iPaaS製品12選を徹底比較!選び方やおすすめポイントも紹介

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昨今、企業規模に関わらず多くの企業がSaaSを導入しており、そのうち86.9%がSaaSのデータ連携に課題を感じています。(※)

そんな課題を解決してくれるのが、データ連携ツールiPaaS(Integration Platform as a Service)です。しかし、国内外問わず多くのiPaaSベンダーがあり、どのiPaaS製品を選べばよいかわからないという方が多いです。本記事では、そんなiPaaS製品を比較し、選び方やおすすめポイントを解説します。

SaaS利用企業でITサービスの導入・選定にかかわる業務を担当している536名を対象にしたアンケート調査より

目次

iPaaS製品の比較12選

下記はiPaaS製品を12個厳選し、特徴をまとめた比較表です。

製品名日本製/海外製特徴
BizteX Connect日本製シナリオ作成が簡単で国産SaaS連携のテンプレート多数。RPAとの連携も。
DataSpider Servista日本製プログラミング不要でデータ統合が簡単。大容量データの高速処理が可能。
ActRecipe日本製ノーコードで簡単にデータ連携。国内SaaSに柔軟対応。
Yoom日本製エンタープライズ向け。直感的な操作性と高いセキュリティ性。
Anyflow Embed日本製SaaS事業者向け。API連携が簡単に実現しランニングコスト削減に有効。
Informatica海外製マルチクラウド対応。AIと機械学習を活用したデータ管理。
Zapier海外製ノーコードでワークフロー自動化。多彩な料金プランあり。
IFTTT海外製条件設定で自動化が簡単。多様なアプリやデバイスと連携可能。
Boomi海外製ハイブリッド環境対応。ドラッグ&ドロップで簡単にデータ連携。
Workato海外製ノーコードで簡単にアプリ連携。自動化ワークフロー多数。
MuleSoft海外製SalesforceのAnypoint Platform。APIマネジメントが簡単。
Celigo海外製ローコードでスムーズな連携。ドラッグ&ドロップ操作。
iPaaS製品比較表

各iPaaSについて解説します。

関連記事:iPaaS(アイパース)とは?メリットや活用事例をわかりやすく解説

BizteX Connect

BizteX Connect紹介画像
引用:BizteX Connect

BizteX Connectは、シナリオ作成が数珠繋ぎでデータ連携ができるため、初めての方でも簡単に操作ができます。国産iPaaSで2,000社以上のユーザに業務自動化ツールを提供しており、国産SaaSを連携するテンプレートが多数用意しています。

またRPA「Biztex robop」も提供しており、Connectとrobopを連携させることも可能です。RPAとiPaaSを併用しやすく、ノーコード・ローコードで非IT部門でもすぐに操作を覚えられるのが特徴です。

\マウスのみでサービス連携を実現/

DataSpider Servista

DataSpiderServista紹介画像
引用:DataSpider Servista

DataSpider Servista(データスパイダーサービスタ)は、プログラミング不要でさまざまなアプリやシステムを連携できるローコードのiPaaSプラットフォームです。

複数のアイコンを使った直感的な操作で、簡単かつ迅速にデータ統合が可能。Javaを活用した高い処理能力により、大容量データの高速処理が実現し、作業効率の向上と業務時間の削減ができるでしょう。

ActRecipe

ActRecipi紹介画像
引用:ActRecipe

ActRecipe(アクトレシピ)は、ノーコード/ローコードでSaaSやFinTechのデータ連携を実現するiPaaSプラットフォームです。業務目的に合わせた「レシピ」を選ぶだけで、簡単にデータ統合と業務自動化が可能です。

国内SaaSへの柔軟な対応と手厚いサポートが強みで、企業規模を問わず幅広く利用されています。これにより、会計業務の効率化や社内IT化の促進、内部統制の強化がされるでしょう。

Yoom

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引用:Yoom

Yoomは、エンタープライズ向けの日本製iPaaSプラットフォームで、直感的な操作性と高度な連携機能が特徴です。ノーコードでシステムやアプリケーションを簡単に連携でき、業務プロセスの効率化を支援します。

日本企業の複雑なニーズに対応する柔軟なカスタマイズ性と高いセキュリティ性があります。

Anyflow Embed

Anyflow紹介画像
引用:Anyflow

Anyflow Embedは、SaaS事業者向けのiPaaSソリューションで、自社プロダクトと他社SaaSとのAPI連携を迅速かつ簡単に実現します。短期間で導入でき、ノーコードでAPI連携のセットアップ画面をデザイン可能です。

Anyflow SDKを組み込むことで、ユーザーはiPaaSの購入・設定不要でAPI連携を利用できます。また、連携先SaaSのAPIアップデートやエラー対応もアウトソースでき、ランニングコストの削減にも有効です。

Informatica

Informatica紹介画像
引用:Informatica

Informaticaは、あらゆる環境のデータを連携・統合するデータマネジメントプラットフォームです。マルチクラウド、オンプレミス、サーバーレス環境に対応し、数百のデータソースと接続可能。AIと機械学習を活用して高品質なデータ管理を実現し、データ同士の関連性も可視化します。

ローコード・ノーコードで操作が簡単で、業務効率を大幅に向上させられるでしょう。

Zapier

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引用:Zapier

Zapierは、多くのアプリをノーコードで連携し、ワークフローを自動化するiPaaSプラットフォームです。ドラッグ&ドロップの操作で簡単にSaaS間のプロセスを自動化でき、プログラミング知識は不要です。多彩な料金プランが用意されており、初期費用なしで制限内であれば無料で利用可能。

UI/UXがわかりやすく、日本ユーザーにも人気があります。主要なWebサービスやSNS、CMSとも簡単に連携でき、業務効率を大幅に向上させられるでしょう。

IFTTT

IFTTT紹介画像
引用:IFTTT

IFTTTは、条件設定により様々なサービスやデバイスを連携させるiPaaSプラットフォームです。ユーザーフレンドリーなデザインで、技術的な知識がなくても簡単に自動化を設定可能。

日常生活や業務の効率化を支援し、幅広いアプリやデバイスとの連携が強みです。個人からビジネスユーザーまで、多様なニーズに対応します。

Boomi

Boomi紹介画像
引用:Boomi

Boomiは、世界中の多くの企業が利用するiPaaSプラットフォームで、オンプレミスとクラウドの両方を連携するハイブリッド環境に対応しています。ローコードツールで直感的なドラッグ&ドロップ操作が可能で、迅速にデータ連携を構築できます。

多数のコネクタを提供し、SaaSと社内システムの連携も容易に実現。データサイロ化を防ぎ、効率的なデータ管理をサポートします。API作成やマスターデータ管理機能も充実しています。

Workato

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引用:Workato

Workatoは、ノーコード・ローコードで複数のアプリやサービスを簡単に連携できるiPaaSプラットフォームです。直感的なUI/UXを備え、エンジニアでなくてもワークフローの自動化が可能。

多数の自動化ワークフロー『レシピ』を提供し、コミュニティのレシピを利用して迅速に業務効率化を実現します。セキュリティも充実しており、安全なシステム運用が可能です。

MuleSoft

Mulesoft紹介画像
引用:MuleSoft

MuleSoftは、Salesforceが提供するAnypoint Platformを通じて、データ統合とAPIマネジメントを実現するiPaaSプラットフォームです。ノーコードでSaaS、オンプレミス型ソフトウェア、レガシーアプリケーションとの連携が可能。

充実したサポート体制により、開発時間を短縮し、APIの設計構築も迅速に行えます。高いセキュリティ機能で、外部からの攻撃を自動で監視し、ネットワークの脆弱性を低減します。

Celigo

Celigo紹介画像
引用:Celigo

Celigoは、ローコードのiPaaSプラットフォームで、多くのSaaSやオンプレミスシステムとのスムーズな連携が可能です。ドラッグ&ドロップ操作で簡単に統合を実現し、IT専門知識がなくても利用できます。

構築済みのビジネスフローや豊富なコネクタにより、迅速なワークフロー構築が可能。セキュリティとSLAが充実しており、安心して利用できます。オンラインヘルプセンターやコミュニティも充実し、サポート体制も万全です。

iPaaS製品を業務に活用するメリット

iPaaS製品を業務に活用することで、システム統合の効率化、スケーラビリティの向上、コスト削減など多くのメリットがあります。手動作業の削減により業務効率が向上し、ビジネスプロセス全体が円滑になります。

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

システム統合の効率化

iPaaS(Integration Platform as a Service)は、異なるシステムやアプリケーション間のデータ連携を簡単に実現します。これにより、手動でのデータ転送や統合作業が不要となり、時間とコストを大幅に削減できます

さらに、リアルタイムでデータを同期できるため、情報の整合性が保たれ、ビジネスプロセスの効率化が図れます。

スケーラビリティと柔軟性の向上

iPaaSはクラウドベースのサービスであり、企業のニーズに応じて簡単にスケールアップやスケールダウンが可能です。これにより、急速に変化するビジネス環境にも柔軟に対応できます。

また、多くのiPaaSプラットフォームは多様なアプリケーションとの連携が可能で、新しいツールやサービスの導入がスムーズに行えます

コスト削減とITリソースの最適化

iPaaSの導入により、インフラの維持管理コストやシステム統合にかかる開発コストが大幅に削減されます。また、IT部門のリソースを他の重要なプロジェクトに集中させることができ、全体的なIT運用の効率が向上します。

これにより、企業全体の生産性が向上し、競争力が強化されます

\AIや各種SaaSを連携した自動化事例を多数紹介/

▼下記よりConnect×各種SaaSの連携記事をご覧いただけます。(アイコンクリックで遷移できます)

iPaaS製品の選び方

iPaaS製品を選ぶ際には、ビジネスニーズに合った機能や使いやすさ、コストパフォーマンスを重視することが重要です。具体的には、RPAとの連携がスムーズにできるか、専門知識なしで使えるか、そして企業規模や予算に応じた柔軟な料金設定があるかを確認しましょう。

これらのポイントを押さえることで、最適なiPaaS製品を選び、業務の効率化と生産性の向上を図ることができます。

RPAとの連携がしやすいこと

iPaaS製品を選ぶ際には、RPA(Robotic Process Automation)との連携がスムーズに行えるかどうかを確認することが重要です。iPaaSは、RPAツールと統合することで、業務プロセスの自動化をさらに強化し、効率化を図ることができます

特に、主要なRPAツールとのコネクタやAPIが充実している製品を選ぶことで、システム間のデータ連携が円滑に行え、運用コストの削減と生産性の向上が期待できます。

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プログラミングなどの専門知識なしでも使えること

どれだけ便利なiPaaSでも操作が難しいと挫折してしまいます。そのため、プログラミングの専門知識がなくても簡単に利用できることは重要なポイントです。直感的なドラッグ&ドロップインターフェースや視覚的なデータマッピングツールが提供されているiPaaSを選ぶことで、技術的なハードルを下げ、ビジネスユーザーでも統合プロセスを管理・運用できるようになります。

これにより、IT部門への依存度を減らし、迅速な対応が可能となります。

企業規模や予算・目的に沿った料金設定があること

企業の規模や予算、具体的な目的に応じた料金設定があるかどうかも重要なポイントです。スケーラブルな料金プランを提供するiPaaSを選ぶことで、初期導入コストを抑えつつ、ビジネスの成長に合わせてリソースを拡張することが可能です

また、使用量に応じた従量課金制やフリーミアムモデルなど、柔軟な料金体系を持つ製品を選ぶことで、コストパフォーマンスの最適化が図れます。

\データ連携の課題を解決するポイントを解説/

iPaaS製品の導入手順

STEP
ニーズの分析と要件定義

ビジネスニーズ確認:統合するシステムと具体的な目標(例:データの一貫性、プロセスの自動化)を明確にする。
技術要件確認:必要なデータ形式、通信プロトコル、API、セキュリティ要件などを特定。

STEP
iPaaSベンダーの選定

リサーチ:主要なiPaaSベンダーの機能、価格、サポートを比較。
デモやトライアル:候補ベンダーのデモンストレーションやトライアル版を使用し、操作性や機能を確認。

STEP
環境のセットアップ

アカウント作成:選定したiPaaSベンダーのアカウントを作成し、プラットフォームにログイン。
初期設定:ワークスペース、プロジェクト、セキュリティ設定、アクセス権限の設定を行う。

STEP
接続の構築

コネクタ設定:統合するアプリケーションやデータソースに対応するコネクタを選定し、必要な認証情報と接続設定を入力。
データフロー設計:データの流れやプロセスを視覚的に設計し、トリガー、アクション、データ変換ロジックを定義。

STEP
テストと検証

テスト環境準備:本番環境と同様のテスト環境を用意し、設定を適用。
統合フローテスト:統合フローが期待通りに動作するかテストし、エラーハンドリングや例外処理も確認。

STEP
本番環境へのデプロイ

移行準備:テストで問題のなかった統合フローを本番環境に移行。
モニタリングとメンテナンス:統合フローの動作を継続的にモニタリングし、問題が発生した場合は迅速に対応。必要に応じてフローの改善や最適化を行う。

▼下記よりConnect×各種SaaSの連携記事をご覧いただけます。(アイコンクリックで遷移できます)

iPaaS製品についてのQ&A

iPaaSの主な機能は何ですか?

iPaaSの主な機能は、「つなぐこと」であり、SaaS同士あるいはSaaSとオンプレミスシステムを連携することができます。

アプリをつなぐ

APIを利用し、クラウド・オンプレなど、複数のアプリやシステムを確実かつ安全に連携します。

データをつなぐ

アプリ(システム)間のリアルタイムでのデータ同期を実現。
重要資産であるデータ活用を強力にサポートします。

フローをつなぐ

異なるアプリ(システム)間をまたぐビジネスフローの設計・運用を可能にします。

iPaaSはどのくらいの規模の企業に適していますか?

企業規模問わず多くの企業が用途に合わせて複数のSaaSを利用しているため、iPaaSは、中小企業から大企業まで幅広く導入されています。

iPaaSはどのような業界に適していますか?

API連携ができるかつiPaaSベンダーが提携しているサービスであれば、連携ができるため業界問わずさまざまな企業で活用されています。IT業界はもちろん、製造業や医療・EC・金融など幅広いです

iPaaSのパフォーマンスを最適化する方法は?

定型業務を自動化できるRPAと併用することで、より多くの導入効果を得ることができるでしょう。

また、iPaaSベンダーから十分なサポートを受けることもパフォーマンスを最適化するのに重要です。日本語対応かつ専任の担当者が付いてくれるかどうかは必ず確認しましょう。

\データ連携の課題を解決するポイントを解説/

iPaaSはBizteX Connectがおすすめ

BizteX Connectとは

iPaaS『BizteX Connect』は、プログラミングの知識がない方でも、簡単に操作することができるシステム連携ツール。“複雑なシステム連携をシンプルに”をコンセプトに開発されているため、誰もが簡単にSaaSやDB、RPAなどの接続・連携ができるようになります。

接続にはAPIを利用するため、確実で安全な連携やデータの高速処理を可能にします。さまざまなシステム連携をクラウド上で一元管理することで、常に変化し続けるビジネス環境に柔軟かつ迅速に対応できるワークスタイルを実現します。

\マウスのみでサービス連携を実現/

iPaaS「BizteX Connect」の導入事例

実際にBizteX Connectを導入した企業がどのような業務自動化を行っていたのか事例を紹介します。

kintoneのデータをSalesforceにアップロード、レコード作成を自動化!月間40時間の作業コストを削減

スターフェスティバル株式会社Connect自動化フロー図
Connect自動化フロー図1

こちらの事例では、CRMツールのkintoneアプリ内で更新があった際に、そのデータをExcelで自動ダウンロードし、Salesforce内にレコード作成・データ更新をする作業を自動化しています。

これまでは4件/日ほどのアップロード作業を手作業でおこなっていましたが、BizteX Connectの導入でシステム連携による自動化が実現可能になりました。

SlackとKING OF TIMEの連携で勤怠管理フローを効率化!毎日の打刻率UP

株式会社ShippioのBizteX Connect連携フロー画像1
Connect自動化フロー図2

こちらの事例では、毎朝指定の時間に、botで打刻催促投稿(チェックイン連絡)がされるようにするだけでなく、社員がチャット上で出勤や退勤、休憩開始、休憩終了のスタンプを押すだけで、勤怠管理システムにその情報が自動で反映されるようになっています。

BizteX Connectを導入したことで、未打刻が多かった部署の打刻率が、導入後は100%近くにまで改善されました。

>>その他のBizteX Connect導入事例はこちらから

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APIを使ったSalesforceのデータ連携

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この記事を書いた人

DX hacker編集メンバーが不定期で更新します。
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