サジェストキーワードリスト作成はRPAに任せて、コンテンツづくりに集中できる時間を増やそう!
まずはロボットづくりをイメージ:「ほしいアウトプット」×「ロボットができること」から考える
今回は、実際にBizteXのマーケティングチームが社内で利用しているロボットをご紹介します。ロボットの作成は場合によって、最終的に自動化したい内容、ほしいアウトプットに合わせて人間が行う際の作業手順とは違う順序で覚えさせていくこともあります。
今からご紹介するロボットも、「ほしいアウトプット」から逆算して、ロボットの機能に合わせて工夫をこらしたロボットです。工程は少し長く見えますが、一度作ればあとは実行ボタンを押すだけでその都度サジェストキーワードが得られるというとても便利なロボットですので、ぜひ作ってみてくださいね。
では早速手順をご紹介していきます!
手順1_Excelファイルを用意します
サジェストキーワード取得ロボこのようなExcelファイルを用意してください。例として「RPA」に関するキーワードを入力していますが、ご自身が調べたいキーワードで構いません。
下記より本記事で利用しているExcelファイルをダウンロードできます。
(ファイル内にあらかじめ関数を入力した2つのシートが含まれてあります。以下からExcelファイルをダウンロードして、そのままお使いください)
今から、上記リストの「検索キーワード」それぞれに対し「サジェストキーワード1」〜「サジェストキーワード6」の列を埋めてくれるロボットをつくっていきます。
手順2_まずはBizteX cobitにログインしてみよう
BizteX cobit の無料トライアルを申し込むと、アカウント発行メールが届きます。メールに記載のURLにアクセスし、ログインすればあなたの BizteX cobit ダッシュボードが開きます。パスワードは自由に変更することができます。(ブラウザはChromeでのご利用をおすすめします)
手順3_新規ロボットを作成
「ダッシュボード」横にある、画面上部の「+新規ロボット」をクリックすると、「新規ロボットの作成」画面が開きます。
①タイトル欄に今回つくるロボットの名前をつけて、入力してください。
②Excelファイル「ファイル選択」をクリックし、(手順1)で用意したファイルを選ぶ。(今回は、ほかの項目については任意なので、特に入力しなくてOKです)
③一番下の「作成」ボタンをクリック
ここからは、ロボットに覚えさせる手順を登録していきます
手順4_BizteX cobit の独自ブラウザにGoogle検索ページのURLを入力
BizteX cobit の独自ブラウザの上部空欄に「Google検索」のURL「https://www.google.co.jp/」を貼り付け、「表示」をクリックする。(BizteX cobit を立ち上げながら、別タブ・別ウィンドウを立ち上げることもできますので本記事を見ながら操作できます)。
すると、くるくるとしばらくタイマーが回転し画面解析が行われ、BizteX cobit の独自ブラウザの中に「Google検索」が表示されます。
手順5_「繰り返しの設定」を選択し、Excelファイルから“繰り返し”て取り出す情報を選択して覚えさせます
※画面左側のメニュー画面を BizteX cobit では、「ナビゲーションメニュー」と言います。
①緑の「+」ボタンをクリックすると出てくるナビゲーションメニューから、「繰り返しの設定」を選択します。
②「名前(繰り返しの名称)」の欄に、繰り返しExcelファイルから取り出した情報につける名前を入力します。(今回は、「キーワード名」とします)
③「列の名前」の欄に、Excelの列を指定します。
④検索キーワードの列を選択し
⑤「列の名前」に「検索キーワード」という名前をつけます。
⑥ヘッダー行の除去にチェックを入れ、右下の「決定」ボタンをクリック。
⑦回数上限を入力するボックスが現れますが、今回は入力せず、そのまま「保存」をクリックする(特定の回数の繰り返し作業を行いたい場合に入力するものです)
手順6_「手順5」 で取った情報を貼り付ける(入力する)場所を指定します
①Google検索の入力ボックスをクリック(枠の色がオレンジ色に変わります)
②ナビゲーションメニューが出てきますので「テキストの入力」を選択。するとサブメニューが現れます。「取得テキストから選択」をクリックします。プルダウンメニューから先ほど名前をつけた「検索キーワード」が現れているはずですので、「検索キーワード」を選択し「選択」ボタンを押します。
くるくるとタイマーが回転し、入力ボックスに検索キーワードが入力された状態になります。
手順7_“繰り返し”て取りたい情報が「どこ」にあるのか、を指定します
①表示されたサジェストキーワードの一番最初のキーワードをクリックします。(枠の色がオレンジになります)
②ナビゲーションメニューの「繰り返しを抽出」をクリックします。
③上記画像のようにサジェストワードが緑色にハイライトされるので、ハイライトされたキーワードをもう一つ(一番上のキーワード以外の一つ)をクリックします。
④すると、繰り返して抽出できる要素(サジェストキーワード)がすべてオレンジ枠に変わりますので、この要素に名前をつけ、「保存」をクリックします。(今回の例では「サジェストキーワード」としました)。
⑤回数上限を入力するボックスが現れますが、今回は入力せず、そのまま「保存」をクリックします(特定の回数、繰り返し作業をおこないたい場合に入力するものです)。
手順8_“繰り返し”て行いたいことを指定します
今回行いたいのは、「サジェストキーワードのリスト化」なので、「サジェストキーワード」の一番上のテキストをクリックしてオレンジ枠を固定すると、左にナビゲーションメニューが現れます。「テキストの取得」をクリックすると「名前を入力・名前を選択」が出てきます。
「名前を入力」を選び、名前をつけて保存します。(今回の例では、「サジェストキーワード名」としました)
手順9_テキストを複製させる
「検索キーワード」ー「サジェストキーワード1」、「検索キーワード」ー「サジェストキーワード2」…のように、取得したサジェストキーワードと検索キーワードが正確に対になるように、テキストの複製が必要となります。(これは人間なら自然にできることですが、とてもRPA的な手順ですね)
①緑の「+」(ステップの追加)ボタンをクリックし、ナビゲーションメニューから、「テキストの複製」を選択
②複製元に複製させたいテキストを選択します。「検索キーワード」を選択します。
③複製先に名前をつけ、保存します。(今回は「検索キーワード複製用」とします)
手順10_繰り返す手順の登録作業が完了
ナビゲーションメニューの白い枠の下端にポインタを合わせると、「ここまで実行する」ボタンが現れるので、クリックします。すると、オレンジの矢印が白枠の外に出ます。(これで、繰り返し行う作業の登録が完了です)
収集したデータをExcelファイルへ貼り付ける手順を登録します
手順11_「ファイルに出力」する手順を登録します
①緑の「+」(ステップの追加)ボタンをクリックし、ナビゲーションメニューから、「ファイルに出力」を選択
②「名前」から先ほど名前をつけた「キーワード名」を選び、「ファイルの選択」から出力先のExcelファイル名を選びます。
③Excelファイルの出力先シートを選択する。ここでは「cobit出力」を選択してください。(あらかじめ入力したExcel関数により「サジェストキーワードリスト」シートにも入力されます)
④「プレビュー」から「サジェストキーワード名」をクリックして選び、C列-2 のセル(取ったテキストを最初に貼り付けたい場所)をクリックし「追加」ボタンをクリック
⑤「検索キーワード複製用」についても同様に、データを貼り付けたい最初のセルをひとつクリックし、プレビューから「検索キーワード複製用」を選び、「追加」ボタンをクリック。
⑥閉じるボタンをクリック
手順12_ロボットの完成
「ファイルに出力」のステップが2つあることが確認できれば、これでロボットは完成です。ナビゲーションメニューの最上部左上にある「<終了」をクリックしてください。(ナビゲーションメニューが展開されたままでも「<終了」をクリックして完了です)
ロボットを実行して、サジェストキーワードリストを完成させよう
手順13_ロボットの実行
ロボット作成画面が終了するとロボット一覧画面に戻ります。作成したロボット名の横にグレーの実行ボタンがあります。クリックして「はい」を選ぶとロボットが実行されます。
手順14_実行状況・実行結果の確認
サイドメニューの「実行結果」をクリックすると実行結果一覧画面が表示され、実行中・成功・失敗といったロボットの実行結果を確認することができます。
ロボットの実行が完了すると「成功」に変わりますので、ロボットの「詳細」をクリックすると「実行結果詳細」画面が表示されます。
ここから、Excelファイルをダウンロードすることができます。これで、サジェストキーワードリストが完成します(するはずです)!

《応用編》キーワードを変えて調べたい時も「ファイルの取り替え」で同じロボットが使えます!
一度作ってしまえば、異なるサイトのサジェストキーワードリストを作成したい場合、ファイルだけを差し替えて同じロボットを使うことができます。
《ファイル差し替えの手順》
「ロボット一覧」を開き、ロボットの右端にある「•••」から「設定の編集」を選び、Excelファイル「取替」をクリックします。その場合、ヘッダーやセルの位置は前回とまったく同じである必要があります。
うまく使いこなせば圧倒的に正確でスピードの早い処理を行ってくれるのが BizteX cobit の特徴です。今回の手順解説は少々長くなってしまいましたが、難しい専門用語やプログラミング知識も不要です。ぜひ一度お試しくださいね!