はじめに
本記事では、クラウドサインで締結したファイルをGoogle Driveにアップロードするシナリオの作成方法を紹介します。
なお、本シナリオは以下の動画のようにテンプレートから簡単に作成することも可能なので、ぜひお試しください。
手順
クラウドサイン イベントの設定
基本設定
新規シナリオ作成画面において、アプリの一覧からクラウドサインを選択し、イベント選択画面で『書類の状態変更検知』を選択します。

Webhookコネクタ選択画面で、『新しいコネクタを作成する』をクリックします。
任意のタイトルを入力して作成を押すと作成した認証コネクタが表示されますので、表示されているURLをコピーします。
コネクタ作成画面で任意のタイトルを入力してコネクタを作成するとWebhook URLが発行されます。
続いて、クラウドサインの管理画面を開き、左側のメニューより『チーム設定』を開きます。
『WEB API』の項目の中に『Hook URL』という箇所がありますので、先ほどコピーしたBizteX ConnectのWebhook URLをここにペーストします。
ペーストができれば『保存』をクリックします。
※Webhook URLはチームごとの払い出しになりますので、同一チームで利用する場合はWebhook コネクタを複数
作成する必要はありません。
WEB APIの箇所にConnectで発行されたWebhook URLをペーストします。
認証コネクタの設定
続いて認証コネクタの作成に移ります。
『新しいコネクタを作成する』をクリックすると、認証コネクタ作成画面に遷移します。
認証種別が選択できます。サンドボックス環境でお試ししたい方は、プルダウンから『サンドボックス環境』を選択して設定することができます。
任意のタイトルを入力し、クラウドサインの管理画面を開きます。

クラウドサイン管理画面の左側のメニューより『クライアントID』を選択し、表示されるIDをコピーします。
※クライアントIDの発行方法はこちらを参照ください。

コピーしたIDを認証コネクタ作成画面の『クライアントID』の箇所に入力し、『コネクタ作成』をクリックします。
認証コネクタが作成できますので、『次へ』をクリックします。

※クライアントIDは複数発行が可能ですので、別のシナリオを作成する際は新たに発行したクライアントIDで再度
認証コネクタを作成することを推奨いたします。
検知設定とサンプルデータの登録
検知対象とするステータスをプルダウンから選択します。
”同意”、”却下/取り消し”とその双方から選択できます。
今回は”同意”を選択し『次へ』をクリックします。
出力確認画面にて、サンプルデータの登録のために、『サンプル取得』をクリックします。

『サンプル取得』をクリックし、更に『Webhook待機』をクリックするとWebhook待機状態になります。
この状態で、実際にクラウドサインの書類をテスト送信を行い、締結の処理を行います。

書類に同意を行うと、Webhookの通信が行われ、待機中のウィンドウが自動で閉じます。
出力確認画面において、締結された内容と同じデータが表示されていれば、イベント部分の設定は完了になります。
クラウドサイン ファイルダウンロードの設定
基本設定とテスト実行
続いて、アクションの設定に移ります。
アプリ一覧よりクラウドサインを選択し、『書類のファイルを取得する』アクションを選択すると、基本設定の画面に遷移します。

右側のパラメータ一覧より、『書類ID』、『ファイルID』を入力します。
『書類ID』には最上部の”id”を選択し、『ファイルID』には、”files”配下のタグをクリックすると表示される”id”を選択します。
『ファイル名』の箇所には任意の名称を入力します。
入力ができれば、『次へ』をクリックして出力確認を行います。

ダウンロードが正常にできれば、以下のようにダウンロードしたファイルが表示されます。
問題がなければ、続いてアップロード部分の設定に移ります。

Google Drive ファイルアップロードの設定
認証コネクタの設定
アプリ一覧から、Google Driveを選択し、アクション選択画面において『ファイルをアップロードする』を選択します。
認証コネクタ選択画面で、『新しいコネクタを作成する』をクリックします。

任意のタイトルを入力して、『認証』をクリックします。
認証のためにウィンドウが立ち上がりますので、連携したいアカウント情報を入力するか、表示されているアカウントを選択します。
コネクタの作成が完了したら、『次へ』をクリックします。

※Google Workspaceのアカウント毎の認証になりますので、別のアカウントの権限で処理を行いたい場合は新たに
認証コネクタを作成する必要があります。
アップロードの設定とテスト実行
『フォルダを選択』をクリックすると、Google Driveのウィンドウが立ち上がります。
アップロード先のフォルダを検索して指定するか、表示されている一覧からフォルダを選択します。
続いてアップロードファイルの設定を行います。
『ファイル』の箇所をクリックすると、先ほど取得したクラウドサインの書類ファイルが表示されるので、クリックして指定します。
同じ名前のファイルがあった際の処理も指定することができます。

続いて、ファイル詳細を指定することができます。
ファイル名を変更したい場合や、拡張子やファイル形式を変更する必要がある場合はここで内容を指定します。
設定ができましたら、『次へ』をクリックしてテスト実行を行います。
アップロードが正常に行われると成功になります。

これでシナリオの設定は終了です。
最後に、右上の保存ボタンをクリックしてシナリオを保存します。
シナリオ有効化をONにしておくと、設定した内容のメールを受信した際に、このシナリオが自動で稼働します。

設定方法のイメージ動画
おわりに
いかがでしたでしょうか。
BizteX Connectを用いることで上記のワークフローを簡単に自動化することができました。
書類の保存を自動化することで、営業担当者やバックオフィス担当者の工数を削減して、その他業務に充てる時間を創出することができるのではないかと思います。
是非お試しください。