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iPaaS活用術 | SlackからKING OF TIMEに打刻登録を行う(前編)

BizteX Connectを用いて、SlackからKING OF TIME(以下、KOT)に打刻登録を行う方法を紹介します。 この連携を用いることで、KOTを都度開くことなく、Slack上のボタンをクリックしたりするだけで、出勤や退勤、休憩などの打刻登録を行うことが可能です。 3部に分けてご紹介しており、前編では、BizteX Connectを用いて、KOTから従業員情報の一覧を定期的に取得する設定を行います。   

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BizteX Connectを活用した業務自動化方法を解説

SlackからKING OF TIMEに打刻登録を行う方法(前編:従業員情報の取得)

BizteX Connectを用いて、SlackからKING OF TIME(以下、KOT)に打刻登録を行う方法を紹介します。

この連携を用いることで、KOTを都度開くことなく、Slack上のボタンをクリックしたりするだけで、出勤や退勤、休憩などの打刻登録を行うことが可能です。
少し連携手順が複雑になりますので、3部に分けてご紹介します。

【設定手順】 従業員情報の取得

KOTと連携を行うためには、KOTに登録されている従業員情報のマスターに対して、Slack上でのどのユーザが同一人物なのか?を特定できる必要があります。
そのために、BizteX Connectを用いて、KOTから従業員情報の一覧を定期的に取得して、Slack上のユーザと突合ができるような状態にします。

①一般コネクタ スケジュール実行

新規シナリオ作成画面において、アプリの一覧から一般を選択し、イベント選択画面で『スケジュール実行』を選択します。

スケジュール設定画面で、『スケジュールを追加』をクリックします。
スケジュールの設定画面が開かれますので、任意の周期を設定します。
設定ができれば、追加をクリックします。

追加が完了すると、上記のように設定されている周期が表示されます。
複数周期を設定することも可能です。

設定ができれば、次へをクリックします。
出力確認画面で、サンプル取得をクリックします。

上記のように、現在時刻がサンプルとして取得できます。
完了して次へをクリックして次に進みます。

②KOT 従業員データの一覧取得 認証コネクタの設定

続いてアプリ選択画面において、KING OF TIMEを選択します。
続くアクションでは、『 従業員データの一覧取得 』を選択します。

続いて、認証コネクタを作成します。
※既に認証コネクタが作成済みの場合は、既存のものを選択しても問題ありません

新しいコネクタを追加をクリックすると、タイトルを入力する画面が開かれます。
任意の名称を入力して、左下部の『認証』をクリックします。

KOTの認証ウィンドウが開かれますので、ID,PWを入力して、承諾するをクリックします。

認証コネクタが作成されます。
作成した認証コネクタを選択して、次へをクリックします。

③KOT 従業員データの一覧取得 基本設定

基本設定では、取得するデータがいつ時点のものであるか、所属コード、退職済みの従業員を含むかどうかを選択できます。

日付については、シナリオが実行する当日分のデータを指定します。
出力データの一覧から、『year』『month』『day』をハイフンで区切って入力します。
その他の項目は任意項目です。

入力が完了したら、次へをクリックします。

出力確認画面で、設定内容に問題が無いか確認を行います。

『テスト実行』をクリックすると、実際にKOTからのデータ取得を行います。
右部の画像のように、KOTのデータが反映されれば問題ありません。

『完了して次へ』をクリックします。

④Google Sheets 値のクリア

KOTから取得したデータは、Slackのユーザ情報と突合を行うために一度スプレッドシートに出力する必要があります。
事前に上記のように出力用のスプレッドシートを準備しておきます。

データを出力するアクションを作成する前に、前回削除されたデータが残ってしまったりすることを防ぐため過去出力したデータを一度リセットする処理を入れる必要があります。

アプリの一覧からGoogle Sheetsを選択し、アクション一覧から『値のクリア』を選択します。

認証コネクタの設定も続いて行います。

ファイル選択画面で、『スプレッドシートの選択』ボタンをクリックします。
表示されるウインドウで、あらかじめ作成しておいた、出力用のシートを選択します。

基本設定画面で、出力先となるシートをプルダウンから選択します。
『セル』の入力項目では、クリアするセルの範囲を指定します。

どちらも設定が完了したら、次へをクリックします。

最後に設定内容に問題が無いかテスト実行を行います。
『テスト実行』ボタンをクリックします。
テスト実行に成功すると、クリアした範囲などの内容が表示されますので、問題がなければ完了して次へをクリックします。

⑤Google Sheets 範囲の更新

続いて、KOTから取得したデータをスプレッドシートに出力する設定を行います。

アプリの一覧から、Google Sheetsを選択し、アクション一覧から『範囲の更新』を選択します。

ファイル選択画面では、先ほどと同じ要領で、出力先のスプレッドシートを選択します。

基本設定画面で、出力先となるシート、開始位置とするセル、出力する表データなどを指定します。

KOTから取得したデータには予めヘッダが含まれているので、
どちらも設定が完了したら、次へをクリックします。『表データのヘッダを更新データに含む』は『含む』のままで問題ありません。

設定が完了したら次へをクリックします。

設定した内容に問題が無いか確認を行います。
テスト実行をクリックすると実際にスプレッドシートへの出力が行われます。

テスト実行が完了すると、実行した内容が出力確認画面に表示されます。
スプレッドシートも確認し、問題が無ければ完了です。

スプレッドシートにはこのような形式でデータが出力されています

⑥ シナリオの保存と有効化

ひとつめのシナリオの編集はこれで完了です。
最後に、右上の保存ボタンをクリックしてシナリオを保存します。

シナリオ有効化をONにしておくと、このシナリオがスケジュールをもとに自動で稼働します。

おわりに

これで、定期的にKOTから従業員情報を取得する設定が完了しました。
次の記事では、打刻を行うためにSlackにボタンを表示させる部分の設定を進めていきますので、設定方法は中編の記事から参照してください。

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