【広告業界クラウドRPA|cobit導入事例】時給86円!? クラウドRPAで月間600時間の業務自動化を実現したセプテーニ社の挑戦

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企業のデジタルマーケティングを支援する株式会社セプテーニでは、2019年6月からBizteX cobitの活用をスタート。

導入からわずかひと月でロボットの本運用を開始させ、デジタルマーケティングの複雑なデータ取得を効率化し、顧客の更なる要望に応えている。

「RPA導入はゴールではない」と語る担当者のお二人に、RPAに期待する未来をうかがった。
(取材日時:2019年8月)

RPA導入効果を説明する画像
目次

株式会社セプテーニ

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企業情報

  • 設立:2006年10月
  • 事業内容:デジタルマーケティング支援事業
  • BizteX cobit導入開始】2019年6月

企業のデジタルマーケティング活動全般を支援しており、ここ数年では動画広告の活用やブランディング提案に注力している。社内ではBI(Business Intelligence)、RPAの浸透や開拓に力を入れている。

クラウドRPA「BizteX cobit」導入の決め手は、現場の一人ひとりが気軽に活用できるから

– BizteX cobitを導入したきっかけは?

廣田さん:BizteX cobitを導入したきっかけは、グループ会社からの紹介でした。 2019年3月頃だったと思います。社内でずっと「RPAを入れたいね」という話をしていました。というのも、レポート作成や入稿作業など、バックオフィス業務にはオペレーターが携わっているのですが、新規案件がどんどん増えていく中で、それに伴いオペレーターを純増させなければいけないことが課題だったんです。
フロント組織が安心して新規獲得に集中できるよう、そこは改善したい部分でしたね。

松岡さん:廣田からRPAについて聞いたのは、いまから約2年前でした。そのときからRPAには興味をもっていました。BizteX cobitを導入するまで、4つほどのRPAを検討していましたが、しっくりくるものがなかったんです。その後BizteX cobitに出会い、これは使いやすいと思いました。

廣田さん:いま松岡が言ったように、BizteX cobitの使いやすさは導入の大きなポイントになったと思います。業務効率化のために、部門内の特定の人だけが使えるものではなく、現場の1人ひとりが気軽に活用できるRPAを求めていました。

課題は、多様化した顧客要望への対応

– BizteX cobit導入前は、どんな業務の課題を感じていましたか?

廣田さん:まず業務時間ですね。弊社では顧客に毎日広告の実績レポートを提出します。そのレポートをベースに顧客と弊社の間で方針を合意し広告出稿を細かく調整するので、なるべく直近のデータがほしいんですね。そうなると例えば午前10時にレポートを提出するためには、数時間前から人間が動かなければなりません。

こうした時間的課題を解決するためにオフショアを試してみたのですが、言語の壁や、日本と同様に労働集約的な体制への課題が残りました。
それならロボットのほうがよいのではと思い、RPAに舵を切りました。

クラウドRPA「BizteX cobit」の主な用途は、重要かつ膨大な広告データの取得

– 現在、BizteX cobitをどの業務に活用していますか?

松岡さん:広告の出稿に関係するデータ取得ですね。お客様が出稿した個々の広告の表示回数や、クリック回数などのデータを取得しています。広告の予算活用状況やコンバージョンデータも集めるので、ダウンロードするデータは膨大なものになります。

このデータがなければ、お客様は広告出稿の次の打ち手に対する判断ができません。重要かつ膨大なデータを、短時間で正確に取得する必要があるんですね。こうした業務は人よりロボットが向いていると実感しています。

ロボット作成時の不明点はリアルタイムにチャットサポートで解決

– BizteX cobit導入から、作成したロボットを稼働させるまではどうでしたか?

松岡さん:BizteX cobitの仕様を理解するまでに少し手間取りました。でもBizteXのサポートを受けながら仕様をおぼえてしまえば、これまで人がやっていた業務をロボットで作るのは簡単でした。

最初どの業務をRPA化するか、社内でじっくり議論する時間を設けました。それが決まった後は、ひと月ほどで基礎的なガバナンス構築を含め、ロボットを運用する体制が完成したと思います。

ロボット稼働までの時間が短いのも、BizteX cobitのメリットでした。ロボット作成途中にわからないことがあれば、チャットやSlackでBizteXの技術サポートを気軽に受けられたのもよかったですね。

廣田さん:現在、社内でBizteX cobitを使っているのは10名ほどになります。
「レポート作成」「掲載面確認」に留まらず、顧客の競合他社の広告出稿状況やいま人気のアプリなどの調査関連、その他多岐にわたる活用事例の創出ができています。

クラウドRPA「BizteX cobit」導入3ヶ月で600時間分の業務をロボットが代替。ロボットの時給は86円

– BizteX cobit導入でどう変わりましたか?

廣田さん:数字面でいうと、いま人間の600時間分/月の労働をBizteX cobitがやっています。導入して3か月でこの数字がみえたのは、とてもよかったと思っています。当初掲げていた目標よりも、一か月前倒してクリアできました。

さらにBizteX cobitでよかったのは、土日動いてくれることですね。BizteX cobitなら週末も変わりなく動くので、顧客のニーズに応えることができます。

松岡さん:ちなみにBizteX cobitの時給を計算してみたんですが(笑)、なんと86円でした。

廣田さん:BizteX cobitの1ステップあたりの費用を、人間が対応した場合の時間で割り戻した額です。BizteX cobit導入時からKPIとして時給をチェックしていたんですが、導入3か月目には86円になり「これは安い!」と思いました(笑)

クラウドRPAの導入はゴールではない。業務プロセスの改善を目指し、人間がやるべき仕事を追求したい

– BizteX cobitのようなRPAは、働き方にどのような影響を与えると感じますか?

廣田さん:RPAはいろいろなきっかけになりそうだと期待しています。便利なRPAに触れたことで、テクノロジーや業務プロセスの見直し、そして働き方改革について考える人が増えるのではないでしょうか。私個人としてはRPAそれ自体より、RPAが創り出す文化に興味があります。

私たちが携わるデジタルマーケティング業界では、今後、顧客に求められることもより複雑かつ高度化してきます。

シンプルで使いやすいBizteX cobitを導入して、社内のみんながRPAに興味をもってくれたら、業務プロセスの改善と共に「人」が生み出すべき価値の追求に自然に取り組む人が増えるのではと思っています。

松岡さん:私も自分の業務をBizteX cobitが担うようになったことで、BizteX cobitができない、私にしかできない仕事はなんだろうと考えるようになりました。今後はよりクリエイティブな、人間がやるべき仕事を追求したいですね。

廣田さん:RPAを導入することはゴールではないんですよね。あくまでも業務プロセスの改善を経て、そこからどういった価値に繋げるかまでが大切なんだと考えています。そういった意味で、これからもBizteX cobitをきっかけとして、様々なことに挑戦していきたいですね。

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