【不動産業界向け】RPAの活用事例と導入に失敗しない3つのポイント

不動産業界では今、業務を自動化できるRPAの導入が進んでいます。そこで本記事では、不動産(賃貸・仲介など)を運営する企業様向けに、「RPAの活用事例」や「失敗しない3つのポイント」などを解説します。

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事務作業が多い不動産業界のなかで、RPAの導入や検討を進める企業が増えています。

とはいえ、
・具体的にどう活用できるのか
・導入事例を知りたい
という方も多いはず。

そこで本記事では、不動産業界向けにRPAの活用法や事例などを紹介します。

導入に失敗しないRPAの選び方もあわせて解説するので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

目次

不動産×RPAの活用法と期待できる3つの効果

RPAとは、ロボット(ソフトウェア)が自動で業務を代行してくれるツールのことです。

ロボットにお願いできる主な業務は、
・手順が決まっているもの
・繰り返し行うもの

など、PCで行うルーティン作業です。

不動産会社の場合、たとえば以下のような業務が挙げられます。

・新着物件の確認・情報取得
・取扱い物件に対する請求者情報の取得
・不動産管理の報告書作成
・展示場来場者のアンケート内容の転記
・集約・入金チェック・未収金督促

他にも、ルーティン作業であればRPAは幅広く自動化が可能です。

このように単純業務をRPAにどんどんお願いすれば、大きく3つの効果が期待できます。

1. 生産性の向上(単純作業をスピーディかつミスなくこなせる)
2. 競争力の向上(空いた時間でよりクリエイティブな業務に注力できる)
3. コストの削減(人材を採用しなくても膨大な業務量に対応できる)

このように、RPAならコストを減らしつつ生産性をアップできるので、大手企業だけでなく中小企業にもおすすめです。

※RPA導入の詳しいメリットについては、「RPA導入の5つのメリットとは?最大限に活かす方法やデメリットも解説」をぜひご覧ください。

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\RPAは不動産業界でも活用できる/

【不動産・住宅向け】RPAの活用事例を紹介

不動産会社におけるRPAの活用事例を一部まとめました。

1. 展示場の来場者アンケートの転記・集約を自動化
2. 取扱い物件に対する請求者情報の自動取得
3. 戦略立案に向けて大量の情報を自動取得

図解を用いながら、一つ一つ紹介いたします。

※弊社BizteXが展開するRPA「BizteX cobit」を中心とした活用例となっています。

【事例①】展示場の来場者アンケートの転記・集約を自動化

【事例①】展示場の来場者アンケートの転記・集約を自動化

展示場の来場者アンケートは紙媒体が多く、手書きのアンケート内容をPCに転記・集約するにはどうしても時間がかかります。

ですが、RPAとAI-OCR(AIによる手書き文字のテキスト化)を導入・連携すれば、

  • AI-OCRで、アンケート内容をスキャン・データ化
  • RPAで、そのデータを基幹システムに入力

などができ、最低限のチェックだけで済む仕組みを構築できます。

・アンケート1件を手動で処理するのに10分
・1日に処理するアンケートは10件

だと仮定した場合、「10分 × 10件」で1日100分(1.6時間)の削減

1ヶ月に換算すると32時間分(1.6時間 × 20日)、時給2,000円なら64,000円分(32時間 × 2,000円)の削減効果があります。

このように、RPAを活用すれば作業時間やコストの削減に大いに役立ちます。

【事例②】最新の物件情報に自動で更新・メンテナンス

【事例②】最新の物件情報に自動で更新・メンテナンス
  • 物件を掲載している複数媒体からお客様が資料請求しているが、基幹システムに情報入力する時間がない
  • 入力の抜け漏れが多くなってしまっている

このように悩む不動産会社は少なくないと思います。

RPAならさまざまな物件掲載プラットフォームから新規請求者情報を取得し、基幹システムに自動入力することが可能です。

これにより、物件に興味があるお客様の情報が最新となるので、営業リストとして活用し、商談機会の創出につなげることができます。

【事例③】戦略立案に向けて大量の情報を自動取得

【事例③】戦略立案に向けて大量の情報を自動取得

競合の物件情報を分析し、より良い戦略を練るためには大量の情報を集める必要があります。

とはいえ、各媒体や企業サイトから手作業で情報を集めていては、膨大な手間がかかります。

ですがRPAなら、業界シェアトップの主要サイトに自動ログインして、スピーディな情報収集が可能です。マンション名・住所・面積・価格などの情報を大量にキャッチできるので、もう各サイトを巡回する必要はありません。

空いた時間を利用して、じっくりと戦略立案やデータ分析ができます。

不動産会社がRPAを導入すべき理由

一般的に不動産の事務作業は、まだまだ紙やFAXなどを用いたアナログな業務が多いです。また、常に最新の物件情報を保つには、サイトの巡回・情報収集・更新などの手間がかかります。

このような単純業務に追われて、注力すべき本業に集中できなくては本末転倒です。

RPAなら「24時間365日戦えるデジタルレイバー(仮想知的労働者)」として、人間の代わりに業務を自動で処理してくれます。

労働時間の削減や生産性向上につながるRPAは、今や多くの企業にとって不可欠な存在です。

変化が激しい時代に、競合に負けないためにもRPAの導入・活用を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

\RPAは不動産業界でも活用できる/

RPAツールの選定に失敗しない3つのポイント

RPA導入を成功させるには、自社に最適なRPAツールを選ぶことが大切です。

そこで、必ず押さえておきたいポイントを3つ厳選しました。

1. クラウド型か・オンプレミス型か
2. ⾮エンジニアでも使いやすいか
3. カスタマーサポートが充実しているか

どのRPAツールが自社に最適か、比較検討の際にぜひ参考にしてください。

1. オンプレミス型か・クラウド型か

RPAは、クラウド型とオンプレミス型の大きく2種類に分けられます。

1. クラウド型:
インターネット上でサービスを利用する形態

2. オンプレミス型:
自社内に専用のサーバやPCを導入・運用する形態

それぞれ運用形態が大きく異なり、予算や用途などもそれぞれ違います。

RPA導入によりどんな成果を得たいかを考え、どちらを選ぶべきか考えましょう。

※クラウド型・オンプレミス型の違いを詳しく知りたい方は、「RPAを比較!クラウド型とオンプレミス型の違いをスッキリ解説」をぜひ参考にしてください。

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2. ⾮エンジニアでも使いやすいか

RPA導入に失敗する代表的な例の一つに、「RPAをうまく使いこなせない」があります。

現場でRPAを実際に使うのは、非エンジニアの方がほとんどです。

そのため、
・デザインが分かりやすいか
・専門知識がなくても簡単に利用できるか
など、非エンジニアの方でも使いこなせそうかは必ずチェックしましょう。

RPAに無料トライアルがついていれば、現場を巻き込んで実際に試してもらうのもおすすめです。

3. カスタマーサポートが充実しているか

RPAを導入・運用する場合、トラブルや課題はどうしても起きてしまうものです。

ですが、カスタマーサポートの体制が整っていれば、そのような事態もスムーズに乗り切れます。

・気軽に相談できる窓口があるか
・マニュアルや研修は用意されているか
など、ベンダー側(販売元)のサポートが充実しているかはぜひチェックしましょう。

※RPAツールのより詳しい選び方については、「失敗しないRPAツールの選び方!最適なツールを見つける5つのポイント」をぜひ参考にしてください。

使いやすさで選ぶなら「BizteX cobit」がおすすめ!

「BizteX cobit」の3つの特徴

RPA導入の成功に、「⾮エンジニアでも使いやすいか」というポイントはとても重要です。誰でも簡単に使いこなせるからこそ、現場でRPAを最大限活用できるからです。

弊社が展開するクラウドRPA「BizteX cobit」なら、専門知識が一切なくても直感的な操作ができます。

誰でもロボットの作成・運用ができるので、一人当たりの生産性もアップさせやすいです。その分かりやすいデザインが評価されて、2018年度には「グッドデザイン賞」を受賞しました。

さらには、アカウント発行数が無制限なため、業務自動化を全社的に行えます。もう手間のかかる単純業務に時間を割く必要はありません。

今なら1週間の無料トライアルを実施中です。ぜひ「BizteX cobitの使いやすさ」をお気軽に試してみてください。

まとめ:不動産のRPA活用事例から検討を進めよう

これまでの内容を、改めてまとめます。

・不動産業界でRPAの導入・活用が進んでいる
・自動化できる業務は、物件情報の収集やアンケートの転記など幅広い
・RPA導入で検討すべき3つのポイント
  1. オンプレミス型か・クラウド型か
  2. ⾮エンジニアでも使いやすいか
  3. カスタマーサポートが充実しているか

数多くの単純業務を必要とする不動産業界と、RPAとの相性はバツグンといえます。ぜひ本記事で紹介した活用法や事例を参考に、RPAの導入を前向きに検討してみてください。

弊社BizteXが展開するクラウドRPA「BizteX cobit」では、1週間お試しできる無料トライアルを実施中です。

まず情報収集をしてから検討したいという方はぜひ下記資料をご覧ください。

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