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iPaaS活用術 | kintoneで登録した予定情報をGoogleカレンダーにも登録する

この記事では、BizteX Connectを用いて、kintoneでの予定やイベントの新規追加をきっかけにGoogleカレンダーへとイベントの追加を行う方法を紹介します。 BizteX Connectを用いることで、カレンダーを参照して逐一転記を行うといった作業の自動化が可能です。

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手順

kintone イベントの設定

新規シナリオ作成画面において、アプリの一覧からkintoneを選択し、イベント選択画面で『レコードの追加/編集を検知する』を選択します。

ConnectでWebhook URLを発行します。
『新しいコネクタを作成する』をクリックし、任意のタイトルを入力して『コネクタ作成』をクリックします。

Webhook URLが発行されます。
作成したWebhook URLは後程使用するため、コピーしておいてください。
次に、検知するイベントをプルダウンから指定します。追加,編集それぞれとその双方から選択できますが、今回は『追加』を選択します。

続いて、発行したWebhook URLをkintoneのアプリにも登録します。
連係させたいkintoneのアプリをブラウザーの別のタブで開きます。
※kintoneのアプリは、日時フォーマットを設定してレコード登録を行う形式になっている必要があります。

アプリを開いたら、設定画面より『Webhook』を選択してください。
Webhook設定画面を開くと、右上の+ボタンよりWebhookを新規追加することができます。

Webhook URLの箇所に先ほどコピーしたURLを入力し、通知を設定する条件を設定し、保存をクリックしてください。
※Webhook URLをペーストする際、https://が重複しますので必ず削除を行ってください
その後、アプリの更新を行ってください。

※同一のWebhookを使いまわすと、意図しないタイミングでシナリオが稼働する場合があります。
※シナリオ1つにつき1つのWebhookを発行することを推奨いたします。

kintone サンプルデータの登録

続いて、Connectの画面に戻り、データのサンプル取得を行います。
初期状態で表示されているデータはプリセットで表示される値になりますので、実際にkintoneに登録されるデータを検知させます。
サンプル確認をクリックすると、サンプル取得の画面に移りますので、Webhook待機をクリックします。

Webhook待機をクリックすると以下の画面が表示されます。

リクエスト待機中に、以下のように日時形式のカラムを含むテストレコードをkintoneのアプリに追加してください。

待機中にkintoneにテストレコードが追加され、データの疎通が行われるとウィンドウが自動で閉じ以下の画面になります。
追加したレコードの情報が表示されていれば、イベント部分の設定は完了です。
日時の情報はカレンダー連携する際に使用しますので、表示されていることをご確認ください。

Googleカレンダー アクションの基本設定

続いて、Googleカレンダーに予定を登録するアクションの設定を行います。
完了して次へ、をクリックするとアクションの設定に進みますので、『Google Calendar』を選択します。
選択するとアクションの選択に移りますので、ここで『イベントの作成』を選択します。

認証コネクタ作成画面に移りますので、既に作成済みの認証コネクタを選択するか、『新しいコネクタを作成する』をクリックして認証コネクタを新規作成します。
任意のタイトルを入力して、『認証』をクリックするとGoogleのウィンドウが開きますので、指示に従って入力を進めます。

認証コネクタの設定が完了したら、次へをクリックし、イベント作成の基本設定を行います。

基本設定では、まず登録先のカレンダーを指定します。
登録先のカレンダーの一覧が『 登録先のカレンダー 』のプルダウンに表示されますので、その一覧から直接指定することが可能です。
もしくは、『カスタム入力』をONにしてカレンダーのIDを入力して直接指定することも可能です。

”予定のタイトル”の箇所には任意のタイトルを入力してください。
右側のパラメータの一覧から、kintoneのレコードタイトルを指定することも可能です。

タイトルの入力が完了したら、続いて、カレンダーの日時を設定します。
開始日時、および終了日時のカラムに対して、kintoneから取得したイベントの開始日時と終了日時を設定します。
開始日時、および終了日時 のカラムをクリックし、右側に表示されるパラメータの一覧より、kintoneから取得してきた日時情報のデータを設定します。
(以下の画像の赤枠内の『value』の箇所になります)

※日付の形式が正しくないと連携が上手くできませんのでご注意ください

設定ができれば、『次へ』をクリックしてオプション項目の入力を行います。

Googleカレンダー オプション設定とテスト実行

オプションの設定では、”出席者”、”予定の説明”、”場所”を設定することができます。
”出席者”はメールアドレスの形式である必要がありますので、ご注意ください。
オプション項目の入力が完了したら次に進み、『テスト実行』をクリックします。

作成したカレンダーの内容が出力確認画面に表示されれば設定は完了です。
作成した内容に問題が無いか、実際にGoogleカレンダーも開いてご確認ください。

シナリオの保存と有効化

画面右上から、『保存』をクリックします。
編集がロックされますので、保存ボタンの左にある『シナリオ有効化』をONにします。
シナリオが有効化されている状態でkintoneで新規イベントが追加されれば、自動でGoogle Calendarへの予定の登録が行われます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
普段お使いになられているクラウドサービスを連携させることで、日常的な業務の工数がきっと削減できるのではないかと思います。
kintone、Googleカレンダー共に今回ご紹介した連携以外も可能ですので、実際にお試しいただけると幸いです。

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