作成
キーワード
, , ,

【クラウドRPAの導入事例】顧客管理業務の自動化

顧客管理業務の自動化にクラウドRPAを活用する、水・環境分野におけるトータルソリューション企業のメタウォーター株式会社。上下水道や資源リサイクル施設などの設計、建設、運営・維持管理を行う同社は、多方面における取引先を有しており顧客管理サービスの向上をめざす。

(左から)メタウォーター株式会社 経営企画本部 IT企画部 情報革新グループ マネージャー 森田 岳さん、青島春花さん

LINEで送る
Pocket

得意分野が違うクラウドRPAとオンプレミス型RPAを業務に合わせて使い分け

メタウォーター株式会社

【企業情報】上下水道分野国内トップクラスのトータルソリューション企業。「安心・安全・おいしい水」の供給と、使った水を浄化し、きれいな水にして川や海に還す施設の設計・建設・運営・維持管理や新技術の開発を行う、国内外の重要インフラを支える社会貢献型企業。

設立:2008年4月
従業員数:2961名(2018年3月期)
事業内容:浄水場・下水処理場・ごみ処理施設向け設備等の設計・建設、各種機器類の設計・製造・販売、補修工事、運転管理等の各種サービスの提供
【BizteX cobit 導入開始】2018年7月

 

ーRPAを導入することになった背景は?

森田さん:今から1年くらい前に「RPA」という言葉をよく聞くようになったのですが、時を同じくして社内から「RPAを導入できないか」という声が上がったのです。それでIT企画部の私たちが検討を始めました。社内システムやセキュリティ面などから、オンプレミス型RPAの他社製品とクラウドRPAのBizteX cobitを導入することになり、2018年7月から運用を開始しています。

「今後、DX(デジタルトランスフォーメーション)を考慮したシステム設計を行っていく中で、RPAは一つの重要なファクターになる」と森田さん(写真右)は語る

 

ーどんな業務でクラウドRPA BizteX cobit を活用していますか?

森田さん:BizteX cobitとオンプレミス型RPAの業務の住み分けとしては、BizteX cobitが主に事業系(営業現場)、オンプレミス型RPAが事務系(財務などの管理部門)となっています。

青島さん:BizteX cobitでは、ユーザー企業様のアカウント登録や情報更新の自動化、そして取引先の工事関係情報のクローリングに活用しています。アカウント登録では現状、月に数回程度しかユーザー企業様からリクエストが来ないので、どうしても見落としたり、即対応できなかったりすることもあったのですが、BizteX cobitを用いれば漏れが無くなり、サービスも向上すると期待しています。

森田さん:アカウント登録のリクエストは土日も関係なくやってきます。弊社はお休みをいただいていますので従来であれば月曜に作業することになりますが、RPAなら24時間365日働いてくれますからね。またクローリングなども本来、人間がやるべきことではない。情報収集はロボットに任せて、私たちはその情報をどう活かすかといったクリエイティブな部分に時間と頭を費やすべきだと考えます。

「人が本来、やるべきことに向き合える環境づくりのためには、RPAは欠かせませんね」と青島さん

自動化することに、みんながポジティブになれたことが最大の成果

ー導入後の具体的な効果は?

森田さん:私が感じているBizteX cobitを導入することの意義・効果は、業務の自動化をもっと広範囲に広げようという社員たちの意識が変わったことです。同じような機能のあるテストツールは以前からありましたが、たとえば途中でエラーによって止まってしまったら同じフィールドに上書きしてしまうとか、使うのはいいけれども若干不安があったんです。それで結局は、ちゃんと動いているかどうかを見る必要がありました(笑)。これでは全然「自動化」の意味がない。

その点、BizteX cobitはエラー判定はやってくれますし、タグ解析した結果のフィールド属性にインプットしてくれるので任せていても大丈夫。これまでなら「機械にやらせても、最後はどうせ人間が確認しないといけないんでしょ?」って諦めていましたが、BizteX cobitなら「ここまで自動化できるのなら全部自動化してやろう」という気持ちになれる。それが大きいと思います。

 

ーほかの業務でも BizteX cobit は活用できそうですか?

森田さん:IT企画部に関しては、BizteX cobitに任せる定型業務の数を増やしていきます。今後、さまざまなクラウドサービスを活用していく計画ですので、ユーザー企業の情報更新業務はもちろんのこと、請求処理、旅費管理などにも展開していきたい。同様の業務は各部門にもありますからもっと社内で共有してBizteX cobitを知ってもらえば、「そんなこと出来るんだ」ということになると思います。まずはIT企画部でノウハウを貯めて、各部門に展開していきたいですね。

 

使いやすいUIが特徴なので、誰もが使いやすいRPAをめざし続けてほしい

ークラウドRPAの BizteX cobit を選んだ理由は?

森田さん:経済産業省からスタートアップ企業の育成支援プログラムの「J-Startup 企業」に選ばれた、というニュースを読んで初めて知りました。国内初のクラウドRPAであること。そして何より、安価でスタート出来ること、それらが選んだ理由です。スモールスタートが出来て、最低限RPAとしてやるべきことが実現可能なBizteX cobitは、トライアル的に進めるのには最適だろうと判断しました。

青島さん:実際に使ってみて、BizteX cobitはUIの親和性がとても高いという印象を持ちました。弊社にはITという仕組みを使うことがあまり得意ではない社員も少なからずいますので、そんな人たちでも取っつきやすく、自分でつくり、改修していくことが可能ではないかと感じました。

 

ー日々進化する、クラウドRPA BizteX cobit に期待することは?

青島さん:最近、APIがリリースされたようですので、今後はそれらも活用していければと思います。

森田さん:あとは今待望しているのが、開発中と聞いている、「条件分岐」ですね。とはいっても、私はRPAに複雑なロジックを入れるのはよくないと考えています。RPAだけですべて完了できるならいいのですが、RPAの周辺にはいろんな機能が絡み合うのでそれらの効率化をBizteX cobitが担うのが理想的ではないでしょうか。

青島さん:私もBizteX cobitには、あまり複雑な機能を追加していくよりも、管理も含めてユーザーフレンドリーな路線で開発していっていただけることに期待します。そのほうが、社内ユーザーに展開しやすいですからね。あとエラー判定があること、ページの応答が早いとうれしいです。

〈取材後記〉

クラウド型とオンプレミス型の2種類のRPAを併用する同社。それぞれの特性や利点を巧みに使い分け、社内の業務効率の向上、最適化を積極的に進められています。今後を見据えた同社のIT戦略は、これからも私たちの水・環境インフラを力強く守ってくれると確信しました。

LINEで送る
Pocket