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マーケティングに活用するためのデータをRPAで自動取得
ウィルヘルムセン・シップス・サービス・ジャパン・プライベイト・リミテッド
【企業情報】グローバルではNo.1、日本でもトップシェアを誇り100年以上の歴史がある日本の代表的船舶代理店(取扱船舶数ベース)。本社ノルウェー。船の運航者を代行し、日本の180以上の商業港で不定期船に関する円滑な入港・出港のサポート、積み荷の荷捌きなど、商業港湾内における各種業務のコーディネートを、サブエージェントなど関係機関と行っている。
・設立:2005年8月
・従業員数:31名
・事業内容:船舶代理店業、入港・出向補助、港湾内業務調整など
【BizteX cobit 導入開始】2017年11月
ーRPAを導入することになった背景は?
全社的に「働き方改革」を推進することになり、社内調査を実施したところ「就労時間の長さ」に問題があることがわかりました。海運業界のプロである優秀な人材に長く働いてもらうために、この課題の解決は急務でした。
ただ、業務の性質上部署によっては、時差への対応、船の運航を24時間体制でモニターする必要もあり、社員の働き方に余裕をもたらすためには、単に労働時間を削減をすることでは解決しません。提供するサービスのクオリティの高さを担保しながらプロフィットをいかにプロフィットを出していくか。そのソリューションのうちの一つが、できるところからオートメーション化を推進することだったのです。
ーどんな業務でクラウドRPA BizteX cobit を活用していますか?
業務拡大のための基礎情報として、Webなどからマーケット情報を定期的に収集しています。今までは手作業で行なっており非常に時間がかかっていました。日常のオペレーション業務で行う必要があったため情報収集の頻度をあげることが難しかったのですが、この作業をすべてRPAに置き換えることができました。

RPAで作業時間が40分の1に!頻度も仕事のクオリティもアップ
ー導入後の具体的な効果は?
導入前は週1回残業時間を使って未明近くまでかかっていた業務が現在は1日1回5分しかかかりません。同じクオリティのデータ取得を手作業で行うと、1週間で210分ほどかかるような作業が、わずか5分で完了します。時間的に約40分の1まで短縮され、年間で換算すると約160時間以上の削減効果になります。RPAなので仕事のクオリティが高く、頻度も増やすことができました。

ーほかの業務でも BizteX cobit は活用できそうですか?
現在の業務で使うロボットの数を増やす計画をしています。また、社内の別の部門でも手作業で行っている同様の業務があるので、そこにも BizteX cobitを活用できないかと考えています。
トライアルでRPA機能を実感。導入コストも魅力
ークラウドRPA BizteX cobit を選んだ理由は?
当社としては、サービスのクオリティは落とさず、結果が出せるものをRPAに求めていましたので、BizteX cobit の導入コストが一番の魅力でした。
導入前に十分なトライアル期間をいただいたので、業務に活用できることを実感でき、導入前のロボット化検証と導入後のロボット構築サポートも決め手となりました。
〈取材後記〉
海運業のような、時差への対応や24時間体制が求められる業界でもテクノロジーを活用した生産性の向上で「働き方改革」が推進できると実感できました。これからも BizteX cobit が生産性の向上に貢献できるようサポートさせていただきます。お忙しい中ありがとうございました!