目次
INDEX
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日次のデータ収集・集計が手作業中心で負荷が高い
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APIで取得できない指標があり、画面操作に依存している
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お客様ごとにログインが異なり、切り替え作業が発生する
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体制変化により、属人化と継続運用の不安がある
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日次の収集・集計を自動実行し、日中の手作業時間を削減
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画面上で確認が必要な指標も自動で取得できるように
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運用を代行し、修正・改善の負荷を軽減
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データの可視化により、判断・共有に使える資料として整備
BizteX robopを最初に導入した背景
“手作業では追いつかないデータ収集”と、体制変化が自動化検討のきっかけ

――― BizteX robop導入前はどのような業務に負荷がかかっていたのでしょうか?
三上さん:一番のメインは、ECモールの運営代行の中で行うデータ収集でした。
管理画面の中のデータ収集もありますし、管理画面外の検索画面でしか確認できないランキング順位などもあります。APIを使えば一部できることもあるのですが、そうではない部分も含めて、なるべく一元的に取れるようにしたいと思っていました。
当初は手作業で収集していましたが、スタッフが退社して体制に変化があったことをきっかけに、RPAの導入を本格的に検討するようになりました。
――― 複数社を比較する中で、BizteX robopが決め手になった点はありますか?
三上さん:UIが分かりやすかったこともありますし、トライアルの間でもサポートをしっかりしてもらえたのが大きいです。
自分でロボットを作るというより、作成や修正を支えてもらう場面が多かったので、そこまで含めて安心感がありました。
BizteX robopの自動化対象になった業務内容
管理画面と検索画面の“目視領域”を中心に、日次の収集を自動化

――― BizteX robopで、具体的にどんなデータを集めているのでしょうか?
三上さん:主に、ECモールの運営代行をする中で必要になるデータです。
管理画面内のデータもありますし、検索画面でしか見えないランキングや検索順位のような情報もあります。そういった、APIで連携していない項目も含めて収集しています。
――― 取引先が多いと伺いましたが、対象範囲はどのように決めましたか?
三上さん:取引先は多く、すべての店舗を一度に対象にしようとすると、自動化の設計や運用が追いつかなくなってしまいます。
そのため、まずは必要なデータの種類や取得頻度が明確なところから段階的に進めています。運用を深めていく場合は、対象範囲を整理しながら展開していく必要が出てきます。
BizteX robopの導入効果
データ収集の効率化によって、クライアント支援の質が向上
――― 導入前は、日次のデータ収集にどれくらい時間がかかっていましたか?
三上さん:日中に行っていたデータ収集・集計の作業は、おおよそ3時間かかっていました。
今はロボットで夜間にも実行できるようになったことで、日中に張り付いて作業する時間が減ったのが大きいです。ロボット自体は動かすと数時間かかることもありますが、人が手を動かす時間を減らせた点に価値を感じています。
――― “時間”以外に、働き方や精神的な負担の変化はありましたか?
三上さん:大きいのは、月曜日に土日分がたまらないことです。連休でも、エラーがない限り作業が積み上がりにくい。毎日データを見る業種なので、日々の負担が軽くなるのは助かります。
――― データ収集が早くなることは、業務上どのような価値がありますか?
三上さん: ECは売上が日々動くので、昨日いきなり特定の商品が売れたときは、「なぜ売れたのか」をすぐに深掘りする必要があります。
たとえばテレビで紹介されたなど、売れた理由は外部要因も多く、そこ自体を自動化するのは難しいんですよね。
だからこそ、変化に気づくために“データをいち早く確認できる”ことが重要です。収集したものをすぐ見られることで、結果的に時間短縮になっています。
――― クライアント対応の面では、どんな変化がありましたか?
三上さん:当社は不定期でリアルタイムに近いコミュニケーションが発生することも多いため、日々の売上動向をできるだけ早く把握し、クライアントさんとの認識にズレが出ないようにすることを重視しています。
日次でほぼリアルタイムに近い情報を収集できるようになったことで、急にご相談をいただいた際も、収集データを判断材料として状況を確認し、対応しやすくなりました。さらに、データの変化に気づいたタイミングで、こちらから能動的に情報共有し、早めに手を打てる点も大きいです。
BizteX robop運用が進む中で、見えてきた次の課題
“できることが増えるほど”時間と運用制約がボトルネックに
――― 運用を広げていく中で、課題になってきた点はどこでしたか?
三上さん:一番は時間です。PCを実際に操作して動かすため、PCのスペックや待機時間などの影響も受けます。
また、専用のPCを用意しないと、メインPCで回す場合は夜間中心になってしまうなど、運用面での制約も出てきます。日中に動かすものもあるので、そのあたりは運用として考える必要がありました。
――― 対象範囲を増やす場合、工夫が必要になる点はありますか?
三上さん:例えば検索順位やランキングのように、ページを読み込んで取得する要素は、キーワードが増えれば増えるほど動作が重くなっていくと思います。
そのため、すべてを同じ粒度で一度に進めるというより、取得する項目や範囲を整理しながら運用していく必要があります。
インテリジェント フローへ移行した決め手
“作成・修正の内製化の壁”を越えるために、代行による運用へ踏み切った
――― インテリジェント フローへの移行は、どのように決まりましたか?
三上さん:運用を進めていく中で、収集したデータをスプレッドシート上で管理するだけでなく、Looker Studioで書き出して可視化するほうが良いのでは、という話がありました。サンプルも作ってもらい、「すごくいいな」と感じました。
また、1年以上契約して定期的に打ち合わせを重ねる中で、お互いの状況や進め方も共有できていたので、「それなら、しっかり任せる形にした方が良い」と判断しました。金額が大きく変わらなかったことも後押しになりました。
――― “自分で触る権限がなくなる”点は、デメリットではありませんでしたか?
三上さん:マイナス要素としては、そこだと思います。ただ、正直なところ、ロボットの作成や修正に自分で着手する時間をなかなか確保できませんでした。
それなら、定例ミーティングの場で「ここでエラーが出る」と相談しながら改善していくほうが、運用として前に進めやすいと感じました。
インテリジェント フローで効率化した業務内容
インテリジェント フローで“収集〜可視化までの運用を任せる形”へ

――― インテリジェント フローで、具体的にどこまでを実現したのでしょうか?
三上さん:これまでBizteX robopで行っていたデータ収集・集計の運用を代行してもらい、そのうえで、収集したデータをLooker Studioで見える形につなげるところまで対応してもらっています。
以前はスプレッドシートに数値が並ぶ形で集計していましたが、Looker Studioでグラフとして見せられるようになり、資料としての見やすさが上がりました。
――― Looker Studioでは、どのような情報を可視化していますか?
三上さん:現状の画面では、売上推移とランキングなどが中心です。ただ、本来は広告費や広告の指標など、もっと複雑な要素があります。今回の可視化は、その一部を“資料として整える”意味合いが大きいです。
インテリジェント フロー導入後の変化
クライアントに提示できる品質へ。今後の拡張も見据えた土台ができた
――― 可視化できたことで、どんな変化がありましたか?
三上さん:一番大きいのは、資料としてのグレードが上がったことです。必ずしも分析レポートを提出する業態ではないのですが、「グラフとして見せやすい」「説明しやすい」という点で、そのまま出しても問題ない資料になってきたと思います。
――― 現在はどの程度の範囲で活用されていますか?
三上さん:現時点では、ランキングの収集ができているのは1〜2社程度です。ただ、整理ができてきたので、もう1〜2社増やしていきたいと思っています。
BizteXのサポートについて
些細なつまずきまで伴走し、運用を止めずに改善を積み重ねられた
――― サポートは、どのような形で進んでいましたか?
三上さん:最初は週1回程度の定例ミーティングで、進捗や課題を共有しながら進めていました。
それとは別に運用面では、こちらで日々、収集先のシートを確認し、止まっている箇所があれば状況を整理してBizteXに都度相談する形です。判断に迷う点も早めに共有して、定例ややり取りの中で解消していきました。
――― “特に助かった”と感じる場面はありますか?
三上さん:例えば、同じ操作を自動化するとしても、単純なクリックだけではなく、スクリプトやCSSで読み取るなど、いくつか選択肢があります。そうした中で、どの方法が安定するかを自分だけで判断するのは難しい部分もありました。
その都度、細かい点まで相談に乗ってもらえて、状況に合わせた進め方を提案してもらえたのは助かりました。結果として、運用しながら改善を積み重ねていけたと感じています。
今後、さらに改善したいこと・期待していること
“データ収集×AI”も視野に。新しい領域の業務を、少人数でも回せる形へ

――― 今後、インテリジェント フローで広げていきたいことはありますか?
三上さん:いま相談しているのは、SNS関連の更新やデータ収集にも活用できないか、というところです。
たとえば、RPAで必要な情報を収集して、その内容をAIに渡し、記事や投稿の下書き、ネタ出しまでつなげるような形を作れればと思っています。アフィリエイトサイトやブログ更新に向けた下書き準備など、AIを使える部分を増やしていきたいですね。
――― なぜ今、その領域に取り組みたいのでしょうか?
三上さん:今年からSNSマーケティングを一部始めています。EC環境が厳しくなる中で、モール内だけでなく、外から集客することが次のテーマだと感じています。
いまのメンバーでも運用できる形を目指して、RPAで収集・整理した情報をAI活用までつなげる前提で、どんな効率化ができるかを相談しながら進めたいです。
まとめ
株式会社アイガリ様では、日次のデータ収集をBizteX robopで夜間にも自動収集できるようにし、日中は分析・判断・提案に時間を振り向けられる状態を整えてきました。
その上でインテリジェント フローへ移行したことで、これまでBizteX robopで行っていたデータ収集から整理・可視化までを一連の業務プロセスとして一気通貫で任せられる形へ。Looker Studioでの可視化により資料としての品質を高め、対象の拡大やSNS×AI活用といった次の取り組みにもつながる土台を構築しています。
今後もBizteXとして、運用状況に合わせて改善提案を重ねながら、さらなる業務効率化を支援していきます。
もしDX化にお困りの方やインテリジェント フローに興味をお持ちの方は、ぜひ下記の資料をご覧ください。
