HubSpot(ハブスポット)とは?何ができるかや特徴、導入メリットを徹底解説!

HubSpotとは記事アイキャッチ

企業の顧客管理やマーケティング活動を効率化したいとお考えではありませんか?HubSpot (ハブスポット)は、CRMからマーケティング、営業支援まで、必要な機能が1つにまとまった統合型プラットフォームです。基本機能は無料で利用でき、直感的な操作で初心者でも使いやすいと評価されています。

この記事では、HubSpotの主な機能や特徴、導入メリット、料金プランまで詳しく解説します。

記事の後半では、他のアプリの表データをもとにHubSpotでコンタクトリストを自動作成する方法も解説!

目次

HubSpot(ハブスポット)とは

HubSpotのTOP画像
引用:HubSpot

HubSpotは、世界20万社以上が導入する統合型のカスタマープラットフォームです。

CRM(顧客管理)、マーケティング、営業支援、カスタマーサービスなど、顧客とのあらゆる接点を一元管理できます。

基本的なCRM機能は無料で利用可能で、インバウンドマーケティングを強化したい企業に特に人気があります。

HubSpot(ハブスポット)の特徴

HubSpotには、以下の3つの特徴があります。

オールインワンのプラットフォーム

HubSpot は、顧客管理からマーケティング、営業支援、カスタマーサービスまで、必要な機能を一つのプラットフォームに統合したツールです。複数のツールを使い分ける必要がなく、データも一元管理できるため、部門間の連携をスムーズに行うことができます。

操作の容易さや充実のサポートにより導入しやすい

基本的なCRM機能は無料で提供されており、必要に応じて機能を追加することができます。直感的なインターフェースに加え、豊富なテンプレートやガイド、充実したサポートにより、スムーズに導入ができます。

インバウンドマーケティング強化

ブログ作成やSEO対策、リードナーチャリング(見込み客の育成)など、インバウンドマーケティングに特化した機能が充実。顧客との長期的な関係構築を支援し、自然な形での顧客獲得と育成を実現。

これらの特徴により、とくに成長期の企業やインバウンドマーケティングを重視する企業での導入が進んでいます。

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HubSpot(ハブスポット)と他のCRMやMAツールとの違い

HubSpotの最大の特徴は、CRMとマーケティングオートメーションが統合された「オールインワン」の構造です。他のツールが特定の機能に特化しているのに対し、HubSpotは顧客管理から営業支援まで一貫して提供します。

また、無料プランが充実していることも大きな違いです。Salesforceなどの他のCRMは初期費用が高額ですが、HubSpotは基本機能を無料で提供しています。

ただし、大規模なカスタマイズや特定の高度な機能では、専門特化型のツールに劣る場合もあるため、用途に応じた選択が重要です。

HubSpot(ハブスポット)の主な機能

HubSpotは、顧客管理からマーケティング、営業支援まで、企業の成長に必要な機能を統合したプラットフォームです。CRMを中心に、リード獲得から育成、商談管理、カスタマーサポートまで一貫して管理できます。

無料プランでも基本的な機能が使え、成長に応じて機能を追加できるのが特徴です。

CRM(顧客関係管理)

HubSpotのコンタクト画面
引用:HubSpot

HubSpotのCRMは、取引先や商談を一元管理する無料の顧客管理ツールです。顧客情報をデータベース化し、メールやウェブサイトでの行動履歴も自動で記録。営業担当者の活動記録も残せるため、チーム全体で情報共有が可能です。

また、商談の進捗状況を視覚的に把握できる「パイプライン管理」や、商談確度を数値化する「リードスコアリング」機能も搭載。営業活動の効率化とチーム全体の生産性向上を実現します。

マーケティング機能

HubSpotのパフォーマンス画面
引用:HubSpot

マーケティング機能では、リード獲得から育成まで、インバウンドマーケティングに必要な機能を提供します。ランディングページやフォームの作成、メール配信の自動化、SNSの運用管理など、さまざまなマーケティング施策を一元管理できます。

また、コンテンツのパフォーマンス分析やA/Bテストも可能で、データに基づいた施策の改善が図れます。キャンペーンごとのROI分析も簡単で、マーケティング活動の効果測定と改善を継続的に行えます。

ランディングページとフォーム作成

HubSpotのLP作成画面
引用:HubSpot

HubSpotでは、コーディング不要でランディングページを作成できます。ドラッグ&ドロップで直感的に操作でき、魅力的なページを簡単に構築することができます。SEO対策のアドバイスも表示され、検索エンジンでの上位表示も狙えます。

フォーム作成も同様に簡単で、リード獲得に必要な項目を自由に設定できます。収集したデータは自動でCRMに保存され、訪問者の行動データと紐付けて管理できます。A/Bテストも可能で、継続的な改善が図れます。

営業パイプラインの管理

商談の進捗状況を視覚的に管理できる機能です。「新規」「商談中」「成約」など、各ステージの設定が可能で、商談がどの段階にあるかを一目で把握できます。各案件の金額予測や成約確率も管理でき、売上予測の精度向上に貢献します

また、商談ごとにタスクやリマインダーを設定できるため、フォロー漏れを防止。チーム全体の活動状況も可視化され、効率的な営業活動を実現します。上司による進捗確認や指導もスムーズです。

カスタマーサービスツール

カスタマーサービスツールは、顧客サポートを効率化するツールセットです。チケット管理システムで問い合わせを一元管理し、対応状況を追跡。優先順位付けや担当者の割り当ても簡単に行えます

また、よくある質問をナレッジベース化し、顧客が自己解決できる環境も構築可能。チャットボットとの連携で24時間対応も実現でき、顧客満足度の向上とサポート業務の効率化を両立します。

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HubSpot(ハブスポット)を使うメリットとは

HubSpotを導入することで、マーケティングから営業、カスタマーサポートまでの業務を一元管理できます。直感的な操作性で初心者でも使いやすく、業務の自動化機能も充実。無料プランも用意されており、少ないリスクで始められます。

ここでは、主な3つのメリットについてみていきましょう。

オールインワンプラットフォームで業務効率アップ

HubSpotの最大の強みは、マーケティングから営業、カスタマーサポートまでを一つのプラットフォームで管理できる点です。顧客情報がすべて連携しているため、各部門が最新の状況を把握でき、スムーズな連携が可能です。

例えば、マーケティングチームが獲得したリードの情報は自動で営業チームに共有され、商談の進捗状況もリアルタイムで確認できます。カスタマーサポートも過去のやり取りを参照でき、一貫した対応が可能に。部門間の情報共有がスムーズになり、業務効率が大幅に向上します。

直感的な操作性で初めてでも使いやすい

HubSpotは、専門知識がなくても直感的に操作できる設計が特徴です。ドラッグ&ドロップでページやフォームが作成でき、メールマーケティングも簡単なステップで実行可能。複雑な設定や技術的な知識は不要です

また、充実したガイドやチュートリアルが日本語で提供され、疑問点もすぐに解決できます。カスタマーサポートも手厚く、初めてCRMを導入する企業でも安心して利用を開始できるでしょう。

ワークフローを自動化できる

HubSpotのワークフロー画面
引用:HubSpot

HubSpotの強力な自動化機能により、多くの業務を効率化できます。例えば、資料請求があった際の一連のフォローメールを自動配信したり、商談の進捗に応じて担当者にタスクを自動割り当てしたりもできます。

メール配信は、「資料請求から3日後に製品紹介」「7日後にセミナー案内」といった具合に、きめ細かなスケジュール設定が可能。さらに、顧客の行動(メールの開封やリンクのクリックなど)に応じて、次のアクションを変更することもできます。

>>HubSpotの良さを最大限生かす方法とは?

HubSpot(ハブスポット)の注意点

HubSpotは便利なツールですが、導入時には注意が必要な点があります。とくに、各部門での利用目的を明確にし、運用ルールを事前に定めることが重要です。

また、顧客データの管理方法や、社員への教育体制も整える必要があります。これらの準備を怠ると、効果的な活用ができなくなる可能性があります。

導入目的を明確にして定期的に評価すること

HubSpot導入の成否を左右する重要なポイントは、明確な目的設定です。マーケティング部門はリード獲得の効率化を、営業部門は商談管理の改善を、カスタマーサポート部門は対応品質の向上を、というように、各部門での具体的な活用イメージを描くことが重要です。

また、導入後は定期的に効果を測定し、費用対効果を評価することも必要です。目標とする数値(KPI)を設定し、その達成度を確認。必要に応じて運用方法を見直すことで、投資に見合う効果を引き出せます。

社内で運用ルールを決めること

顧客データを扱うHubSpotでは、データの入力ルールや管理方法を事前に定めることが重要です。例えば、顧客情報の登録方法、商談ステージの定義、タグの付け方など、統一したルールを設けておかないと、後から大量のデータを整理するのは困難です。

また、全社員がHubSpotを適切に使えるよう、教育体制も整備が必要です。マニュアルの作成や定期的なトレーニングの実施、質問窓口の設置など、継続的な支援体制を整えることで、効果的な活用が可能になります。

HubSpot(ハブスポット)の料金プラン

HubSpotの料金体系は、「まとめて購入」と「機能ごとに購入」の2つの方法があります。まとめて購入の場合、基本的な機能がすべて含まれた「Customer Platform」を選択でき、無料プランから月額516,000円のEnterpriseプランまで、規模に応じて選べます。

機能ごとの購入では、Marketing Hub(マーケティング)、Sales Hub(営業)、Service Hub(カスタマーサポート)など、必要な機能だけを選択可能。各機能は無料プランから試すことができ、成長に応じて段階的にアップグレードできます。どの方法も、最初は無料プランで使い勝手を確認してから、本格導入を検討することをおすすめします。

月額料金

スクロールできます
プラン無料ツールStarterProfessionalEnterprise
Customer Platform0円1,800円140,400円516,000円
Marketing Hub0円1,800円96,000円432,000円
Content Hub0円1,800円54,000円180,000円
Operations Hub0円1,800円86,400円240,000円
Sales Hub0円1,800円10,800円18,000円
Service Hub0円1,800円10,800円18,000円
引用:HubSpot

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HubSpot(ハブスポット)を他サービスと簡単に連携させる方法

HubSpotは、APIを通じて他システムと連携することで、業務フロー全体を効率化させることができるようになります。

ただその際には専門的な知識が必要になるため、ノーコード・ローコードでシステム連携ができるiPaaSを活用して連携を行うのがおすすめです。

ここではBizteXが提供するiPaaS「BizteX Connect」を詳しく解説します。

iPaaS「BizteX Connect」で連携するのがおすすめ

Connect紹介画像2
BizteX Connect

>>BizteX Connectサービスサイト

iPaaS「BizteX Connect」は、プログラミングの知識がなくても簡単に使えるシステム連携ツールです。「プログラミングをゼロへ」をコンセプトに開発されており、誰でもSaaSやデータベース、RPAなどを簡単に接続・連携できるようになります。

また、APIを利用した接続により、確実かつ安全な連携と高速なデータ処理を実現します。さまざまなシステム連携をクラウド上で一元管理することで、変化の激しいビジネス環境にも柔軟かつ迅速に対応できるワークスタイルをサポートします。

BizteX Connectを活用してHubSpotでコンタクトリストを自動作成

HubSpotを利用する場合は、例えばkitnoneと連携することで、コンタクトリスト作成を自動化することができます。

kintone・HubspotをBizteX Connectで連携した自動化フロー図2
HubSpot×ConnectのAPI連携アプリケーション

例えば、kintoneの特定ビューから取得した表データを基に、HubSpotでコンタクトリストを自動作成・更新することで、契約中の顧客へのメール送付リストの作成などの業務を効率化できます。この仕組みにより、常に最新の情報が反映されたコンタクトリストを維持することが可能になります。

こちらの自動化フローは、シナリオテンプレートも用意されているため、導入後すぐに組み込むことができるでしょう。

kintoneとHubSpotのConnectシナリオテンプレート画面

BizteX Connectは、1週間の無料トライアルでお試し利用ができるため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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関連記事:HubSpotのAPI連携をiPaaSを使ってノーコードで行う方法|BizteX Connect

HubSpot(ハブスポット)はオールインワンCRMツール

HubSpotは、顧客管理からマーケティング、営業支援、カスタマーサービスまでを一元管理できる統合型プラットフォームです。世界20万社以上が導入する実績があり、特にインバウンドマーケティングを重視する企業に人気があります

基本的なCRM機能は無料で利用でき、直感的な操作性で専門知識がなくても使いやすいのが特徴で、業務の自動化機能も充実しており、部門間の情報共有もスムーズです。

ただし、導入時には目的を明確にし、運用ルールを事前に定める必要があります。料金は「まとめて購入」と「機能ごとに購入」の2つの方法があり、企業の規模や成長に応じて柔軟に選択できます。

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SaaSの基本や選び方については、「SaaSとは?」の記事もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

DX hacker編集メンバーが不定期で更新します。
DX推進や業務自動化に役立つ最新情報やすぐに使えるノウハウまで、わかりやすくご紹介します。

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