除する

Ctrl + Shift + F8

現在のセルを選択する

Ctrl + Shift + Space

前のワークシートに切り替える

Ctrl + Shift + Tab

Excelのショートカット㉔ フォーミュラの入力と編集

セル参照の絶対参照と相対参照を切り替える

F4

直接または間接的に参照されているセルへ移動

Ctrl + [ (左ブラケット)

上のセルの値と同じ数式を入力

Ctrl + Shift + ” (ダブルクォーテーション)

ハイパーリンクを挿入または編集

Ctrl + K

Excelのショートカット㉕ データのフィルタリング

フィルタドロップダウンリストを表示または非表示にする

Alt + Down Arrow

ビジブルセルのみを選択してコピーまたは切り取る

Alt + ; (セミコロン)

自動フィルタを適用または解除する

Ctrl + Shift + L

現在のリージョン全体を選択する

Ctrl + Shift + * (アスタリスク)

Excelのショートカット㉖ シートの作成と削除

新しいワークシートを挿入

Shift + F11

新しいシートを挿入

Alt + Shift + F1

アクティブなシートを削除

Alt + Shift + F4

Excelのショートカット㉗ グリッド線の表示と非表示

グリッド線の表示と非表示を切り替え

Ctrl + Shift + 8

グリッド線の表示と非表示を切り替え

Alt + W + V + G

Excelのショートカット㉘ シートのコピーと移動

シートをコピーまたは移動

Ctrl + Drag

行を挿入

Alt + H + O + R

列を挿入

Alt + H + O + C

Excelのショートカット㉙ リボンのショートカットキー

リボンのキータイップモードを開始し、タブのショートカットキーを表示

Alt

 ホームタブを選択

Alt + H

挿入タブを選択

Alt + N

ページレイアウトタブを選択

Alt + P

データタブを選択

Alt + M

フォーミュラタブを選択

Alt + B

リビュータブを選択

Alt + R

ビュータブを選択

Alt + W

Excelのショートカット㉚ オブジェクトの挿入と編集

新しいグラフを挿入

Alt + N + P

新しいピボットテーブルを作成

Alt + N + V

新しいワークブックを作成

Alt + N + W

新しいハイパーリンクを挿入

Alt + N + H

【関連記事】>>ExcelのマクロとVBAの違いとは?自動化の方法をわかりやすく解説!

ソフトウェアや業務管理ツールをまたぐExcel操作の自動化はRPAで実行可能

たとえば、Excelから他の業務管理ツールへの入力作業を自動化したい場合は、マクロやVBAで自動化することはできません。Excelと普段活用している業務管理ツールでおこなう作業を自動化したい場合には、RPAを使うことで可能になります。

Excel作業の自動化にRPAを用いることで下記のメリットを得られます。

自動化の幅が広い

RPAは、ソフトウェアの操作やタスクを自動化するためのツールです。Excelとソフトウェア間のデータの入力、抽出、処理、統合など、さまざまな操作を自動化することができます。これにより、手作業にかかる時間やヒューマンエラーを削減し、効率的な作業を実現できます。

複数のアプリケーションとの連携が可能

RPAはExcelだけでなく、他のソフトウェアやアプリケーションとの連携も可能です。例えば、Excelのデータを他のデータベースに自動的に転送したり、Webサイトからデータを抽出してExcelに自動的に反映させたりすることができます。これにより、さまざまなシステム間でのデータのやり取りや処理を自動化できます。

定型的な作業の自動化が可能

Excelとソフトウェアの連携には、定型的な作業や繰り返し処理が多く含まれます。RPAは、ルールベースで作業を自動化するため、パターンや条件に基づいて作業を実行することができます。これにより、Excelとソフトウェア間の作業を確実かつ迅速に実行できます。

非開発者でも使用可能

RPAツールは、非開発者でも簡単に使用できるように設計されています。多くのRPAツールは、ビジュアルなフローチャートやドラッグアンドドロップのインターフェースを提供しており、プログラミングの知識がなくても自動化のルールを作成できます。これにより、Excelユーザーが簡単にRPAを活用できます。

柔軟性と拡張性がある

RPAツールは、柔軟で拡張性のあるソリューションを提供しています。作業フローの変更や追加、条件の変更などが容易におこなえます。また、スケーラビリティにも優れており、複数のプロセスやタスクを同時に実行できます。

エラーハンドリングと監視が可能

RPAツールは、エラーハンドリング機能や監視機能を備えています。作業中にエラーが発生した場合でも、RPAは自動的にエラーを検出し、対処することができます。また、監視機能により、作業の進行状況や結果を監視し、必要な場合には通知やアラートを送信することも可能です。

タスクの再利用性と再現性がある

RPAは、作業の再利用性と再現性が高い特徴を持っています。一度作成した自動化ルールやフローは、繰り返し使用することができます。これにより、Excelとソフトウェアの連携作業を効率的に実行し、一貫性のある結果を得ることができます。

要するに、RPAはExcelとソフトウェアの連携作業を効率化し、生産性を向上させるためのツールです。定型的な作業やデータの処理、複数のアプリケーションとの統合など、Excelとソフトウェア間の様々なタスクを自動化することができます。

また、ビジュアルなインターフェースやエラーハンドリング機能など、非開発者にも利用しやすい特徴もあります。RPAを活用することで、Excelとソフトウェアの連携作業を効率化し、生産性を向上させることが期待できます。

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【関連記事】>>簡単解説|RPAとExcelマクロ、どう違う?【業務効率化・業務自動化】

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【関連記事】>>【初心者向け】RPAとは?簡単にわかりやすく説明!【事例・おすすめ製品】

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