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iPaaS活用術 | kintoneから定期的にレコードの一覧データを取得してGoogle Sheetsに出力する

この記事では、BizteX Connectを用いて、 今回のシナリオではBizteX Connectで予約実行を設定し、任意のタイミングで定期的に、kintoneからレコードの一覧データを取得してGoogle Sheetsに出力するシナリオの作成方法を紹介します。

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はじめに

本記事では、BizteX Connectで予約実行を設定し、定期的にkintoneからレコードの一覧データを取得してGoogle Sheetsに出力するシナリオの作成方法を紹介します。
完成したシナリオは以下のようなイメージです。

手順

BizteX Connect 予約実行 イベントの設定

まずはじめに、シナリオ実行の起点となるイベント部分の設定を行います。
今回は決まった時間で定期的にkintoneからデータを取得したいので、 新規シナリオ作成画面のアプリの一覧から、『一般』アプリを選択します。
続いて、イベントの一覧から『スケジュール実行』を選択して次へをクリックします。

スケジュール設定画面において、任意のスケジュールを設定します。
『スケジュールを追加』をクリックすると、スケジュールを設定するウィンドウが立ち上がります。

スケジュールの設定方法は、『毎時』『毎週』『毎月』『カスタム』のいずれかから設定できます。
今回は、『毎週』を選び、実行したい曜日と実行する時間を設定します。
入力が完了したら、『追加』をクリックします。

追加されたスケジュールがこのように表示されます。
スケジュール実行の設定は、1つのシナリオにつき5つまで設定することができますので、任意の数の設定が完了したら、次へをクリックします。

出力確認画面では、スケジュール実行イベントの実行結果となる値が表示されます。
続いて、kintoneコネクタの設定に進みます。

kintone 表データの取得 アクションの設定

続いて、kintoneからレコードデータの一覧を取得するアクションを設定していきます。
完了して次へをクリックすると、アクションの設定に進みますので、アプリの一覧から、『kintone』を選択します。
選択すると、アクションの一覧に進みますので、ここで『レコードの一覧取得』をクリックします。
次へをクリックして、認証コネクタの設定に進みます。

認証コネクタの設定と基本設定

続いて認証コネクタを作成します。
kintoneではアプリごとに認証コネクタが必要なので、該当するアプリに対する認証コネクタが未作成の場合は新規に作成を行います。
※既に認証コネクタが存在している場合、新規に作成いただく必要はありません。
※認証コネクタの作成方法はこちらの記事をご参照ください。

作成が完了したら次へをクリックします。


『基本設定』画面において、取得対象とするレコードの一覧を設定します。
取得方法のプルダウンをクリックすると、取得方法を『クエリを入力する』もしくは『一覧から選択する』のいずれかからお選びいただけます。
今回は、『一覧から選択する』をクリックして選択します。

続いて、一覧のプルダウンをクリックして、kintoneに設定されている一覧データから取得したいデータを選択します。
一覧データの設定が完了したら、次へをクリックし出力確認画面に進みます。

出力確認

続いて、出力確認画面において、一覧データが問題なく取得できるかのテスト実行を行います。
初期状態で表示されているデータはプリセットで表示されるサンプルの値になりますので、実際にkintoneに登録されるデータを取得させます。
テスト実行をクリックすると、データ取得の処理が行われます。

画面表示が変わり、実際に登録されているレコードの一覧データが表示されていれば、kintoneからデータを取得する部分の設定は完了です。

Google Sheets 範囲の更新 アクションの設定

認証コネクタの設定とファイル選択

続いて、取得したデータをGoogle Sheetsに出力する処理を設定します。
完了して次へをクリックして、アプリ一覧から、Google Sheetsを選択し、アクション選択画面において『範囲の更新』を選択します。

続いて、認証コネクタ選択画面で認証コネクタを設定します。
作成済みの認証コネクタを選択いただくか、認証コネクタが未作成の場合は、こちらの記事を参照して新規作成をします(リンク先ではGoogle Driveの認証コネクタですが、作成方法は同じです)。

認証コネクタの作成が完了したら、次へをクリックします。

続いて、出力先のGoogle Sheetsのファイルを選択します。
『スプレッドシートを選択』をクリックすると、スプレッドシートのファイル一覧が表示されます。
表示されている一覧から選択するか、表示されていない場合は検索を行うことも可能です。
ファイルの選択が完了したら、次へをクリックします。

基本設定

続いて、データの出力の基本設定を行います。
基本設定画面では、出力先のシート(タブ)の設定と出力セルの開始位置、出力する内容を設定します。

まず、シートのプルダウンをクリックし、表示される選択肢から出力先としたいシートを選択します。

続いて、出力セルの開始位置に設定したいセルの位置を指定します。
セルの位置を指定したら、表データのプルダウンから先ほどkintoneから一覧データとして取得した表内容を選択します。
選択が完了したら、次へをクリックしてテスト実行画面に進みます。

テスト実行

出力確認画面で、実際に正しく更新ができるかテストを行います。
初期状態で表示されている内容はサンプルの値になります。

『テスト実行』をクリックして、成功になれば完了です。
実際のスプレッドシートで内容が更新できているか確認してください。

成功していれば、以下のようにGoogle Sheetsに表データが出力されます。

シナリオの保存と有効化

画面右上から、『保存』をクリックします。
編集がロックされますので、保存ボタンの左にある『シナリオ有効化』をONにします。
シナリオが有効化されている状態で、設定した時間になれば、自動でkintoneからGoogle Sheetsへのデータの出力が行われます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
普段お使いになられているクラウドサービスを連携させることで、日常的な業務の工数がきっと削減できるのではないかと思います。
kintone、Google Sheets共に今回ご紹介した連携以外も可能ですので、実際にお試しいただけると幸いです。

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